1.日本スピッツの基本情報
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日本スピッツは、体高より体長が長いスタイルで純白の被毛が特徴の犬種です。スタイルが良いのが大きな特徴で、大きめの頭にアーモンド形の瞳がチャーミングです。四肢はとてもスマートでしっぽはボリュームがあります。オスの体高は30~38cmです。オスに比べてメスはやや小さめの体格をしています。
2.日本スピッツの特徴や性格について
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日本スピッツは日本で産出された確立された犬種です。日本スピッツには、日本犬が持ち合わせる忠実さが備わっており、飼い主に対しても本当に従順です。何事もすぐに覚えて飼い主の話すことにも耳を傾けます。
日本スピッツは、飼い主が大好きという気質の子が多いようです。飼い主には心を開きますが、家族以外にはあまり興味示さず平静を装うような態度をとります。すべての人にフレンドリーな態度を示すことはありません。
日本スピッツは性質的にとても警戒心が強いタイプなので、音には敏感に反応してしまいます。それでも表情が豊かで嬉しいときには全身で喜びを表現します。持って生まれた「天真爛漫」なところは、日本スピッツの魅力と言えるでしょう。
3.日本スピッツの歴史
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日本スピッツの歴史には諸説あるのですが、一番有力なのは、昭和初期の頃に関東在住の愛犬家が海外からスピッツによく似た犬を日本に連れてきたのがきっかけと言われています。
日本ではジャーマンスピッツやアメリカンエスキモーとの交配を繰り返し、今の原型に近づいたようです。戦後、日本スピッツは豊かさの象徴としてブームになりました。ただ、格段に犬質が落ちて良く吠える犬とうイメージを持たれるようになり、今では頭数も減りブームも下火になってしまいました。
4.日本スピッツの気を付ける病気
四肢が華奢なタイプですので、どうしても膝蓋骨と肘関節に脱臼を起こしやすい傾向があります。子犬時代から大人になる間に怪我をするようなことは極力避けたいところです。活発な一面も持ち合わせていますので、高いところから飛び降りるようなことは飼い主として制することができるように、きちんとしつけをしておきましょう。
また日本スピッツは、皮膚疾患を起こしやすい犬種でもあります。治りにくい皮膚炎から膿皮症や落葉状天疱瘡、そしてアレルギー性皮膚炎にも注意が必要です。その他には、眼の疾患として涙管閉塞による流涙症や、循環器の病気として僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病にも注意が必要です。そして、甲状腺機能低下症を発症する場合もあるので、健康チェックが欠かせません。
5.日本スピッツの食べ物について
日本スピッツは活発で良く動く犬種なので、ドッグフードは関節ケアができるドッグフードを普段から食べるようにしておくことをおすすめします。日本スピッツには筋肉を維持するために良質なタンパク質が豊富に含まれているドッグフードを選ぶと、健康維持に役立ちます。
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UCHINOCO編集部
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