1.チャイニーズ・クレステッド・ドッグの基本情報
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チャイニーズ・クレステッド・ドッグの体高はオスとメスでは差があります。例えばオスの場合は28~33cmで、メスは23~30cmとされています。体重はおおよそ5kgです。世界中で最も人気の高いヘアレス(無毛)犬です。なかなか個性が強いのですが、愛好家も多くいます。古くから王族たちに愛されていたのではないかという説が有力なようです。
2.チャイニーズ・クレステッド・ドッグの特徴や性格について
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体幹部に全く被毛がないタイプのチャイニーズ・クレステッド・ドッグには最大の特徴があります。それは人間と同じように皮膚に汗腺があるということです。これは非常に珍しく、他の犬種には見られないことです。チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、皮膚に汗をかいて体温調節をしているのです。
チャイニーズ・クレステッド・ドッグの性格はとにかく明るいのが特徴的です。そのうえ感受性が強く、とにかく何事にも繊細な対応をします。見た目はとても華奢なので神経質な印象を受けるのですが、実は飼い主や家族には献身的です。とても一途な性格で忠誠心を示します。
その反面、恥ずかしがりやでシャイな部分もあります。だからと言って他の犬に攻撃性を示すことはありません。他の犬種ともすぐに打ち解けて、誰とでも仲良くなれるという特質も持ち合わせています。
3.チャイニーズ・クレステッド・ドッグの歴史について
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実はチャイにニーズ・クレステッド・ドッグは、アフリカ原産のアフリカン・サンド・ドッグから生まれた犬ではないか、と多くの文献や調査によって報告されています。その後13世紀頃には、世界各地でさまざまな犬との交配が行われ、時を経て中国に渡ったものがチャイニーズ・クレステッド・ドッグではないのか、と言われています。
15世紀頃になると、独特な容姿が世界各地に輸出されるようになりました。第二次大戦終了のころには絶滅の危機という不遇に見舞われました。その後は希少犬種として重宝されるようになりました。
4.チャイニーズ・クレステッド・ドッグの気を付ける病気について
チャイニーズ・クレステッド・ドッグは皮膚病に注意が必要です。その原因はカビやダニが主なものになるのですが、普段食べているものが原因になってアトピー性皮膚炎を起こす場合もあります。
しきりにかゆみを感じているような仕草を見せるようであれば、早めに動物病院を受診してください。被毛が少ないために洋服を着せることの多い犬種ですが、稀に素材にアレルギーを起こす場合もありますので、皮膚の状態を常にチェックしてあげましょう。
思いの外身軽ですので、急に高い場所に跳ぶときがあります。それでもやはり華奢な体格をしていて手足の骨が細いので、ちょっとしたことで骨折や脱臼を起こす傾向があります。基本的に高い所から飛び降りるようなことがないように注意をしてください。
5.チャイニーズ・クレステッド・ドッグの食べ物の注意点
遺伝性の疾患や内臓疾患で特に多いというものはありませんが、チャイニーズ・クレステッド・ドッグの場合には、圧倒的に「アトピー性皮膚炎」など皮膚疾患が多いのも特徴です。そのため、普段から口にするドッグフードには原材料に注意をしてあげましょう。
そもそもアトピー性皮膚炎が起きてしまう原因としては、アレルゲン食材を口にすることにあります。ドッグフードは、特に皮膚のバリア機能を低下させないような食材を豊富に使ったものを選んであげてください。
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UCHINOCO編集部
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