1.スコティッシュテリアの基本情報
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スコティッシュテリアの体重はおおよそ8.5~10kg、体高25~28cmです。一般的な小型犬と変わらない大きさです。元々歴史の古い犬種で、昔からネズミの駆除犬として活躍していました。独立心が強く飼い主に依存するようなことはありません。また、好奇心あふれた活発な性格です。姿に似合わずなかなか頑固で、元狩猟犬らしい性格を持ち合わせた犬です。
2.スコティッシュテリアの特徴や性格について
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スコティッシュテリアは狩猟犬特有の攻撃的な面も持っています。そのため、子犬のころからきちんとしたしつけと社会性を身に着けさせることが重要です。見知らぬ人にはすぐに敵対心をあらわにしますので要注意です。それでも飼い主にはとても従順なので、犬に主導権はないことを覚えさせて人間がリーダーであることをしっかり教え込ませれば、家庭犬としての心強いパートナーに育ちます。
スコティッシュテリアは元気いっぱいの犬種なので、散歩の他にドッグランに連れて行ってあげて思いきり運動させてあげてください。好奇心旺盛な性格を刺激するためにも、日々の散歩コースにバリエーションを付けてあげたいものです。
スコティッシュテリアは、実のところとても負けん気が強く孤高でプライドが高い犬種です。テリア気質というのは元々頑固で勇敢です。そこをよく理解してきちんとしつけをすることが、基本的に大切なことです。丁寧に根気よくしつけたスコティッシュテリアは、人間に攻撃的になることはありません。ただ、相手が見知らぬ犬であればけんかに発展することもありますので、気をつけましょう。
3.スコティッシュテリアの歴史について
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スコティッシュテリアはイギリス・スコットランド原産のテリアです。歴史も古く15世紀頃のスコットランドの歴史書には既に記述があるようです。スコティッシュテリアに似た犬種が掲載されていたという話もありますが、確証は得られていない状態です。ですが、スコットランド土着のテリアの一種であることに間違いないようです。
1860年にはイギリスのドッグショーでデビューしました。この時期から正式名称「スコティッシュテリア(スコットランド地方のテリア)」と呼ばれるようになりました。
4.スコティッシュテリアの気を付ける病気について
スコティッシュテリアは泌尿器系の病気に注意が必要な犬種です。好発疾患は尿石症やシスチン尿症です。尿のトラブルでも有名なストラバイト尿石と違って、食事や投薬でなかなか改善しいくい病気だと言われています。特にオスに起きやすいとされていますので、定期的な尿検査が必要です。また、膀胱における移行性上皮癌や悪性腫瘍にも注意が必要です。
遺伝性疾患であるフォン・ビルブランド病という血がとまらなくなる病気の発症率も高いので気を付けてください。ちょっとしたことで血がとまらなくなった場合は、動物病院で検査を受けてください。
5.スコティッシュテリアの食べ物の注意点
スコティッシュテリアには皮膚病に配慮したドッグフードを選ばれることをおすすめします。皮膚病の原因としては、脂肪の摂りすぎや免疫力の低下が挙げられます。普段から消化不良やアレルギーを引き起こす原因にもなるものを排除したドッグフードを与えるようにしましょう。
またドッグフードを選ぶ際には、動物性たんぱく質を適切に摂取できるものが良いでしょう。健康な皮膚を保つためには、サーモンオイルや海藻も体に良い影響を与えます。
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UCHINOCO編集部
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