猫が一般的に妊娠・出産可能な年齢は何歳まで?

保護猫や野良猫を迎え入れる時には、避妊手術をするべきかどうかで悩むと思います。猫が妊娠可能な年齢は何歳までかを理解した上で決定しましょう。 2018年04月08日作成

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保護猫や野良猫を迎え入れる時には、年齢によっては避妊手術が必要になる場合があります。こちらでは、猫が妊娠可能な年齢は何歳までかという情報をご紹介します。

1.メス猫が妊娠可能な最少年齢は

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メス猫が妊娠可能な最少年齢を知っておく事で、予定外の妊娠を避ける事ができるようになります。自宅に猫が一匹しかいないような場合であったり、メス猫しか居なかったり、オス猫がいても去勢したオス猫しかいないような場合であっても、少し窓が開いていたり、帰宅時に玄関から外に出てしまったような猫が、屋外にいる時にノラ猫によって子供を授かってしまうようなリスクもあります。子猫の出産は飼い主さんのライフスタイルが大きく変わってしまいますのでメス猫が妊娠可能な最少年齢を知るのはとても重要なポイントになってくるのです。

メス猫が妊娠可能な時期は、猫によって前後しますが大抵の猫は最初に発情期を迎えるタイミングとして多い生後6ヶ月が妊娠可能な最年少時期と言われております。生後半年もすれば妊娠できてしまうのです。猫は犬のように出血したりしませんので発情期特有の鳴き声の変化であったり、行動によって見分けてください。

2.メス猫が妊娠可能な年齢は何歳まで?

メス猫が妊娠可能な年齢は、こちらも個体差がありますので絶対にという事ではありませんが、およそ12歳までが妊娠し、出産する事が可能と言われております。もちろん室内飼育の猫と室外飼育の猫では健康状態が違いますので室外飼育の猫が12歳で妊娠し出産するのは難しいかも知れません。また、野良猫のように食事が定期的にとれなかったり、じっくりと寝る事ができなかった猫は、平均寿命も短いので出産可能年齢もかなり下になってしまいます。

ただし、この12歳の年齢で妊娠し出産するのは、若い頃に妊娠し出産するのに比べて非常にリスクが高くなります。体力が少ないのでお母さんが死んでしまう可能性もありますし、子猫も未熟児であったり死産の可能性も高くなっております。

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3.避妊手術の重要性

避妊手術は、飼い主さんが飼育する猫が増えることによる経済的負担の増加だけではなく、猫にとってもとても重要なメリットが沢山あります。最も大きなメリットは発情期を無くす事ができるという事です。メス猫にとって発情期はとても大変な物です。喉が嗄れても鳴き続ける猫もいますし、食事がとれずに体力が衰えて命を落としてしまう猫もおります。

またケージに噛みついてしまって歯茎から血がでるような事もなくなります。子宮蓄膿症など婦人系の病気のリスクも減らす事ができますので大きなメリットだと言えます。

4.室内猫で避妊手術を

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室内猫でも避妊するメリットが沢山あります。猫が脱走した時に野良猫の子供を妊娠してしまうリスクをゼロにする事ができるのはもちろんの事、避妊をする事によるホルモンバランスの乱れが原因で、暴れん坊の猫を平和主義の大人しい性格にする事もできます。

先ほどもご説明しましたが婦人系の病気を軽減する事ができたり、発情期の大変な状況を無くす事もできます。飼い主さんにとっても猫におとってもメリットが沢山ありますので、完全室内飼育だからそもそも妊娠しようがないと思っている方も、将来的に妊娠し、生まれた子供を飼育する予定がないのであれば避妊する事をおすすめします。

5.メス猫の避妊手術の料金とやり方

メス猫の避妊手術の料金は病院にもよりますが、全国的な平均は20,000円前後と言われております。避妊手術自体はお腹を切って開く開腹手術になりますので料金は高目の設定になっております。料金は病院の協定価格がありませんので大きな差がありますので、複数の病院に電話をして確認するようにしてください。

お住まいの地域によっては猫の避妊に助成金を出している所もあります。各自治体によって助成してくれる金額も大きな差がありますので事前にしっかりと確認しておきましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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