1. イタリアングレーハウンドの基本情報
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イタリア原産の上品な雰囲気の犬種で小型犬に属するタイプです。体高は32~38cmで、体重は意外と軽く3~5kgと言われています。どこか上品で洗練されたイメージのイタリアングレーハウンドは歴史の古い犬種でもあるのです。
イタリアングレーハウンドの毛色は?
よく見かけるイタリアングレーハウンドのカラーは「ブルー」「フォーン」ですがそのほかにも、「ブラック」「レッド」「シール」の5つの毛色があります。いずれも単色であることが良いとされている犬種であまり濃い色のイタリアングレーハウンドは、見かけません。それでもイタリアングレーハウンドの世界では、5つの毛色がそれぞれに活躍しているのです。
2. イタリアングレーハウンドの特徴や性格について
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イタリアングレーハウンドは感受性の強いタイプの子が多く繊細な性格をしています。それでも飼い主には従順で優しい性格を持ち合わせているのです。逃げ足の速さは随一で、自分のほうから何かを仕掛けることよりも、身を守るために逃走することを覚えている犬種です。街中で大きな音に驚くなど、急激な刺激を与えると逃走することもありますので、安全管理はしっかりと行ってください。
イタリアングレーハウンドとの暮らし
明るくて穏やかな性格をしていますので、子犬時代にしっかりと躾を行えば人間社会で十分に共存ができるタイプの犬種です。ただ、暑さや寒さには弱いタイプの犬種になりますので、空調管理には眼を光らせておいてください。何でも我慢をするタイプですので、ストレスにも弱い傾向があります。先回りして飼い主が、不快な症状や様子を察知できるのが一番良い方法です。
3. イタリアングレーハウンドの歴史について
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古代エジプト時代の壁画に「イタグレ?」と思わせる姿が遺されていることから、イタリアングレーハウンドはファラオの時代に存在したのでは?と言われているほど歴史が深い犬種です。15世紀以降はイタリアで上流階級の飼い犬としてセレブ飼い御用達犬として暮らし、17世紀ごろにはさらに、イギリスに渡り上流階級から愛玩されました。その後一時は絶滅の危機にも晒されましたが、19世紀ごろにはアメリカに渡り健全な現在のイタリアングレーハウンドが多く産出されるようになりました。
4. イタリアングレーハウンドの気を付ける病気
犬種特有の病気でCDA脱毛症(カラー・ダイリューション・アロペシア)が多く見られる傾向があります。カラーダイリューション脱毛症にかかってしまう毛色があります。イタリアングレーハウンドのなかでも、ブルーやフォーンというカラーのタイプには発症しやすいリスクがあることを覚えておいてください。と呼ばれる毛色の犬に起こる脱毛症です。毛の中のメラニン色素の分布が原因不明の状態で不均等になります。そのためにその部分被毛が折れて抜ける病気です。
5. イタリアングレーハウンドの食べ物の注意点
スリムな体型をしているイタリアングレーハウンドの場合には自分の体重に対して2.5%のドッグフード量が必要です。体重に応じたドッグフードを給餌するようにしてください肥満にならないようにすることが、イタリアングレーハウンドを育てるうえで必要なことなのです。体重は5kgを目安にしておきましょう。
優美は走りを目に焼き付けたい
時にはドッグランに連れて行きその優雅でスピーディーな走り方を眺めてみてください。イタリアングレーハウンド特有の美しい走り方は、他の犬種には感じられない素晴らしさがあります。
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UCHINOCO編集部
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