犬が懐かない…その原因と愛犬と信頼関係をつくるコツ

家族の中で自分にだけ犬が懐かない...そんな飼い主さんの悩み早く解決したいもの。懐かれる人・懐かれない人の違いと対処法を見ていきます。 2018年03月02日作成

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愛犬と仲良くしたいのに懐かない、自分にだけしっぽを振らないなどといった悩みは、飼い主さんにとってつらいものです。距離感を縮めるヒントと対処法を紹介します。

1.犬が懐かない原因は?

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そもそもどうして懐かないのか、考えられる4つの原因を見ていきます。

飼い主を下に見ている

犬は上下関係にシビアな動物で「この人は自分より下」と判断すると、懐かないことがあります。「エサをやっているから」「遊んであげているから」と単純な理由だけで関係が構築されるのではなく、犬自身がどのように感じているのかが大切です。

怖いと思われている

懐くというのは、「この人と一緒にいたい」という気持ちの表現です。怖いと感じている相手に対しては懐きません。怒鳴ったり手をあげたりしていないか、行動を振り返ってみましょう。

環境に慣れていない

家に来たばかりなど環境に慣れないタイミングでは、心を開いてくれないことがあります。徐々に距離感を縮めるつもりでコミュニケーションを深めることによって、急に甘えん坊になる子もいるので、根気強く接しましょう。

愛情が足りない

一緒にいる時間が少ないと愛情がうまく伝わらないので、距離感が縮まらないことがあります。仕事で留守にしている時間が長いお父さんにだけ懐かない、などが見られたらこの原因を疑いましょう。

2.懐いてもらうための対処法

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下に見られていることが原因なら、正しい上下関係をしつけます。自分が食事を終えたタイミングで犬にエサをやる、自分の布団の上では寝かさないなど、下に見られる原因を取り除く工夫をしましょう。

しつけの段階でこわがらせてしまうのも良くないので、愛情を持って接することも大切です。名前をたくさん呼んであげたりブラッシングをしてあげたりと、喜んであげることをしながらしつけをしましょう。

里親になった場合のように、特殊な状況では「人間はこわくない」と教えることから始める必要があります。もともとの飼い主さんが厳しい人で、しかって育てていた場合も同様です。可能な範囲で一緒に遊んでコミュニケーションを図ったりおやつをあげたりしているうちに、徐々になつくケースもあります。

懐かないからといってピリピリした態度を見せたり笑顔が減ってしまったりすると敏感に反応しますから、心をこめた優しさを示しましょう。

3.懐かれやすい人、懐かれにくい人

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懐かれやすい人の傾向として、おだやかでやさしい性格、気分で態度を変えない、悪いことをしてしかっても引きずらない、といった特徴があります。甘やかすのではなく、一貫性を持ってしつけを行い、失敗をひきずらない態度が必要です。子犬のうちは、声が高い女性に懐く傾向もあります。これは低い声を聞くと「しかられる」と警戒することが理由なようです。

逆に懐かれにくい人の傾向としては、急に手をあげる、大声を出す、イライラしているなどの特徴があります。自分が対象とされているわけではなくとも、警戒心を与えてしまうことがあるので気をつけましょう。

たとえば、信頼しているお母さんがお父さんに怒鳴られている様子を毎日見ている、といったケースです。直接しかっているわけではなくとも「この人は自分に危害を与えるかもしれない」と感じて、懐かないことがあります。

第一印象である程度イメージが決まってしまうこともあります。愛犬を迎える時に帽子をかぶらない・サングラスをかけない・マスクを外すなどの準備をしましょう。犬は表情から信頼できる相手かどうか見極める傾向がるので、顔が隠れている相手を不信に感じてしまうからです。この注意点は、他の家の犬と接する時にも同様です。ちょっとしたファッションの工夫だけで、犬に懐かれやすい人に変われるかもしれません。

4.自分の行動を見返してみよう

犬が懐いてくれない背景には、何らかの理由があるものです。かわいくない、と思う前に自分の行動を振り返ってみましょう。嫌われる可能性がある行動を改めていくことで、愛犬との距離感が縮まっていくはずです。せっかくご縁があって一緒に暮らすことになったのですから、家族の一員としてみんなで幸せに暮らせるように、いろいろな工夫をしてみましょう。

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UCHINOCO編集部

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