子犬に勘違いさせないで!まず低い声でしっかり叱ろう
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甘噛みされたら、思わず「痛い」と悲鳴をあげてしまう人も多いでしょう。実は、その悲鳴がますます子犬の甘噛みの頻度を増やす恐れがあります。人によって差がありますが、一般的に悲鳴は高い声になりがちです。それを聞いた子犬は、自分は良いことをしたと勘違いしてしまうのです。その理由が分からなければ、犬の鳴き声を思い出してください。楽しいときは高い声で吠えて、怒っているときは低い声で唸るのが一般的です。
つまり、子犬の基準で解釈すると、高い声を出した飼い主は喜んでいることになってしまいます。そのため、いくら痛がっても甘噛みをやめようとしないのです。そこで重要になるのは、その基準を考慮して叱ることです。噛まれたときは高い声を出さず、低い声できつく叱りましょう。逆に、子犬が甘噛みをしないで我慢できたときは、高い声でたくさん褒めてあげてください。
叱ってもきかない子犬は無視!
低い声で叱っても甘噛みをやめない場合は、いったん叱るのを中止しましょう。叱られていることを、遊んでもらっていると勘違いしている可能性があるからです。そこで次に飼い主がとるべき行動は、子犬を無視することです。子犬にとって飼い主に構ってもらえないことは、非常につらいことだからです。舐めてきたり寄り添ってきたりしても、反応しないようにしましょう。子犬が途方に暮れるまで、しばらく無視を続けます。甘噛みをすると、相手にしてもらえなくなると覚えさせましょう。
この方法の難しいところは、無視をしているうちに、子犬をかわいそうに思ってしまいがちになることです。相手にされなくて落ち込んでいる子犬を見ると、つい手を伸ばしたくなるかもしれません。しかし、甘噛みの癖がなくなるまでは、しつけのためと割り切って我慢してください。
無視でも駄目なら別の部屋へ!
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無視をしただけでは落ち込まない子犬もいます。その場合はより明確に拒絶の態度を示しましょう。おすすめの方法は、子犬を残して他の部屋に行くことです。ドアをしめて、しばらく子犬のいる部屋に戻らないようにしてください。遊んでもらっていると感じていた子犬は、とても戸惑うことになります。急に取り残されたことにより、楽しい気持ちから一転して寂しい気持ちになるでしょう。子犬にとっては非常に厳しい罰といえます。時間と手間のかかる方法ですが、それだけの効果を期待できます。飼い主を呼ぼうとして、子犬はしばらく吠え続けるかもしれません。しかし、すぐに戻ると意味がないので注意してください。大人しくなってしばらく経ったら、子犬のもとに戻って興奮させないように接しましょう。甘噛みしなければ、一人ぼっちにならずに済むことを理解させてください。
感情的にならずに対処することが大切
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子犬が甘噛みをしてくる理由について考えることも大切です。多くの場合、子犬は悪気があって噛むわけではありません。たとえば、歯の生え変わりの時期で、痒さを紛らわすために噛んでくるケースもあります。
そのときは、ただ甘噛みを禁止するだけでは、子犬に大きなストレスを与えてしまいかねません。噛んでも良いものを与えるなど、飼い主として子犬の立場にたった配慮もしてあげましょう。何も配慮をしないと、甘噛みの癖が直ってもストレス発散のために、他の良くない行動を取るようになる恐れがあります。甘噛みされたときは感情的にならずに、子犬の様子を観察しながら今回紹介した方法を試してみてください。
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UCHINOCO編集部
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