しつけ教室に行かせることのメリット
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子犬をしつけ教室に行かせるべきか決める前に、どんなメリットがあるか考えてみましょう。しつけ教室に行かせる一番のメリットは、正しいしつけが身につくことです。初めて犬を飼う人でしつけに不安を持っているなら、教室に通うことで飼い主の心得も学ぶことができます。例えば、お散歩でのマナーや他の犬との接し方が身につきますし、吠え癖や噛み癖の矯正なども可能です。
犬とたくさんお出かけがしたいという人は、人混みでも大人しくできるようなしつけを学ぶこともできます。カフェやレストランだけではなく、一緒に泊まれるホテルや一緒に入場できる遊園地など、犬と楽しめる場所は広がっています。ただし、利用にはしつけができていることを条件にしているところがほとんどです。
もちろん、ワクチン接種や狂犬病予防接種などを受けていなければなりません。その上でしつけができていることを条件にしているのが一般的です。
しつけ教室への参加で犬同士が仲良くできるのもメリットでしょう。他の犬と一緒に遊べるようになれば、お散歩やお出かけでの犬同士のトラブル予防にもなります。
しつけ教室に行かせるタイミングは?
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子犬をしつけ教室に行かせるなら、早くても3回目の混合ワクチンが終わってからにしましょう。混合ワクチンを3回接種していれば感染症などの免疫が完成します。混合ワクチンは5種または8種が一般的で、子犬に多い感染症なども予防できます。
犬を飼うのが初めての人は早めにしつけ教室に通うほうがいいかもしれません。飼うのが初めての人に多いのが子犬を甘やかしてしまうか、逆に厳しくしてしまうタイプです。甘やかしてしまった場合はコントロールが難しい犬になります。厳しい場合には犬がストレスを抱えることもあります。どちらも良い結果とは言えないので、早めにプロの指導を受けておきましょう。
月齢6カ月前後になると次第に自我が出てくるため、性格もはっきりしてきます。これを過ぎると反抗期に入る犬もいるので、遅くとも月齢6カ月になる前から通うのが理想的です。ただし、6カ月を過ぎてしまってもあきらめることはありません。トイレの失敗が多い、吠え癖や噛み癖が治らないといった問題行動のある犬をしつけ直すことも可能です。1歳を過ぎても、飼い主がコントロールできない場合は相談してみましょう。その場合はパピーのしつけというより、問題行動を直すしつけ教室になります。
しつけ教室で迷った時にはどうすべき?
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子犬のしつけ教室といっても、その種類はさまざまです。家庭犬としての基本的なしつけだけできるものから、警察犬を養成できるところまでかなり幅はあります。コースも、決まった曜日に飼い主と一緒に通うものから、合宿タイプなどいろいろです。幼稚園のように日中預けてしつけをしてもらうタイプもあります。しつけ教室を行っているのは、ペットホテルや動物病院、そしてドッグトレーナーなどが一般的です。
どんな教室がいいか迷った時には、自分が犬をどう飼いたいかで決めましょう。基本的なしつけだけできればいいのか、ショーに出られるほどきちんとしたしつけをしたいか考えてください。料金や距離など通いやすいことも判断のポイントです。
また、地域によっては1日だけのしつけ教室を行政が無料で行うこともあります。有料のしつけ教室でも体験コースを用意しているところは多いので、利用してみるのもいいでしょう。
自分でしつけるか教室に通うかの決断はできるだけ早めに
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子犬のしつけは自分で行う人もたくさんいます。他の犬への接し方が心配ならば、早い時期に一度ドッグランを利用するというやり方もあります。混合ワクチンと狂犬予防接種が済んでいれば、ほとんどのドッグランは利用可能です。ドッグランは、犬のサイズで分けているところもありますし、サイズに関係なく自由に遊べるところもあります。
飼い主も一緒に入れるので、様子を見ながら犬の社会性を身につけさせるのもいいかもしれません。他の犬のじゃまをする、攻撃しようとするなど問題行動があれば、早めにしつけ教室に相談してみましょう。
子犬のしつけ教室に通うならできるだけ早いほうがいいでしょう。しつけ教室を選ぶ基準はしつけの内容と通いやすいということです。
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UCHINOCO編集部
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