猫を飼う時にかかる維持費
出典:https://www.shutterstock.com/
まずは本題である、猫を飼う時にかかる維持費をご説明します。
あくまで目安ですが、少なくとも月間これくらいの費用がかかることは覚えておくと良いでしょう。
食費
猫の食費は、選ぶフードの種類や品質によって異なります。
一般的なキャットフードであれば、1ヶ月あたり約3,000〜5,000円程度が目安です。
動物性たんぱく質や無添加などのこだわりがあるプレミアムフードを選ぶ場合は、さらに費用が増加します。
プレミアムフードも高額な商品もありますが、一般的なフードの2~3倍くらいの費用がかかると考えておけば良いでしょう。
トイレ用品
猫砂や猫用トイレなどのトイレ用品も、定期的に購入する必要があります。
猫用トイレは一度購入すれば数年は維持することができますが、猫砂に関しては、毎週1袋以上は消費するでしょう。
また、猫用トイレの底面にトイレシートを敷くタイプもあるため、その場合はさらに費用がかかります。
猫のトイレ用品にかかる月々の費用は、約1,000〜3,000円程度が一般的です。
医療費
猫を飼うにあたり、定期的なワクチン接種、健康診断、予防接種、そしてノミやダニ対策などが必要です。
ひとまとめにして医療費と言いますが、医療費は年間で10,000〜30,000円程度が目安でしょう。
ただし、猫が病気や怪我をした場合はさらに費用がかかります。
おもちゃを含む消耗品
猫のおもちゃや爪とぎ、猫用ベッドなどの消耗品も必要です。
猫用ベッドは一度購入すると1年は持つでしょうが、毎日使用するものなので清潔を保つためにも1年に1回は買い替えをおすすめします。
猫のおもちゃや爪とぎは、月々1,000〜2,000円程度を見込んでおくと良いでしょう。
ペット保険
猫の予期せぬ病気や怪我に備えて、ペット保険への加入も考慮することをおすすめします。
月々の保険料は1,500〜3,000円程度です。
一見すると必要のない費用に感じるかもしれませんが、ペット保険のメリットは猫に少しでも異変があったらすぐに動物病院に行ける点でしょう。
通常で猫を獣医師に診せると、簡単な検査であっても5,000円以上はかかってしまいます。
ペット保険に加入しておくことで、万が一の時に大きな出費となる可能性を減らすことができるでしょう。
猫を飼う際の注意点
出典:https://www.shutterstock.com/
猫を飼う前に、いくつかの注意点を理解しておくことが大切です。
これらの注意点を意識することで、猫も飼い主も快適に過ごすことができるでしょう。
長期間の責任を持って飼う
猫の寿命は平均で12〜15年、場合によっては20年以上生きることもあります。
当然ながら、何日も家を空けることはできなくなるでしょう。
旅行好きな人であっても、猫のことを中心に生活せざるを得なくなります。
また、猫は環境の変化に大きなストレスを感じる動物なので、頻繁に転勤する家庭にも不向きです。
猫の命のことを第一に考えて、長期間にわたる責任を持つ覚悟が必要になります。
生活環境を整える
猫を飼う際は、猫が安全で快適に過ごせる環境を整えることが大切です。
高い場所が好きな猫のためにキャットタワーを設置したり、猫にとって危険なものは手が届かない場所に置いたりしましょう。
また、脱走防止対策もしなければいけません。
健康管理
猫が長い間健康でいてもらえるように、定期的な健康診断やワクチン接種を欠かさず、猫の健康状態を常にチェックすることが大切です。
猫は自分の身体の不調を表に出しにくい動物なので、毎日身体を触ってスキンシップをするなど、わずかな変化にも気が付けるような配慮が必要になります。
猫を飼い始める時に必要になるアイテム
出典:https://www.shutterstock.com/
猫との新しい生活を始める際には、最低限のアイテムを買い揃える必要があります。
これらのアイテムがなければ、猫を飼い始めるのは難しいでしょう。
キャットフードと食器
猫の健康を維持する上で、毎日の食事は欠かすことができません。
動物性たんぱく質を中心に栄養バランスの取れたキャットフードと、食べやすい安定感のある食器を用意しましょう。
もちろん、水飲み用の食器も用意する必要があります。

トイレと猫砂
猫用トイレと、それに合った猫砂を準備します。
1日2回は掃除することになるため、掃除がしやすいトイレを選ぶと便利です。

爪とぎ
猫は、本能的に爪を研ぐ習性があります。
そのため、猫を普通に飼っていたら部屋の壁やソファなどで爪とぎをされてしまうでしょう。
壁紙や家具の損傷を防ぐためにも、爪とぎグッズを複数設置するのがおすすめです。

猫用ベッド
1日の大半を寝て過ごす猫が、安心して眠れるベッドを用意します。
猫は快適な場所で長時間過ごすことが多いため、猫用ベッドを選ぶ際は居心地の良さが大切です。
また、落ち着きやすいドーム型のベッドもおすすめです。

キャリーバッグ
ペット用キャリーバッグは、動物病院への通院や外出時に必要です。
安定感があり、通気性の良いキャリーバッグを選びましょう。
また、誤って猫が飛び出てしまわないような、しっかりとした作りであることも大切です。

猫用おもちゃ
遊びを通じて運動不足を解消して、ストレスを軽減するためにおもちゃも用意します。
様々な種類のおもちゃを試して、猫の好みを見つけましょう。
やはり猫に好まれやすいのは、一般的な猫じゃらしです。

グルーミング用品
ブラシや爪切りなどの、猫のグルーミング用品も欠かせません。
特に長毛種の猫は、定期的なブラッシングが必要です。
猫の爪切りは、なるべく幼い頃から定期的に行っておけば、嫌がることも少なくなるでしょう。

猫を飼うのはそれなりの維持費がかかる
出典:https://www.shutterstock.com/
猫を飼うことは、癒しをもらえるとともに責任も伴います。
飼う時の維持費としては食費やトイレ用品、医療費、消耗品、そしてペット保険などが定期的に必要です。
また、猫が快適に暮らせるように生活環境を整えて、健康管理も怠ってはいけません。
猫にとって必要なアイテムを揃えて長期間にわたる責任を持つ覚悟を持つことで、猫との生活はより良いものになるでしょう。
Rakuten24(参照日:2025-02-03)
https://item.rakuten.co.jp/nyanzaq/mtm0061/
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/4520699618851/
KeyTail(参照日:2025-02-03)
https://item.rakuten.co.jp/keytail/cp-016/
Street Fashion(参照日:2025-02-03)
https://item.rakuten.co.jp/aozora0121/bj-143/
Catland(参照日:2025-02-03)
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/314104/
AFURO DESIGN CO.,LTD.(参照日:2025-02-03)
https://item.rakuten.co.jp/afurodesign/lap00000001-1/
Gutto(参照日:2025-02-03)
https://item.rakuten.co.jp/forthon/r449/
著者情報

けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。