福岡にある犬の保護施設3選
出典:https://www.shutterstock.com/
まずは本題である、福岡にある犬の保護施設を3件ご紹介します。
それぞれの特徴も踏まえて、自分に合いそうな保護施設を探してみましょう。
わんにゃんよかネット
わんにゃんよかネットは、東部動物愛護管理センターと家庭動物啓発センターを中心に、動物の愛護や管理に関する事業を行っています。
犬や猫の譲渡はもちろん、犬のしつけ相談や行方不明になった犬や猫の保護などを行っており、福岡市の動物愛護センターの中心的存在です。
公式HP:https://wannyan.city.fukuoka.lg.jp/
福岡リコンディショニングセンター
福岡リコンディショニングセンターは、受入頭数が約100頭を誇る保護施設です。
保護犬は公式ホームページで顔や年齢を見ることができ、純血種が多いことから、おそらくブリーダーの引退犬などを中心とした譲渡をしていると思われます。
また、獣医師による健康診断等の必要な措置を受けた上での譲渡となっているため、安心して譲渡を受ける仕組みとなっています。
ほぼ毎週末に、譲渡会等を行っているため、気になる人は一度公式ホームページを訪れてみてはいかがでしょうか?
公式HP:https://anifare.jp/shelter-fukuoka/
福岡県動物愛護センター
福岡県動物愛護センターは、その名のとおり犬や猫などの動物の保護を目的とした施設です。
この施設でも犬や猫の保護をしていますが、個人や登録している団体にいる保護犬を一覧として見ることができるため、気になる犬をすぐに見つけることができるでしょう。
また、性別や推定年齢、体重などが掲載されており、見やすさも特徴として挙げられます。
公式HP:https://www.zaidan-fukuoka-douai.or.jp/
保護犬を迎えるための心得
出典:https://www.shutterstock.com/
保護犬を迎え入れる時は、いくつかの心得を覚えておかなければなりません。
犬も飼い主も快適に過ごせるように、チェックしておくと良いでしょう。
十分な準備と計画を立てる
保護犬を迎える前に、まず必要な準備を整えることが大切です。
保護犬は過去にトラウマや問題を抱えている場合が多いため、快適で安心できるスペースが必要でしょう。
また、必要なグッズやトレーニングの計画を、事前に用意することも大切です。
保護犬が新しい環境に慣れるまで時間がかかることを理解して、焦らず犬のペースに合わせることが成功への第一歩といえるでしょう。
犬の過去を理解する
保護犬には、過去に虐待や飼育放棄などの辛い経験をしてきた犬も少なくありません。
そのため、すぐに人間を信頼することが難しい場合もあります。
保護犬に対しては優しく接して、無理に触れたり命令したりはせずに、犬が安心できるような対応を心がけましょう。
信頼が生まれることにより、保護犬は徐々に心を開いてくれ、新しい生活に適応していくはずです。
責任感を持つ
保護犬たちは、一度捨てられたなどの経験があり、人間に強い不信感を持っている可能性があります。
犬のことを、人間の勝手な判断で捨てることは許されません。
犬を飼う上で、責任感を持つというのは飼い主として当然のことです。
犬の一生を預かるという意識を、保護犬を迎えるのであれば必ず持っておきましょう。
保護犬への接し方
出典:https://www.shutterstock.com/
保護犬たちはさまざまな過去を持っているため、一般的な犬と同様の接し方をすると怖がってしまうこともあるでしょう。
最後に、保護犬への接し方を解説します。
ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築く
保護犬は過去に辛い経験をしていることが多いため、新しい環境に対して慎重になることがよくあります。
犬との信頼関係を築くためには、まず犬が自分のペースで慣れていけるよう、焦らずにゆっくりと接することが大切です。
犬が環境に慣れていないうちは、無理に近づいたり触れたりしないようにしましょう。
犬が自ら近寄ってくるのを待ち、優しい声で話しかけるなど、犬が安心できるような環境を作るように心がける必要があります。
お互いの信頼が少しずつ深まることで、犬は安心して新しい家族と過ごすことができるようになるはずです。
ポジティブなトレーニングを取り入れる
保護犬は、過去に十分なトレーニングや社会化がされていない場合があります。
そのため、新しい生活に適応するために、トレーニングを通じて基本的なマナーやルールを教えることが必要です。
保護犬のトレーニングの際には、褒めることやご褒美を使ったポジティブなトレーニングが効果的です。
犬が正しい行動を取ったときにしっかりと褒めてあげることで、犬は自信を持つことができるようになります。
過去にトラウマを抱えた保護犬だからこそ、罰ではなく前向きなトレーニングを大切にしましょう。
忍耐強く接する
保護犬は、先述したように新しい環境や人に慣れるのに時間がかかることがあります。
そのため、保護犬には忍耐強く接して、犬が安心して過ごせる環境を整えてあげることが大切です。
犬が緊張したり不安を感じたりした時には、無理に何かをさせようとせずに、ドーム型ベッドやケージを設置して落ち着ける場所を作ってあげましょう。
また、犬のペースに合わせて散歩や遊びを行い、日常生活のリズムを徐々に作っていくことがポイントです。
保護犬が少しずつ安心して新しい生活に慣れていけるよう、心を込めてサポートしていきましょう。
福岡で保護犬を迎えよう
出典:https://www.shutterstock.com/
福岡には、今回ご紹介した犬の保護施設以外にも、さまざまな施設があります。
保護犬たちは過去のトラウマにより人間不信になっているなど、接しにくいこともあるでしょう。
しかし、責任感を持って心を込めて接することで、きっと保護犬も少しずつ信頼していってくれるはずです。
人間の身勝手な考えで振り回されてしまった保護犬たちを、一匹でも多く救ってあげることも、愛犬家として行うべきことのひとつでしょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。