犬の里親になる!保護犬を迎えることのメリット・デメリット

ペットショップには、かわいい子犬がたくさんいます。そんな子犬たちの中から飼い犬を選び、家族に迎える方も多いでしょう。しかし、犬を迎える方法はそれだけではありません。

ここでは、保護された犬を迎える「里親」について、迎える方法やメリット、注意点などをご紹介します。 2019年02月18日作成

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保護された犬、保護犬とは?

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保護犬とは、何らかの事情があって、保護団体や保健所などに保護された犬のことです。保護される原因はさまざまですが、多くは「個人が飼えなくなってしまった犬」や「ブリーダーが廃業して行き場がなくなってしまった犬」といわれています。また、迷子になっていて、保健所に保護されたものの、飼い主が現れないといったケースもあります。

犬の里親になるには

犬の里親になる方法のひとつに、「保健所から引き取る」というものがあります。しかし、自治体によって、犬の譲渡について実施の有無があり、譲渡の方法は異なりますので、里親になりたい方は、各自治体の保健所に問い合わせしてみるといいでしょう。

犬の里親募集をしている団体は、保健所以外にもたくさんあります。このような団体は、保健所から殺処分されそうな犬を引き取ってきたり、廃業したブリーダーから犬を保護したりといった活動をしています。
里親を募集している犬の情報、譲渡の方法、里親になる条件、犬を迎えるまでの手順などについては、保護団体のWebサイトで説明されているのが通常です。
なお、最近では、個人がインターネットを介して里親を募集するケースも出てきています。また、地域新聞の募集広告欄などを見るのもおすすめです。

里親になるメリット

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里親として保護犬を迎えることは、犬にとっても人間にとってもたくさんのメリットがあります。

・犬に幸せを与えられる

一番のメリットは、犬に「安心して眠れる我が家」や「大好きな家族」を与えられることでしょう。保護犬の中には、つらい生活を送ってきた犬や、大好きだった飼い主から捨てられてしまった犬もいます。このような犬に居場所を与えられるというのは、里親ならではのすばらしいメリットです。

・成犬を飼える

保護犬のほとんどは成犬で、子犬はあまりいません。そのため、成犬になったときのサイズや、性格を予め知った上で飼えるというメリットがあります。穏やかな性格の犬などを選んで迎えることもできますから、犬を飼った経験が少ない方でも安心です。

・高齢の方でも飼いやすい

元気いっぱいの子犬は、いたずらをしたり、いっしょに遊んでほしくて暴れたりと、毎日パワフルに動き回ります。その点、ある程度年齢を重ねた保護犬であれば、高齢の方でも家族に迎えやすいでしょう。

・悩みを相談できる

保護団体の譲渡会を利用して里親になる場合は、犬を迎え入れる際の悩みや不安なことについて相談できます。初心者の方はもちろん、先住犬と相性が合うかどうかわからないという場合なども、まずはトライアルとして短期間預かるといったことができるため、安心して家族として迎えられます。

里親になるための心構え

保護犬の里親になるというのは、いいことばかりではありません。犬を保護し、家族に迎えるということは、その犬が過ごしてきた過去も迎え入れるということなのです。犬のためにも、人間のためにも、保護をするという心構えについて知っておきましょう。

・心の傷を抱えているかもしれない

保護犬の中には、虐待を受けていた犬もいます。人間に慣れていない、または怖がりで散歩ができないという犬もいるでしょう。このような犬を家族に迎え入れたい場合は、長い時間をかけて向き合う覚悟が必要です。

・病気やケガなど身体的なトラブルを抱えているかもしれない

虐待、または適切な治療を受けていなかったなどの理由によって、体にトラブルを抱えている保護犬もいます。皮膚や関節のトラブル、内臓疾患などがある場合、里親になったあとも定期的に病院にかかり、治療を継続しなければいけません。

・里親になるための条件は

保護団体によって、いろいろな譲渡条件が決められています。家族全員の同意や、完全室内飼育、ペット可の家に住んでいること、飼い主の年齢が一定以下であることなどがよく見られる条件です。また、里親として迎える家の環境を確かめるために、スタッフが訪問するという団体も少なくありません。

犬を飼うだけで救える命

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保護犬の里親になるには、ある程度、覚悟が必要となります。しかし、つらい経験をしてきた犬に安心して過ごせる場所を与えられるというのは、とても価値のあることではないでしょうか。最初は警戒していた犬が心を許してくれた瞬間は、何事にも代えがたいものです。
犬を飼うときは、ペットショップだけに目を向けるのではなく、ぜひ、多くの選択肢があるのだということを意識してみてください。

著者情報

UCHINOCO編集部

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