犬の心理がわからない飼い主がしてしまうNG行動とは?

犬を飼っている人は、根拠もなく愛犬の気持ちがわかっているつもりになっていることがあります。
ですが、飼い主がよかれと思って行っていることが、犬を悲しませていることもあるでしょう。
この記事では、犬の心理がわからない飼い主がしてしまう、NG行動について解説します。 2024年09月14日作成

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犬の心理がわからない飼い主がしてしまうNG行動

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まずは本題である、犬の心理がわからない飼い主がしてしまうNG行動について解説します。
飼い主としてはそこまで気にしていない行動でも、犬が悲しんでしまうこともあるのです。

無視をする

犬が飼い主にされてもっとも悲しいことは、無視をされたり放置されたりすることです。
犬と過ごしている時に、無視をすることがあるとすれば、叱る時だけでしょう。
もちろん犬のことをずっと構ったり遊んだりしてあげる必要はありませんが、仕事や家事に追われて忙しくしている中で、愛犬といっしょに過ごす時間が確保できるタイミングがあれば、遊んであげることをおすすめします。
犬は、飼い主に構ってもらっている時が一番幸せです。
特に人間と触れ合うことが大好きなゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどは、構えるタイミングがあれば積極的に構ってあげるようにしましょう。

過剰に構う

先述したものと矛盾するように感じますが、犬を過剰に構うのもNG行動として挙げられます。
当然ながら、犬も人間と同様にひとりでゆっくりと過ごしたいこともあるでしょう。
ベッドで寝ている時に、突然飼い主から遊びに誘われても、犬としては気分が乗りません。
犬から近寄ってきた時に優しく撫でてあげるのは良いですが、あえて飼い主から離れた場所で寝ている時には、過剰にスキンシップはとらないようにしましょう。

過剰に甘えさせる

犬のことを、家族同然に考える人は多いです。
そのため、犬に人間用のご飯を与えたり、あえてしつけを行わなかったりする人もいるでしょう。
しかし、それは犬のことを不幸にしていることを知っておかなければなりません。
犬には犬の食べるものがありますし、犬が人間社会で生きているために大切なしつけもたくさんあります。
それらのことを、「犬がかわいそうだから」と考えるのは、逆に動物虐待をしていると言っても過言ではありません。
犬に人間用の食べ物を与えると、塩分過多や糖分過多によって健康に悪影響を及ぼす可能性が高いでしょう。
また、しつけを一切せずに生活させると、散歩中やドッグランなどでほかの人や犬とトラブルに発展してしまうことも考えられます。
犬が犬らしく生活できるように、必要なしつけは行わなければ「良い飼い主」とはいえません。

犬が悲しんでいる時のサイン

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犬は、飼い主に気持ちを伝えるために何らかのサインをみせていることがあります。
次に、犬が悲しんでいる時のサインをご紹介します。

飼い主から離れたがる

基本的に、犬は飼い主のことが大好きです。
そんな犬が飼い主と別の部屋に行ったり別々に寝ようとしたりする時は、悲しんでいる時のサインといえます。

あくびをしたり執拗にグルーミングをしたりする

犬は、ストレスを感じると何らかのサインをみせます。
それらのサインはカーミングシグナルと呼ばれ、代表的なものでいえば「何度もあくびをする」や、「執拗にグルーミングをする」などが挙げられます。
何度もあくびをするのは、緊張している自分のことを落ち着かせようとしているのです。
また、執拗にグルーミングをするのは自傷行為にも近いものがあり、放置しておくと皮膚炎などの原因にもなるため注意が必要です。

尻尾が下がっている

犬が尻尾を下げている時は、悲しんだり怖がっていたりするサインです。
また、知らない人が近くにいて不安な気持ちになっている時にも、尻尾を下げます。

犬を喜ばせるために必要なこと

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犬と仲良くなるには、日頃から喜ばせてあげることも大切です。
これらのことを行い、愛犬との信頼関係を築いていきましょう。

褒めてあげる

犬といっしょに暮らす上で大切なのは、叱ることよりも褒めてあげることです。
犬に「おすわり」とコマンド(命令)を出して指示どおり座ったら、しっかりと褒めてあげましょう。
また、日頃生活をしている時に「大人しくしていておりこうだね」など、細かく褒めてあげるのも大切です。
犬は飼い主に褒められることが何よりも嬉しいので、毎日がさらに楽しくなっていくでしょう。

優しく撫でてあげる

犬は、飼い主とのスキンシップの時間も大切にします。
そのため、犬が近くにいる時は優しく撫でてあげると良いでしょう。
しかし、先述したように犬が飼い主から離れて寝ている時に、わざわざ撫でに行くのはやめたほうが良いです。

いっしょに遊ぶ

犬は、飼い主といっしょに遊ぶことも大好きです。
ボール遊びなどは当然好きですが、飼い主との散歩も毎日の楽しみでしょう。
ドッグランなどのノーリードで遊べる環境がある時には、犬といっしょに思い切り走るのもおすすめです。

おやつをあげる

犬とのコミュニケーションのひとつとして、犬用おやつを与えるのも良いでしょう。
もちろんおやつの与えすぎは良くありませんが、しつけのご褒美などで犬用おやつを活用することで、信頼関係の構築にも繋がります。
ただし、人間用の食べ物をおやつとして与えるのは絶対にやめましょう。

犬の心理を理解してあげよう

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ご紹介した様々な犬のサインなどで、実は犬が悲しんでいるときのことも理解できたかと思います。
大切なのは、犬の気持ちに寄り添ってあげることです。
犬を悲しませてしまうと、飼い主との信頼関係にも影響します。
もちろん犬のしつけも大切なことなので、時には犬を悲しませてしまうこともあるでしょう。
しかし、犬をむやみに叱るのではなく、基本的には褒めて生活をすることがおすすめです。
犬とのよりよい関係性を作るために、犬の心理を理解してあげるように努めましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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