猫は飼い主の呼びかけに返事をする?猫が返事をする時の仕草

愛猫の名前を呼んだ時に「にゃーん」と、まるで返事をしてくれるような仕草をすることがあります。
これは、本当に猫が飼い主の呼びかけに返事をしているということなのでしょうか?
この記事では、猫は飼い主の呼びかけに返事をするかどうかや、返事をする時の仕草について解説します。 2024年08月23日作成

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猫は飼い主の呼びかけに返事をする?

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まずは本題である、猫は飼い主の呼びかけに返事をするかどうかについて解説します。
もしも猫が返事をしてくれているのであれば、猫のことをとても愛らしく感じるはずです。

猫は飼い主の呼びかけに返事をする!

結論から言うと、猫は飼い主の呼びかけに返事をします。
飼い主が猫に話しかけた時に「にゃーん」などと鳴いているのは、しっかりとした返事なのです。
ちなみに、詳しくは後述しますが猫の返事には、鳴く以外にも尻尾を振るなどさまざまな方法があります。
それぞれの返事の仕方によって、猫の気持ちがなんとなくわかるため、飼い主としてきちんとチェックしておきましょう。

猫は人の言葉をある程度は理解している

猫は、とても頭の良い動物です。
犬のように飼い主の指示に従って行動することはあまりありませんが、自分の名前など短い言葉はきちんと理解しています。
そのため、猫は飼い主の言葉に適当に返事をしているわけではなく、自分の名前を呼ばれていることを理解した上で、返事をしているのです。

猫が飼い主の呼びかけに返事をする時の仕草

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次に、猫が飼い主の呼びかけに返事をする時の仕草をご紹介します。
猫がこれらの仕草をしている場合は、飼い主の呼びかけに反応しているということでしょう。

鳴く

猫が飼い主の呼びかけに返事をするのは、鳴くことが多いです。
猫が鳴いて返事をする時は、猫の機嫌が良いサインです。
ちなみに、猫が短く「にゃ」とヒゲを立てながら返事をする時は、上機嫌で飼い主への愛情表現だといわれています。

尻尾を振る

猫は、飼い主の呼びかけに尻尾を振って返事をすることもあります。
猫が尻尾を振る理由はさまざまで、ゆっくりと左右に振っている時は機嫌が良いサインです。
一方で、激しくバタバタと振る時はストレスが溜まっているサインだといわれているため、猫に構わずそっとしておきましょう。

耳を動かす

猫が飼い主の呼びかけに対して、鳴いたり尻尾を振ったりすることなく耳だけ動かす場合もあります。
これは、「鳴いたり尻尾を振ったりするのは面倒だけど、聞こえてはいるよ」という猫なりのサインです。
尻尾を振る時と同様に、鳴いて飼い主に返事をするまでもないと考えているのかもしれません。

まばたきをする

猫が、飼い主の呼びかけに対してこちらを向き、まばたきをすることがあります。
猫のまばたきは、愛情表現のひとつといわれています。
もちろんこれも飼い主に対する愛情表現なのでしょうが、名前を呼ばれた時にまばたきをするのは、愛情表現よりも単なる返事である可能性のほうが高いでしょう。

身体をこすりつけてくる

猫は、返事代わりに身体をこすりつけてくることもあるでしょう。
猫が飼い主に限らず身体をこすりつけるのは、マーキングの意味があります。
わざわざ猫が飼い主の呼びかけに応えるために飼い主のそばに来て身体をこすりつけてくることはないでしょうが、歩いている時に飼い主に話しかけられると、マーキングついでに返事をすることはあるはずです。

猫が飼い主の呼びかけに返事をする理由

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なぜ、猫はわざわざ返事をしてくれるのでしょうか?
最後に、猫が飼い主の呼びかけに返事をする理由をご説明します。

名前を呼ばれたことを理解している

先述したように、猫は自分の名前を理解していることが多いです。
特に自分の名前は毎日呼ばれるものなので、ほとんどの猫が自分の名前を理解しているでしょう。
猫の名前を呼ぶのはコミュニケーションのひとつなので、毎日何らかのタイミングで愛猫の名前を呼んであげることをおすすめします。

飼い主からの愛情を感じ取っている

猫は、飼い主以外の知らない人にいきなり名前を呼ばれても、返事をすることは少ないです。
大好きな飼い主に呼ばれたことで、嬉しくて返事をしているのでしょう。
猫は言葉を話すことはできませんが、飼い主が愛情を持って猫に接しているのを、きちんと感じ取ってくれています。

音に反応している

猫は、単純に「自分の名前に」というよりも、音に反応している可能性があります。
猫はもともと視力があまり良くなく、代わりに聴力が優れています。
遠くから飼い主の声が聞こえた時に返事をするのは、音に反応していることが多いです。

特定の音に反応している

猫が返事をする時は、飼い主の声ではなく特定の音に反応していうだけという可能性も考えられます。
おもちゃの音だったり苦手な音だったり特定の音だけに返事をするのは、猫なりの警戒のサインともいえるでしょう。
ちなみに、飼い主の口笛などの高い音に反応する場合は、子猫の鳴き声に周波数が似ていることから身体が勝手に反応してしまうのだとも考えられています。

猫は飼い主の呼びかけにきちんと返事をしてくれている

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猫は、飼い主の呼びかけに対して、鳴いたり尻尾を振ったりしてきちんと返事をしてくれています。
「にゃーん」と鳴いて返事をするのは素直な猫だといえますが、少し面倒な時には尻尾を振るだけで返事を済ませてしまうこともあるでしょう。
また、猫によっては返事をしているのではなく、音に反応しているだけである可能性もあります。
何はともあれ、猫の名前を呼ぶことはコミュニケーションのひとつにもなるため、こまめに愛猫の名前を呼んだり遊んだりしてコミュニケーションをとってあげると良いでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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