またたびの秘密と効果！猫への与え方と注意点、おすすめ商品4選

猫がまたたびを好む理由は、その果実に含まれる「マタタビラクトン」と呼ばれる成分が、猫の脳を活発に刺激するためです。この成分が猫の視覚や嗅覚を刺激し、陶酔状態や興奮状態を引き起こすと考えられています。
猫がまたたびに反応するかどうかは、猫ごとの感受性の違いによるものであり、また、猫の年齢によっても反応の強さが異なると言われています。

猫にまたたびを与えると、彼らは陶酔状態になることがあります。これは、またたびに含まれる成分が放つにおいが、猫のフェロモンに似ているためです。
またたびのにおいを嗅ぐか、食べると、猫は非常にリラックスし、身体をこすり付けたり、気持ち良さそうにゴロゴロと音をたてたりします。

またたびに含まれる「ネペタラクトール」という成分は、蚊よけ効果があるとされています。したがって、猫がまたたびのにおいを体につけることで、蚊よけの効果を得ようとしていると考えられます。
猫は蚊が多くいる茂みの中で獲物を狙っていた習性があり、そのためまたたびを本能的に体につけようとするのではないか、とも言われています。

またたびの効果は猫によって異なりますが、一時的に活動が活発になり、走り回ったり動き回ることから、ストレスが解消されることがあります。
また、運動不足の解消にもなります。これにより一時的ではありますが、幸福感も得られ、猫の満足感が増すこともあるでしょう。

またたびには、食欲促進効果があります。食欲が減退しているときに、飲み水や食事にまたたびを混ぜて与えると、食欲を増進させることができます。
これはマタタビラクトンが猫の脳の視床下部を刺激し、食欲を促進させると考えられています。またたびの粉末やスプレーをフードにかけてあげると、食欲が刺激されてよく食べてくれることがあります。

猫の反応には個体差がありますが、またたびを与える際は0.5g以内が理想的です。市販の品質にも差があるので、購入する際は注意が必要です。猫の反応や様子を見ながら、徐々に量を調整して与えると良いでしょう。

またたびの効果は約15～30分ほどと言われていますが、与える頻度が高いほど効果が薄れる可能性があります。また、アレルギーが心配な場合は、事前に病院でアレルギー検査を検討するようにしましょう。

またたびを与えると、高齢の猫や体調の弱い猫（脳や心臓に疾患のある、妊娠中など）には負担がかかることがあるため、このよう猫にはなるべくまたたびは与えないようにしましょう。

またたびは使用しないときは、猫が誤って摂取したり口にしたりするリスクを避けるために、安全な場所に保管しておくことが重要です。

またたびを与えても大丈夫な猫は、生後6か月〜1歳以上の成猫です。またたびは脳の神経系に作用するため、脳が未発達の子猫には刺激が強すぎる可能性があります。
またたびは効き目が強いため、健康で元気な成猫に与えるようにしましょう。子猫は成猫に比べて体力もないため、生後1年まで待つことが良いでしょう。

興奮が続いたり、よだれが増えたり、吐き戻しやけいれん、呼吸が困難になるなど、またたびを使用した猫に異常な症状が現れた場合は、すぐに使用を中止して動物病院を受診しましょう。

またたびの成分は猫の体に蓄積しにくいため、数日間またたびを控えると症状が収まることがあります。与えすぎは逆に猫の健康に悪影響を与える可能性があるため、適切な量を守るように心がけましょう。

特に子猫や老猫はまたたびの成分に敏感な場合がありますので、健康に不安がある場合は、獣医師に相談してから与えるようにしましょう。

またたびの実（虫えい果）を粉末加工したものです。フードに飽きてしまったときに、フードに直接ふりかけたり、タオルやおもちゃ、爪みがきなどににおいをつけて遊ぶこともできます。

こちらも猫用のまたたび粉末です。食物繊維を配合されているため、お腹の調子が気になる猫にもおすすめです。普段のフードの喰い付きが悪い時や、爪とぎ場所のしつけなどに活用することができます。

北米産のキャットニップオイルを使用したスプレーです。おもちゃや爪とぎなどに吹きかけて使用します。無着色なのでシミにもなりにくく、アルコールは不使用です。

またたびの粉末がコーティングされた、旨みとコクのチーズ味の猫用のおやつです。愛猫と一緒に遊ぶときや、食欲が落ちてきたとき、ストレスがたまっているときにおすすめです。

またたびは、猫にとって楽しい遊び道具にもなります。またたび入りのおもちゃで遊ぶことで、猫は運動不足解消やストレス解消につながります。
またたびを与える際は、最初は少量から与え始め、猫の様子を見ながら徐々に量を増やしていくようにしましょう。