犬はサーモンを食べても大丈夫？与え方やメリット、おすすめドッグフードをご紹介

結論から言うと、犬にはサーモン（サケ）を与えても問題ありません。サーモンはドッグフードに主要原材料として使われることも多く、動物性のタンパク質やビタミンなど、犬に必要な栄養を豊富に含んでいる食材です。

サーモンにはたくさんの栄養が含まれています。そのため、サーモンを与えることによりいくつかのメリットがあります。

サーモンには、DHAやEPAなどの成分が含まれています。これらの成分には血液をサラサラにし、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果が期待できます。DHAは神経や脳の成長にも関係する栄養素であるため、子犬の成長にも大切な成分と言えるでしょう。

サーモンにはビタミンが豊富に含まれており、その中でもビタミンEは抗酸化作用を持つビタミンです。活性酸素除去によるアンチエイジングが期待できるとされています。
他にも、ビタミンDも多く含んでおり、カルシウムやリンの代謝を調節するうえで重要な役割を果たす栄養素です。人間や草食動物は紫外線を浴びることでビタミンDを体内で生成することができますが、犬は食事からビタミンDを取り入れる必要があります。

犬はタンパク質を多く必要とする動物です。そのためサーモンを与えることによりしっかりタンパク質を摂取することができます。タンパク質は体を作るために必要となる栄養であり、被毛や皮膚の健康や臓器にも役立ちます。しかし、過剰に摂取してしまうと臓器に負担をかけますので、与えすぎには注意しましょう。

サーモンはたくさんの栄養が含まれている食材です。そのため犬に与えることがおすすめされる食材とされていますが、どのように与えるのがいいのでしょうか。

犬にサーモンを食べさせる際には、必ず加熱処理したものを与えましょう。サーモンを加熱することにより、アニサキスなどの寄生虫の心配がなくなります。初めてサーモンを与えるときは加熱処理をしてから、少量ずつ与えることをおすすめします。

サケフレークやサケのジャーキー、水煮の缶詰など、人間用のサーモンの加工品を食べさせることは控えましょう。これらには塩分が多く含まれていることから、犬が食べることで必要以上の塩分を摂取することになってしまいます。

サーモンが犬の体にいいからといって、過剰に与えてはいけません。犬の1日の食事量の10％以下がおすすめの量とされています。生の状態のサーモンにはビタミンB1を分解する酵素であるチアミナーゼが含まれており、食べ過ぎることでビタミンB1欠乏症の心配があります。また、ビタミンDも過剰摂取してしまうと骨や軟骨の成長に影響が出てきてしまう可能性があります。1日に与える量はしっかり守るよう心がけましょう。

犬にサーモンを与えたいときには、ドッグフードに含まれているものを選ぶことがおすすめです。ドッグフードであれば、犬に合った栄養素や食材などで調整されているため、安心して与えることができるでしょう。

ドッグフードには牛肉や豚肉を使っている物が多くありますが、サーモンを主要原材料として使っている商品もあります。ここでは、サーモンを使用したドッグフードをご紹介します。

サーモンを主要原材料にして作られたドッグフードです。エイジングケアのための11の健康維持サポートもされているため、シニア犬におすすめです。サーモンの栄養を凝縮しているだけでなく、関節の機能のサポート、肥満対策などにも効果が期待できるでしょう。

グレインフリーで作られたドッグフードです。サーモンだけでなく、アガリクス茸、乳酸菌、グルコサミン・コンドロイチンなどの栄養もしっかり配合しています。愛犬の健康を考えて作られています。

良質なサーモンを主要原材料として作られたドッグフードです。タンパク質が豊富に含まれており、皮膚や筋肉、体を維持するために役立つでしょう。グレインフリーになっているため、穀物などのアレルギーが心配な犬にもおすすめです。

高タンパク、穀物フリーのドッグフードです。超小型犬～小型犬のために、最新の栄養学と技術をもって厳選された高品質のサーモンのすり身や肉類を主要原材料に使用し、高タンパクを実現しています。

犬にはサーモン（サケ）を与えても問題ありません。サーモンにはたくさんの栄養が含まれているため、ドッグフードの主要原材料として使われることも多い食材です。しかし、生で与えるとアニサキスなどの寄生虫が心配なこともあるでしょう。そのような場合には加熱処理するか、サーモンを使っているドッグフードを選ぶようにするとよいでしょう。