一晩であれば猫だけでお留守番させても大丈夫?
出典:https://www.shutterstock.com
まず結論から言うと、猫は一晩、つまり1日程度であればお留守番することは可能です。
個体ごとの性格にもよるため一概には言えませんが、猫はもともと自然界で単独行動をして生活していた動物です。また、1日の半分以上を寝て過ごすため、飼い主とずっと一緒にいなくても問題はないとされています。
お留守番させるときには、しっかりと準備をする必要がありますので、後ほどご説明いたします。
一晩以上お留守番させる場合は?
一晩以上の場合は、猫の食事やトイレの管理が必要になります。そのため、一泊以上の旅行や外泊をするときには、家族や友人に猫のお世話をお願いするか、ペットホテルを活用することをおすすめします。また、このような場合に備えて、飼い主以外の人に慣れさせておくことスムーズにお留守番ができるでしょう。
猫だけで留守番させるときには準備が大切!
出典:https://www.shutterstock.com
猫を留守番させるときは、そのまま留守番させてはいけません。猫を単独で留守番させるときには、あらかじめしっかりとした準備をしておく必要があります。
餌の準備
猫を留守番させるときは、ご飯や水を与え忘れないようにしましょう。このようなときに活躍してくれるのが自動給餌器と自動給水器です。
自動給餌器は設定した時間に決められた量のご飯がでてきます。決められた量が出てくれるため、安心して留守番時でも猫が食事をすることが可能です。
自動給水器は水を自動で循環・ろ過し、いつでも清潔な水を猫に飲んでもらうことができます。
近年では自動給餌器にカメラが搭載されたモデルなど、より便利なグッズも登場しています。それらを上手に活用することで、安心して猫を留守番させることができるようになるかもしれませんよ。
退屈しないような工夫
猫一匹だけで留守番していると、退屈してしまうこともあるでしょう。そのため、キャットタワーや自動の猫用おもちゃを活用しましょう。
キャットタワーは猫の運動不足にもつなげることができます。上下運動ができるため、猫のストレス発散におすすめです。
自動おもちゃがあれば、猫だけでも遊ぶことができます。留守番のとき以外でも、退屈しているときにもおすすめです。
システムトイレを導入する
システムトイレとは、上段がすのこ、下段がトレーの2層構造になっている猫用トイレです。すのこに猫砂、トレーにトイレシートを敷いて使用します。
システムトイレは掃除をこまめに行わなくても清潔を保つことができます。こまめに掃除ができない飼い主さんにおすすめで、猫の留守番時にも活躍するでしょう。
猫を留守番させるときの注意点とは?
出典:https://www.shutterstock.com
猫は基本的に留守番させても自由に生活できるようなイメージですが、留守番させるときには注意したほうがいい点もあります。
室温の管理
夏の暑い時期にはエアコンで涼しく、冬の寒い時期には暖房で暖かくするなど、猫が室内で快適に過ごせるよう室温を管理してあげましょう。
猫は20〜25℃であれば快適に過ごせるとされています。留守番させる日の最高気温と最低気温をチェックしておき、極端な気候になることが予想される場合には、エアコンを使用するなどして適宜調節するようにしましょう。
戸締まりもしっかりと
窓や扉などが開けっ放しの状態だと、猫が脱走してしまう危険性があります。猫に一晩留守番をさせる以外の場合でも、飼い主が外出するときには基本的に戸締まりはしっかりしておくことをおすすめします。
また、複数部屋があるご家庭の場合には、猫が入れる部屋を制限することで、猫の安全を確保できることがあります。猫に入られては困る部屋の戸締まりはしっかりしておき、室温や猫の気分で部屋と部屋を移動できるようにするなど、猫の導線を意識しておきましょう。
物や家具が壊れる危険性
物や家具が多いご家庭では、猫がその上を移動したときに落としたり壊してしまう可能性があります。また、落ちた物の破片などで猫が怪我をしてしまう危険性も考えられます。
猫に留守番させるときは、物が落ちたりしないよう片付けておくことをおすすめします。落として割れてしまうような物は、そもそも高い場所に置かないようにしましょう。
ご飯や水を忘れないようにする
猫を留守番させるときは、ご飯や水を絶対に忘れないようにしましょう。特に、水が飲めない期間が長いと、泌尿器疾患や腎疾患を引き起こす可能性があります。常に清潔な水を飲めるようにしましょう。自動給餌器や自動給水器を活用して、猫の食事を自動化させておくと便利です。
誤飲に注意
猫に留守番させるときには、食べ物ではない物を猫が誤って食べてしまわないよう十分に注意しましょう。食べ物以外の物を誤飲してしまうと、胃や腸に詰まってしまい、危険な状態に陥ってしまう危険があります。
ゴミ箱は蓋付きのものを使用し、コード類などはケーブルボックスにまとめましょう。
場合によってはケージに入ってもらう
猫のいたずらや留守番時の行動に不安がある場合には、飼い主が外出するときにケージに入ってもらうようにすることも考えておきましょう。その場合でも、あまりにも長時間ケージに入っているような状態は避けましょう。もし、半日以上ケージ内での留守番になりそうなときにはスケジュールを調整するか、他人に預けることも視野に入れる必要があるでしょう。
また、猫がケージ内でも快適に過ごすことができるよう、ご飯や水、トイレなど、先述した準備はしっかり行ってください。
猫の留守番に必要なグッズをご紹介
猫のお留守番には、ご飯や水を自動化できるグッズを用意しておくと便利です。猫のお留守番に役立つグッズをご紹介します。
CiaoPolice 自動給餌器
スマホと連携することができる自動給餌器です。出先でご飯を与えたり、タイマー機能で曜日や餌の量、時間などを設定することができます。見守りカメラもついているため、スマホの映像を通してペットが食事をしているか確認することも可能です。
ペット用自動給水器
いつでも清潔な水を飲むことができる自動給水器です。水を自動でフィルターによってろ過してくれるため、新鮮な状態を維持した水を猫に与えることができます。維持費も安いため長期的に使用することができます。
WTW ペットカメラ
愛猫をしっかり見守ることができるペットカメラです。自動追跡機能も搭載されているため元気な愛猫の姿もしっかり確認できます。
猫用 自動LEDポインター
自動で遊ぶことができる猫用のおもちゃです。赤いLEDポインターが猫を翻弄し、2つの猫じゃらしが自動で回転するため、お留守番中も楽しく遊ぶことができます。運動不足解消やストレス解消にも効果が期待できるでしょう。
猫を留守番させる際にはしっかり準備しましょう!
出典:https://www.shutterstock.com
野生で単独行動している猫は、一晩ぐらいであれば留守番させても問題ありません。しかし、全ての猫が留守番できるというわけではありません。寂しくなってしまい、鳴き続けてしまう猫もいるでしょう。留守番させるかどうかは、猫の性格に合わせてあげることが大切です。
もし留守番させるときには、自動給餌器や給水器、おもちゃなどを活用し、食事や運動などが滞り無くできるよう準備してあげることが大切です。
・ファンクスストア(参照日:2023-09-13)
https://item.rakuten.co.jp/auc-funksstore/petfeeder-cam/
・五百蔵商店(参照日:2023-09-13)
https://item.rakuten.co.jp/ioroi/xxkjcwysj/
・WTW 塚本無線(参照日:2023-09-13)
https://item.rakuten.co.jp/wtw-cctv-camera/wtw-ipw108/
・スマイル100ぱ(参照日:2023-09-13)
https://item.rakuten.co.jp/sportslife2022/catplay600/
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。