犬を多頭飼いする時にケージは一緒か別々かどっちが良い?
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まずは本題である、犬を多頭飼いする時にケージは一緒か別々かどっちが良いかについてご説明します。
犬が快適に過ごせるように、多頭飼いを検討している人はかならずチェックしましょう。
ケージは別々のほうが良い
結論から言うと、犬を多頭飼いする時はケージを別々にしたほうが良いでしょう。
なぜなら、犬であってもプライベートな空間が必要だからです。
多頭飼いの犬を同じケージに入れていると、片方の犬は寝ていたいのにもう片方の犬が遊びたいなど、落ち着かない時間帯が出てきます。
また、どうしても先住犬のほうが力関係が強くなり、新しく迎え入れた犬がリラックスしにくくなるでしょう。
そのため、多頭飼いの時は、先住犬と新しく迎え入れた犬を別々のケージやサークルに入れるのがベストです。
トイレも別々に用意する
犬を多頭飼いする時は、ケージやサークルだけでなく、トイレも別々に用意しましょう。
トイレは犬のマーキングの意味も込められているため、数頭の犬が共同でトイレを使用すると、縄張り争いのように何度もトイレを使用したり、別の場所で粗相をしたりするようになります。
ケージを別々にすると先住犬が尊重される
犬を多頭飼いする時にケージを別々にする理由としては、先住犬への配慮も挙げられます。
どうしても飼い主からすれば、新しく迎え入れた犬のほうが気になってしまうものです。
しかし、それは先住犬からすれば面白いことではありません。
先住犬は、「なんで新しく来た犬のほうを優先するの?自分のことは可愛くないの?」と飼い主へ不信感を抱いてしまいます。
また、新しく迎え入れた犬も、「先住犬よりも自分のほうがえらいんだ!」と勘違いする原因になるでしょう。
ケージを別々にして先住犬に安心感を与えつつ、新しく迎え入れた犬にはルールを教え込んでもらうことで、多頭飼いされている犬の中でもきちんと上下関係が築かれていきます。
犬を多頭飼いする際の注意点とは?
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次に、犬を多頭飼いする際の注意点を解説します。
多頭飼いならではの苦労もあるため、軽い気持ちで多頭飼いにチャレンジしないようにしましょう。
先住犬を優先する
先述したように、犬の多頭飼いをする際は新しく迎え入れた犬を優遇しないようにしましょう。
家庭の中では先住犬のほうが立場は上ですし、家庭内のルールも把握しています。
また、新しく迎え入れた犬を優遇すると先住犬との信頼関係に溝ができる原因にもなるため、多頭飼いをする際はケージを一頭につきひとつ用意しましょう。
相性が合うかどうかはわからない
犬によっては、どうやっても相性が合わないこともあります。
特に出会って間もない頃は、お互いがどういう犬かわからないため、喧嘩に発展しやすいです。
犬同士に信頼関係が築けていない状態で何度も喧嘩をすると、一生かかっても埋められない溝ができてしまう可能性もあります。
そのため、お互いのためにも、新しく迎え入れた犬は一週間ほどケージで過ごさせて、生活環境に慣れてもらうことをおすすめします。
ケージではなくクレートでも良い
多頭飼いをする際にケージを何個も設置するのは、部屋が広くないと難しいでしょう。
そんな時は、クレートでも構いません。
犬は狭くて暗い空間が安心するため、クレートであってもリラックスできるはずです。
しかし、クレートは自由に動き回るスペースがなく、犬を長時間入れっぱなしにするのは避けなければなりません。
多頭飼育におすすめの犬用ケージ4選
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最後に、犬の多頭飼育におすすめのケージをご紹介します。
しっかりとした広さかつ安全面も考慮して、これらのケージを用意しましょう。
アイリスオーヤマ コンビネーションサークル P-CS-1400V
居住スペースとトイレが別々になった、犬用ケージです。
工具が不要なため、簡単に組み立てることができます。
また、底面はプレスチックトレーになっており、汚れても拭き取りやすいですし、丸洗いも可能です。
アイリスオーヤマ ウッディサークル PIWS-960
ナチュラルな木目調のデザインの、犬用ケージです。
おしゃれなケージは、どんな部屋にも合わせやすいでしょう。
また、天井部分は小物置きになるのも嬉しいポイントです。
折りたたみ ペットケージ 8004
しっかりと広さが確保できる、犬用ケージです。
オーソドックスで、無難なデザインになっています。
また、使用しない時は折りたたむこともできるため、スペースも取りません。
シティドッグ シンプルモダンケージ スターター5点セット
新たに犬を迎え入れる際は、このケージがおすすめです。
シンプルでおしゃれなケージのほか、フロアマットや食器、ベッドがセットになっています。
また、トイレットペーパーや小物を収納できるマルチケースが付属されているのも、嬉しいポイントです。
犬の多頭飼いはお互いの居住スペースを確保しよう
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犬の多頭飼いをする時は、ケージを別々に用意しなければなりません。
また、どうしても新しく迎え入れた犬を優先してしまいがちですが、先住犬のことをしっかりと可愛がる必要があります。
犬によっては相性が合わないこともあるため、犬の多頭飼いは慎重に検討しなければなりません。
犬同士の相性が悪くならないように、特に新しく犬を迎え入れてから1ヶ月は気を付けましょう。
快適ペットライフ(参照日:2023-05-17)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。