高齢猫のフードの切り替え方を紹介！高齢の猫におすすめのキャットフード4選

フードの切り替えは猫の体に負担がかかるので、時期や量、切り替え期間、与え方に気を付けなくてはなりません。では、高齢猫用のフードにはいつ切り替えればいいのでしょうか？

猫の老化が始まるのが、だいたい7歳ごろと言われています。猫は一般的に7歳を超えてくると運動量が低下し、食欲もなくなってくるとされているからです。
若いころのフードを高齢になっても食べ続けると、高カロリーで肥満になったり、腎臓に負担がかかってしまいます。

猫が7歳から10歳の間に「高齢猫用」や「シニア猫」という表記が記載されているフードに切り替えてあげましょう。

キャットフードの切り替えは、急に行うのではなく、少しずつフードの割合を変えて切り替えていきます。

変える前のフードを9割、新しいフードを1割という割合から徐々に新しいフードを増やしていき、1週間〜10日後をかけて新しいフードへと切り替えます。

少しずつ変えていってあげることで高齢猫の体の負担も軽減されますし、急に味が変わったことに驚いて食べなくなる可能性もあります。食事中の猫の様子を確認しながら、少しずつ慣らしてあげましょう。

高齢猫はフードを噛む力も衰えてきます。ふやかしてあげることで、高齢で顎が弱っても食べやすくなります。また、フードを食べると同時に水分補給もできるのでおすすめです。

高齢猫になってもタンパク質は必要です。しかし、運動をあまりしなくなるため、そこまで豊富なタンパク質は必要ありません。
高たんぱくなフードではなく、良質なタンパク質を含んでいるフードを選びましょう。トウモロコシや小麦の穀物フードは避け、肉や魚の動物性タンパク質が含まれているかしっかり確認しましょう。

香りづけや着色、保存性の向上のための人工添加物は高齢猫の身体には負担となる可能性があります。無添加のものや、極力含まれていないようなものを選ぶようにしましょう。

高齢猫は顎の力が弱まり、大粒のフードはかみ砕くことが大変になります。また、歯周病を発症している場合もあるので1cm以下の大きさの粒のフードを選びましょう。
水やぬるま湯でふやかして与えてあげると、かみ砕く力も少なくて済むほか、水分も補給できるのでおすすめです。

猫が高齢期に差し掛かった際には、専用のフードに切り替えてあげましょう。
ここからは、高齢猫におすすめのキャットフードをご紹介します。

良質なタンパク質が摂取できる高齢猫用のキャットフードです。穀物類や油脂なども少なめでバランスよく配合されていて、塩分とリンの量もシニア向けに調整されています。

消化率の高いタンパク質を配合した中高齢猫用のキャットフードです。7歳以上の猫が健康的に過ごせるよう、ビタミンやミネラルなどの成分をバランス良く配合しています。

動物性タンパク質を多く摂取でき、消化吸収をサポートするフードです。ミネラルバランスを調整、飲み込んでしまった毛の排出をサポートする食物繊維も含まれています。

中は柔らかく、外はカリカリの2層構造で、異なる食感が楽しめるキャットフードです。腎臓の機能が低下する高齢猫のために、リンやナトリウムの含有量を調整、タンパク質も制限しています。

今回は、高齢猫のフードの切り替え方や、おすすめのフードについてまとめました。愛猫が高齢に近づいたら、専用のフードに徐々に切り替えていきましょう。高齢になっても元気に暮らせるように、食事の面でもしっかりサポートしてあげることが大切です。