犬が人の手をなめるのはなぜ?理由や対処法について解説

犬が飼い主の手をペロペロと舐めてくることはありませんか。あまりに過剰に舐めている様子だと、なんだか心配になってしまいますよね。ここでは、犬が人の手を舐める理由や対処法について解説します。 2022年12月16日作成

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犬が人の手を舐めてくる理由とは?

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犬がひたすら手を舐めてくることはありませんか。犬が手を舐めてくるのには何らかの理由があるのでしょうか。
ここでは、犬が手を舐めてくる理由についてご紹介します。

愛情表現

犬は信頼している人を舐める動物です。舐める行為は犬にとっては愛情を表現する手段なのです。手の他にも顔や体など、さまざまな部位を舐めるでしょう。犬は舐めることで安心するため、犬との関係は順調なことがわかります。

かまってほしい

飼い主がなかなか遊んでくれなかったり、散歩の時間なのに行かないときなどにそばに寄り手を舐めることがあります。手を舐めるだけでなく、じっと見つめてきたり、おもちゃを持って近づいて来ることもあります。

相手を落ち着かせたい

犬は自分の体や手を舐めることで気持ちを落ち着かせています。自分以外の犬が目の前にいるときなどは、相手の気持を落ち着かせるために舐めることもあります。相手を舐める行為はカーミングシグナル(不要な争いを避けるため)の一種でもあります。

犬が手を舐めてきたときの対処法とは?

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手を舐めてくるのは、犬なりの愛情表現であったり、かまってほしいなどの要求の表れであることはわかりました。ただ、舐められることで犬から病気をもらってしまうケースもあります。
ここでは、犬が手をなめてきたときの対処法についてご紹介します。

犬と一緒に遊ぶ

犬が手を舐めてくるときは飼い主と一緒に遊びたいことがあるため、しっかりかまってあげましょう。ただ、犬が舐めてきたときにすぐに遊んでしまうと、舐める行動が強化されてしまうので、時間をおいてから遊びましょう。
犬の運動量が足りていない場合に頻繁に要求してくることがあります。愛犬の1日の運動量がしっかり足りているかどうか確認してみましょう。

普段の生活を見直す

犬との生活の様子を思い返してみましょう。犬の運動量は足りているか、快適に過ごすことができているかなど確かめてみてもいいかもしれません。
また、飼い主の手だけでなく、自分の手や体も頻繁に舐めている場合には、犬のストレスが溜まっている可能性があります。
規則正しい生活、高品質でバランスのよい食事が取れているか、清潔な環境で生活できているかなど確かめましょう。

犬が自分の体を執拗に舐めているときは止めてあげる

犬が自分の体を執拗に舐めて舐めているときは、やめさせるようにしましょう。
犬はストレスから自分の体を舐めることがありますが、過剰に舐めてしまうと皮膚の炎症などを引き起こす可能性があります。舐める癖がついている状態だと、皮膚の炎症が完治してもまた再発することもあるため、できるだけ他のことに興味を引いてややめさせるようにしましょう。

犬の退屈な時間が多いのであれば一緒に遊ぶか、犬が一人でも遊ぶことができるおもちゃを用意してあげるのも効果的でしょう。

犬が手を舐めることをやめさせる方法とは?

コマンドでやめさせるようにする

犬が手を舐めてきたときに「おすわり」や「待て」のコマンドを使います。犬に支持を出すことで、舐める行為を一時的にやめてくれます。舐めることをやめることができたら、たくさん褒めてあげることが大切です。

犬を落ち着かせる

犬が興奮状態になってしまい舐める行動をしているときは、一度犬を落ち着かせる必要があります。ゆっくりと犬を撫でる方法でもいいですし、一度「おすわり」などのコマンドで落ち着かせてもいいでしょう。

どうしても興奮状態から落ち着かない場合は、一度犬がいない部屋に移動してみることもおすすめです。飼い主が部屋からいなくなることで、犬は少し落ち着くことができます。時間をおき、犬が落ち着いた頃に戻るようにしましょう。

普段からたくさん遊んであげる

普段からたくさん遊んであげることで犬の満足度も増します。退屈を感じていたり、かまってほしい場合は、しっかりと犬の要望に応え、たくさん遊んであげるようにしましょう

過剰に舐めているときはやめさせよう

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ここでは、犬が人の手を舐める理由や対処法について解説しました。
犬が人の手を舐めるのは愛情表現や飼い主にかまってほしい場合に見られます。他にも相手を落ち着かせるためにもなめることがあります。
愛情表現であれば受け入れたいところですが、顔や手などを過剰に舐められることで犬から細菌やウイルスをもらってしまうこともあります。過剰にスキンシップは互いに病気を共有してしまうこともあるため注意しなければいけません。

そのため、コマンドでやめさせることや普段から犬と一緒に遊んであげることが大切です。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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