正しい床材を選ばないと危険?犬に優しい床材について解説

手作りフードやこまめなグルーミングなど、愛犬の健康を第一に考える人は多いはずです。
もちろん栄養面や被毛の健康も大切ですが、床材にまで気を配らなければならないことをご存知でしょうか?
この記事では、犬の身体に優しい床材について解説します。 2021年10月22日作成

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床材が滑ることの危険性

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まずは、床材が滑ることで犬にどのような危険が及ぶのかをご説明します。
これらをチェックしてみれば、すぐにでも床材を愛犬に優しいものへと変えようと考えるでしょう。

転倒のリスク

犬は、一般的なフローリングや大理石のようなツルツルした床では歩きにくいのです。
被毛や爪があるため、踏ん張ることができません。
シニア犬であれば、転倒してしまうリスクは高まるでしょう。
若く元気な犬であっても、興奮して走り回ったときなどに滑って転倒してしまう危険があります。

シニア犬の歩きにくさ

先述したように、シニア犬は床材が滑ると足腰に踏ん張りがきかなくて転んでしまいます。
また、転ぶだけではなく、関節を痛めてしまうこともあるでしょう。
シニア犬になると怪我の治りも遅くなるため、怪我を避けるためにもツルツルと滑る床材は選ぶべきではありません。

階段から落ちる危険性

犬にとって、階段はとても危険な場所です。
ほかの床材と同様に、ツルツルと滑る床材を使用しているのであれば、滑って階段から落ちてしまうこともあるでしょう。
階段から落ちるとすぐには止まれないため、大怪我に繋がることもあります。

犬に優しい床材の選び方

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それでは本題である、犬に優しい床材の選び方を見ていきましょう。
これらのポイントを抑えることで、犬の足腰に負担がかかりにくくなるはずです。

滑りにくい素材のものを選ぶ

犬に優しい床材として、滑りにくい素材のものが挙げられます。
クッションフロアやカーペットなどは、犬が踏ん張りやすいためおすすめです。
ただし、クッションフロアは犬の爪跡が残って何度か張り替えないといけない必要があり、カーペットはダニが繁殖しやすく不衛生になりやすいなどのデメリットもあります。

クッション性があるものを選ぶ

クッション性がある床材であれば、万が一犬が転倒しても怪我をしにくくなります。
また、足腰にかかる負担も和らいでくれるでしょう。
クッション性がある床材のデメリットとしては、あまりに柔らかいものを選ぶとシニア犬がかえって足腰に踏ん張りがきかないという点が挙げられます。
そのため、ある程度の柔らかさと反発性のある床材を選ぶとよいでしょう。

丈夫なものを選ぶ

繊維質のある床材だと、犬の爪が引っかかって転倒する可能性があります。
また、もろい床材を使用したときに、剥がれた床材を犬が誤飲してしまうこともあるでしょう。
そのため、犬の床材は丈夫なものを選ぶことがおすすめです。
壊れにくく爪も引っかかりにくいものを選ぶことで、誤飲や転倒などの事故を予防することができます。

清潔を保てるものを選ぶ

先述したように、カーペットは滑りにくくて安全性が高いため、犬を飼う上でおすすめの床材といえます。
しかし、カーペットはダニやホコリなどのハウスダストが溜まりやすいというデメリットがあります。
こまめに掃除ができればよいですが、掃除が苦手な人はカーペットを選ぶのは避けたほうがよいでしょう。

犬にとって理想の床材は?

これらのことを踏まえて、犬にとって理想の床材はどのようなものなのでしょうか?
結論からいうと、「凹凸があって滑りにくい床材」です。
クッションフロアやカーペットなどは、犬にとって理想の床材といえます。
ただし、先述したクッションフロアやカーペットのデメリットは、こまめに買い替えたり掃除をしたりして解決する必要がありそうです。

おすすめのペット用マット・カーペット4選

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最後に、おすすめのペット用マットやカーペットをご紹介します。
「すぐに床材を変えることは難しい」という人は、これらのアイテムを使って犬の足腰を守ってあげましょう。

撥水吸着タイルマット

フローリングの床に置くだけでピタッと吸着し、簡単に敷くことができるマットです。
11色のカラーから選ぶことができるため、部屋の雰囲気に合わせて敷くことができます。
犬が走ってもずれない吸着力が人気の商品です。
1枚が小さく、廊下にも設置できるので使い勝手にも優れています。


撥水吸着タイルマット

おくだけ吸着 ペットマット

このマットも、置くだけで設置が完了します。
ハサミで簡単にカットできるため、部屋の広さに合わせて使うことができるでしょう。
カットしてもほつれることがなく、犬の誤飲の心配もありません。
また、洗濯機で丸洗いでき、常に清潔な状態を保つことが可能です。


おくだけ吸着 ペットマット

ペット用 滑り止め ロールカーペット

適度な厚みのあるクッションマットで、犬の足腰の負担を軽減してくれることが期待できます。
ハサミで好みの大きさにカットすることができるため、階段用のマットとしても利用可能です。
600cm×60cmとかなりの長さで、そのまま廊下用カーペットにしてもよいでしょう。


ペット用 滑り止め ロールカーペット

クッションフロア ラグ

さまざまなデザインから選ぶことのできる、クッションフロアです。
クッションフロアは通常シンプルなデザインが多いですが、このクッションフロアはシンプルなものから奇抜なものまで多くの種類があるため、部屋の雰囲気や好みに合わせて選ぶことができます。
抗菌、防カビ加工が施されており、安心して使用することができるでしょう。


クッションフロア ラグ

犬を飼うときには床材選びにも気を配ろう

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フローリングなどの滑る床材は、犬の足腰にかなりの負担がかかります。
特にシニア犬であれば、転倒して怪我をしてしまうこともあるでしょう。
また、階段で滑って落ちてしまうことも考えられます。
それらの危険から犬を守るためにも、滑りにくく安全な床材選びをすることが大切です。

参考サイト

COZY(参照日:2021-09-09)
https://item.rakuten.co.jp/interior-cozy/sanko_30/

MOCOPET(参照日:2021-09-09)
https://item.rakuten.co.jp/1096dog/w-145681/

Sango style(参照日:2021-09-09)
https://item.rakuten.co.jp/sangostyle/byt1007070-cp01/

SOEI(参照日:2021-09-09)
https://item.rakuten.co.jp/soei/michel182260/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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