犬はキウイを食べても大丈夫?栄養素や与える際の注意点など

ジューシーで、甘味の中に少し酸味のあるのが特徴のキウイ。
手軽に食べられるため、食後のデザートとして人気のキウイですが、犬に食べさせても問題ないのでしょうか?
この記事では、キウイに含まれる栄養素や、犬に与える際の注意点についてご説明します。 2021年02月24日作成

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犬はキウイを食べても大丈夫?

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まずは本題である、犬はキウイを食べても大丈夫なのかどうかについて見てみましょう。
また、もし食べさせても大丈夫であれば、どれくらいの量を与えれば良いのかについてもご紹介します。

犬はキウイを食べても大丈夫!

結論からいうと、犬にキウイを食べさせても問題ありません。
キウイにはさまざまな栄養素が含まれているため、おやつとして与えても良いでしょう。
水分が多く含まれているため、熱中症予防としてもおすすめです。

果肉以外はNG

キウイの皮は消化がしにくいため、果肉のみを与えるようにしましょう。
残留農薬が付いていることも考えられるため、皮は絶対に与えてはいけません。
種はオメガ3脂肪酸が含まれており、消化をサポートしてくれることが期待できます。
しかし、種自体は消化されないので、そのまま排泄されるはずです。
可能であれば、種も取り除いて果肉のみを与えることをおすすめします。

ドライフルーツもNG

人間用にドライフルーツのキウイが販売されていますが、ドライフルーツのキウイは犬に与えてはいけません。
ドライフルーツには砂糖が添加されていることが多いため、肥満などの原因となります。
また、香料や保存料などの添加物も犬にとって有害となる可能性があるので、キウイを与えるのであればかならず生の状態のものを与えるようにしましょう。

アレルギーに注意!

キウイは、アレルギーの原因にもなる食材です。そのため、まずは少量与えて様子をみましょう。犬がキウイを食べてから下痢や嘔吐、目や手を痒がるような素振りを見せた場合には、与えるのをやめて動物病院へ連れて行く必要があります。

1日に与えても良い量の目安

犬にキウイを与えすぎると、肥満の原因となります。
そのため、ダイエット中の犬であればキウイは食べさせないほうが良いでしょう。
目安としては、4kg未満の犬には22g、10kg未満の場合は56g、25g未満は95g程度です。

キウイに含まれる栄養素

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キウイには、さまざまな栄養素が含まれています。犬にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?

ビタミンC

美容や健康に良いといわれるビタミンCが、キウイには豊富に含まれています。
ビタミンCは、免疫力を維持する効果が期待できるでしょう。
しかし、犬は体内でビタミンCを生成できるため、絶対に摂取させないといけない栄養素ではありません。

カリウム

キウイには、身体の中に不要なものを排出する効果が期待できる栄養素である、カリウムが含まれています。
カリウムは抗酸化作用も期待できる栄養素です。
カリウムが多く含まれていることからも、犬にキウイを与えることは多くのメリットがあるといえるでしょう。

食物繊維

キウイには食物繊維も含まれているので、便秘に悩んでいる犬にもおすすめです。
ただし、食物繊維の摂りすぎは下痢の原因にもなりうるので、キウイの与えすぎには気を付けなければなりません。

アクチジニン

酵素の一種であるアクチジニンは、たんぱく質の分解を助ける役割が期待できます。
キウイにはアクチジニンが多く含まれているため、日頃のドッグフードなどで摂取したたんぱく質を効率良く摂取することができるはずです。

犬にキウイを与える際の注意点

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最後に、犬にキウイを与える際の注意点についてご説明します。

小さく切ってから与える

犬は食事をするときに丸呑みをする動物ですので、大きなキウイをそのまま与えることはやめましょう。
のどに詰まらせてしまう可能性があるため、かならず小さく切ってから与えます。
食べやすいように、薄くスライスしたり潰したりして与えるのも良さそうです。

腎臓疾患のある犬には与えない

キウイには、わずかながらシュウ酸という成分が含まれています。
このシュウ酸には、体内のカルシウムのバランスを保つ役割があります。
しかし、シュウ酸が原因となり尿路結石を発症することもあるため、腎臓疾患のある犬や、過去に腎臓疾患があった犬にはキウイを与えないほうが良いでしょう。

主食にはしない・必ず与える必要があるわけではない

キウイはさまざまな栄養素が含まれているため、犬にとってメリットの多い果物です。しかし、メインの食材となるわけではありません。

犬は基本的に総合栄養食と表示されているドッグフードのみを食べていれば、健康を維持することができます。犬は生きていくために、動物性たんぱく質を多く摂る必要があります。

キウイを与えすぎた場合には、肥満はもちろん、毎日に必要な栄養素も摂取できなくなってしまうこともあります。キウイは犬にとって必ず摂取する必要はない食材であるいうことも覚えておきましょう。

キウイはおやつとして与えましょう

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キウイにはカリウムや食物繊維など、犬にとってメリットの多い栄養素が多く含まれています。
また、甘くてみずみずしいため、多くの犬は喜んでキウイを食べるでしょう。
しかし、キウイの与えすぎは肥満になることはもちろん、下痢や尿路結石などのリスクも含まれます。
そのため、犬にキウイを与えるのであれば、小さく切っておやつとして与えるのが一番良いでしょう。

参考サイト

文部科学省 食品成分データベース “キウイ”(参照日:2021-01-27)
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=7_07054_7
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=7_07168_7

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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