子猫が下痢に！原因と対処法

子猫が下痢になってしまった時、どうすればいいか、そしてなぜ下痢になってしまったのかを紹介していきます。

猫の下痢にはいくつかの種類があり、その便の状態や症状には違いがあります。
そこで、下痢の種類についてまずは紹介していきたいと思います。

まず水分の多い下痢を水様便といいます。
一般的には便に含まれている水分量は約７０％と言われているのですが、その水分量が８０％以上になってしまった状態が下痢と呼ばれています。

そして水分がそこまで多くない下痢のことを軟便と言います。
正常な便はコロコロしているのが普通なのですが、水分の少ない下痢というのは、水様便よりも固くあって、触ると簡単につぶれたりもします。
その他にも持ち上げると便の跡が残るような状態のことを言います。

３つ目は、血や粘液が混じっている下痢のことを血便、または血様便といいます。
赤い血が混じっている場合は、出口である肛門に近い大腸からの出血が考えられます。
色が真っ黒な便が出る場合もあるのですが、これも血便の一種と言われています。
何故かというと、胃や小腸で出血したものが黒く変化するため、黒色になってしまうと言われています。
ゼリー状の粘液が混じっているのは粘液便と呼ばれていて、主に大腸へのダメージがある時に見られると言われています。

これからの下痢は急性の下痢と慢性の下痢に分けられていて、ある日突然下痢になってしまった急性の場合は１～２週間で収束するでしょう。
また、慢性だった場合には、一般的な治療を行って、数週間にわたって続くと考えられます。

なぜ下痢になってしまったのかわからない、という方はこちらを参考にしてみてください。

まず１つ目は感染による下痢です。
ウイルスなど、微生物による感染で引き起こされます。ウイルス性、細菌性、そして寄生虫性など様々な感染が考えられます。

２つ目は食事による下痢です。
消化吸収不良は消化管の働きが悪いときに起こりやすいともいわれていて、主に食べすぎやごはんの種類が急に変わったりすることなどで起こると言われています。
その他にも植物アレルギーによって下痢を起こす場合もあります。

３つ目は異物による下痢です。
薬物や殺虫剤など間違えて飲んでしまい起こる場合があります。それを防ぐには、きちんと家の中を片付けておくようにしましょう。
ストレスによる下痢も考えられます。

長時間の移動なども猫にとってはストレスになる場合が多いので、旅行などへ行く際に下痢になってしまう猫も多いと言われています。

猫の様子や便の様子をしっかり観察してみてください。
少しの変化にもすぐ気づくことが出来るようになるので、大事に至る前に気付く事ができます。
できれば便はすぐには捨てずに病院にもっていくか、携帯で写真を撮って残しておくかしておきましょう。
ご飯の種類や量を変えてみるのも一つの方法となっています。

人間用の下痢止めや市販薬は絶対に使わないようにしましょう。

猫が下痢になってしまった場合、慌てずになぜなったのか考えてみてください。
それぞれに合った対処法を行い、わからない場合は病院へ行くのが一番です。