飼い主さんが居なくなった途端に暇つぶし?
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飼い主さんが外出をした途端、急に部屋中を駆け回るというのは、隠しカメラの映像でよく捉えられているものです。なぜそんな風になるのでしょうか?一種の解放感の表れと考える場合と、何をしたら良いのかわからずに、ひたすら走り回る=暇つぶしという見方もあります。
いずれの場合でも、元気で活発なタイプの犬はまず部屋の中を歩き回り、なんとなくそうすることで、手持無沙汰な自分の気持ちを静めようとしている動きを見せるものです。
①飼い主さんが居ないことを確認する(あるいは一応探してみる)
②ひたすら部屋の中を徘徊する
③床や飼い主さんの衣服などに自分の体を擦りつける
これがよくある犬の行動パターンです。これこそ、犬の暇つぶしの代表的な行動の表れです。他にも、好きなおもちゃで遊び始めるというタイプの犬もいますが、留守番当初からは、なかなか難しいようです。
飼い主さんが居ないことに突然気づくと?
急に寂しい気持ちがこみあげてくるタイプの犬もいます。窓の外が見える場合には、すかさずその場所に移動をして、窓を見下ろすような仕草をしきりに見せるのも、退屈しのぎでもあり、寂しさを紛らわす一つの行動なのです。飼い主さんに、普段から依存している犬の場合には、そのような行動が顕著になります。もはや、暇つぶしというよりも、飼い主さん恋しさの方が勝ってしまい、飼い主さんを求めての行動に移ってしまう場合も多いわけです。
そして、飼い主さんの匂いのするものを、ひたすら探し回ることで、退屈しのぎをすることも、十分にあり得るのです。人間のように、「ちょっと待てよ・・・」という思考パターンを、犬はあまり持ちません。直接、何らかの行動を起こして初めて、犬は暇つぶしを開始するわけです。
犬が見せる究極の暇つぶしとは??
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犬が退屈をしのぎ、暇をつぶすために起こす行動は、いかにも安直です。そして、よく考えると本当に愛らしいことばかりなのですが、いずれの場合にも心が折れそうになっているところを、奮い立たせているかのような行動が多いのです。
①悪戯をする
②部屋中を駆け回る
たいていの場合、この2つの行動に移り暇つぶしを解消しようとします。そうするほか、自分の中に芽生えた寂しさを紛らわせないという現実もあるのです。適当なおもちゃを与えたとしても、数分から1時間程度で飽きてしまうのも無理もありません。そうなってしまうと、今後は遊びの対象が家財道具などに移行してしまうのです。
悪戯や部屋を荒らすのは良い暇つぶしなのか?
留守番の時間が長くなればなるほど、犬の心もどんどん追い込まれたような形になります。普段はティッシュなどで遊ばないのに、急に引きちぎるようなことをしたり、トイレシーツを破壊するなど、どの犬にも起こりえることばかりです。この場合には、「してはいけないこと」と注意をしたうえで、飼い主さんの方で留守番時には撤去しておく、トイレシーツの上にメッシュを置くなど、工夫が必要になります。
我慢していた遠吠えを始める犬も
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犬が遠吠えをするときは、心が究極に寂しくなったときです。飼い主さんを求めて、大きな声で遠吠えをするときには、もはや、暇つぶしの域を超えてしまっていると考えてください。あまりに大声の場合には、近所迷惑にもなってしまうので、注意が必要です。孤独を感じすぎると、必ずと言っても良いほどに、犬は遠吠えをして、誰かを呼ぶような仕草をみせるようになります。
暇つぶしと言えばそうなのですが、精神面でやや心配な要素が増えてしまうことも否めません。そこで、暇つぶしをしなければいけないほどに、長時間の留守番をさせるときには、配慮も必要になります。
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UCHINOCO編集部
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