犬と帰省をするということ
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年末年始やお盆の時期に犬を連れて帰省をするということは、一大イベントです。そこをまずはしっかりと認識しておいてください。冬の帰省と夏の帰省には、季節の違いもありますし、犬の体調面の心配事も少しずつ違っていますが、まずは無理をせずに帰省ができるような交通手段を選ぶことが肝心です。
帰省先の場所にもよりますが、動物病院の有無や家族の受け入れ態勢なども完全に整った状況を考えておいてください。それ以外の場合には安易に犬連れの帰省はできないものです。やはり周囲の協力がないと、なかなか満足のいく犬連れ帰省は実現しないからです。その次の考えないといけにのは、持ち物についてです。何を持っていくべきなのか?あためて事前に持ち歩くものをチェックしてください。
帰省時の持ち物には細心の配慮を
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犬は旅行や帰省時には半端のない緊張に襲われることは珍しくありません。まだ年齢が若い犬でも、ある程度、旅慣れている犬であっても毎回の帰省時には、きちんと持ち物を飼い主がチェックをするべきでしょう。旅行に行くときのほぼ同じ内容ですが、次の物は必ず自宅から持ち出すようにしてください。
〇食べなれたフード フードを入れる入れ物+水
〇トイレシートと敷物
〇トイレ処理用のごみ袋(ウンチ袋)
〇使い慣れたベッド
〇使い慣れたクレート
〇洋服
〇衛生用品
〇常備薬
帰省時に体調を崩さないようにいつものフードを
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季節がどの季節であってもいつも食べなれているドライフードを密閉の容器や袋に1食分ずつ入れて帰省するようにしてください。この時に意外と忘れてしまうのが、フードを与える入れ物です。これも帰省先の食器などを代用してしまうと神経質なタイプの犬は、食事を上手く摂れなくなります。多少手間であってもいつも食べている食器を持参するようにしてあげてください。そうすることで場所が変わってもいつもの通りに食べてくれるようになります。
例えば普段から食が細めの犬の場合には、帰省先で食欲が落ちてしまう可能性もあります。その場合を想定して、帰省をする1カ月前頃から、トッピング用のウエットフードを食べる練習をしておくのも、秘訣です。これが功を奏して帰省先でも上手にご飯を食べることができた!という成功例は多いのです。
水は意外と盲点になる
普段から水道水を飲んでいる犬にとっては、場所が変わると水の変わると言われるように抵抗を感じて水分を摂取できなくなる可能性もあります。この場合いは天然水(軟水)に慣れさせておく方が安全でしょう。万が一のために、ストックを持ち歩いておくと、水も飲んでくれます。現地調達も可能な限り、犬の様子を見てしてあげてください。
水を飲まないというのは、帰省をするときには犬には大きなストレスになるものです。給水の習慣は必ず必要ですので、忘れないように持ち物リストに入れておきましょう。季節を問わず、水をしっかりと飲むことは必ず必要なことです。
身体を休めるベッドもいつものものをできるだけ持参
どんなベッドでも眠れるという犬と、自分のベッド以外は無理!という犬とに分かれます。まずは、車などで移動をするときにはいつものベッドを持ち歩けると便利です。もしも電車や新幹線を使っての移動の場合には、出来るだけ普段からベッドに使っているタオルケットや敷布などを持参出来るようにしておいてください。
そしてクレートトレーニングをきちんと行っている場合にはクレートも、いろんな場所で役に立ちますので、是非とも持参してあげてください。結構な荷物になるので、場所によって可能な限りは、車移動をする飼い主さんが多いようです。あるいは、事前に到着に合わせて荷物を宿泊先に送るという手段もあります。出来るだけ日常を大幅に変えずに帰省をすることが、犬のストレスを最大限に抑えるコツです。
帰省をするときには万全の準備を怠らず
衛生用品や洋服は普段、接することの少ない親や親せきへ配慮として必要なものです。万が一のために、常備薬も欠かさず持参してください。これも忘れないようにしてください。犬の帰省がうまくいくのも、いかないのも飼い主さん次第だということを忘れないようにしましょう。
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UCHINOCO編集部
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