犬が玄関から離れない理由と対処法

犬がずっと玄関で過ごす理由は飼い主さんが留守にしているときが、圧倒的な理由です。なぜどのようになってしまうのでしょうか?犬には犬にしかない強い感情ががあるのです。そのあたりを理解してあげることが肝心です。 2019年12月24日作成

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犬が玄関で過ごしている時の心理状態とは?

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犬が玄関で過ごしている時はたいていの場合には、飼い主さんが留守をしているときです。誰もいない時に落ち着ける場所を自分なりに見出せていないことで玄関から離れられなくなっているのです。だからこそ、玄関で寝てしまったり、健気に飼い主の帰りを待つような仕草を見せるのです。

いつ帰ってくるのか分からないのに、ひたすら待つというのは、なんとも愛らしい姿ですが、やはりあまりにも長時間になるのは心配になります。稀に、飼い主さんがそこにいるのに玄関に居座るという場合もあります。

散歩に行きたい!

犬は散歩に行きたくなると、玄関にずっといることで飼い主さんが根負けをして散歩に連れて行ってくれるのでは?という淡い期待と直談判をする場合もあります。これは、なかなか我の強い犬の行動です。それでも散歩の時間というのは生活の中で決まっているものですよね?そこは犬にきちんと説明をして、そのような理由で玄関に行かないように、飼い主さんとしても教えてあげないといけません。

警戒心が強すぎる犬は玄関から離れない?

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玄関からは来客も入ってくるということを、しっかりと理解している犬の場合には、玄関をまるで警備するように居続けることがあります。警戒心が強すぎて玄関から離れようとしない犬には、飼い主さんも困り果てます。最初は警備をしてくれるなんて、ありがたい!と思うのですが、やはり長い時間になる犬の心理的なことも心配になります。

これがあまりにも続くと次は来客に対して凶暴性を示す可能性もあるのです。そうならないためにも、問題行動を起こす前に、玄関から離れないという状況から犬を離せるように飼い主さんも対策をしてください。

玄関にいなくても心が落ち着く場所を見つける

犬が玄関で過ごすというのは、心の拠り所となる場所はないからです。家の中に自分だけの安心安全の場所はどこですか?もしもその場所がないという場合には、飼い主さんが何か工夫をして犬の関心をそちらに向けるようにしてあげてください。飼い主さんと触れ合うことが好きな犬の場合には、スキンシップを増やしてあげましょう。

そして留守番の時間中にずっと玄関で過ごしてしまう場合には、その場所に行かないように何らの仕切りをするなど、事前の措置が必要です。そのままにしておくのだけは止めてください。玄関が居場所になっているという状態自体が異常なのだと、飼い主さんが理解をするべきでしょう。

玄関から出ていく飼い主を見せない工夫

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愛する飼い主さんが背中を見せて玄関から出ていくという光景を日々見ている犬は、玄関にいないともう、飼い主さんと会えないのでは?という勘違いを起しがちです。そうなってしまうと、どんどん心が狭くなり、玄関から離れられなくなるのです。すでに飼い主さんに依存をしている状態です。

関心を他に向けられるように仕向ける必要もあります。好きなおもちゃ、好きな居場所を多く作って玄関に行かないようにしてあげてください。そして飼い主さんが外出する姿を玄関で見せないことも重要です。犬の気持ちに寄り添った対応を心がけることが肝心です。

玄関に悪いイメージを置かないようにする

玄関を警備する犬も、玄関で待つ犬も、玄関に対してはネガティブなイメージを持っているのです。そこを何とか払拭できるように玄関を楽しく素敵な場所に変える必要があります。散歩の行きと帰りに通る場所として何か明るく装飾をするなど、飼い主さんの気持ち次第で、変わるはずです。玄関は楽しい場所であり、お出かけをするときのエントランスであるべきなのです。

著者情報

UCHINOCO編集部

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