わんちゃんを家でトリミングをしてあげたい!それって可能?

多頭飼いをしている飼い主さんの中には、愛犬のトリミングは自分でしているという方もいます。経済的にもその方が安上がりという考え方も、うなづけます。但し、手順をきちんと理解したうえで、ある程度の経験がないと家でトリミングをすることは、結構、難しいかもしれません。 2019年11月29日作成

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自宅でトリミングができるかどうかは犬次第?

https://www.shutterstock.com/ja/home

例えば、おとなしい犬の場合には飼い主さんが自分のことを、きれいにしてくれるという意識は常に伝わるものです。トリミングをしている間も協力的にしてくれるものです。逆に、なかなか飼い主さんの言うことを聞かないタイプの犬をトリミングしよう思うのは、なかなか困難を極めます。その上、はさみやバリカンを使うという性質上、危険度も上がりますので、あまりお勧めできません。

犬側の条件を満たしていて、飼い主さんの方にも経験や余裕がある場合には、手順をきちんと踏んだうえで自宅でトリミングを行ってあげればよいでしょう。くれぐれも、トリミングは時間が長引けば長引くほど犬にはストレスになります。そのあたりの時間配分も計算したうえで取り組んでみてください。

絶対に無理をしないこと

犬をきれいにしてあげたいという思いと、実際にトリミングをすることとは、別問題です。愛犬が普段から、スムーズに体を触らせてくれるかどうか?がまずは肝心です。シャンプーをする前にはきれいにブラシやコームで全身の被毛を、きれいにする必要があるからです。この時点で抵抗をしているようでは自宅でのトリミングは危険です。潔く諦めてプロのトリマーさんにお願いした方が安全です。

どうでしょうか?もしも愛犬が従順に飼い主さんに体を預けてくれるようなタイプであれば、ゆっくりと手順に沿ってトリミングやシャンプーを行えば安全でしょう。見切り発車で、「多分出来るかも」と言う安易な気持ちで犬を濡らして無理にシャンプーやカットを行うことで、犬が体調を崩す場合もあるのです。自宅でトリミングというのは、出来るだけ経験が多い人にチャレンジしてもらいたいことです。不慣れな人にはお勧めしません。

自宅でトリミングを行う手順は?

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①その日の体温を測ります
②事前にブラッシングを行い毛玉をきれいに取り去ります。
③シャンプーで体を濡らすときには必ずお尻側から行うようにします。
④シャンプーが終われば必ず素早く体を乾かします。
⑤おなかが冷えると体調不良になってしまいますのでおなかを冷やさないようにします。

この手順でシャンプーを行います。余裕があれば肉球周りの被毛をカットし、爪を切るところまでセルフで行う人もいます。それでも暴れてしまうと怪我をしてしまいますので、細かな部分のトリミングだけを獣医さんや看護師さんにお願いするという手もあります。

肛門周辺や肉球周りは敏感な場所

ペットショップに足を運べば自分でもトリミングできそうなグッズが多く販売されています。小さなバリカンなども安全設計になっていますので、肛門周囲や肉球周りの余分な被毛をカットするときにはとても便利です。ただ、刃の当て方を間違えるとどうしても痛みを伴い出血をしてしまいます。これは大変ですので、無理をせずに任せる部分はプロに任せた方が安心でしょう。

耳の部分に飾り毛が多い場合にも耳掃除がしづらいという場合があります。この部分も、飼い主さんがあまりに触りすぎると次から拒否をすることもあります。要注意です。外耳炎になってしまうと、治りづらいので耳のような場所には、ローションなどを勝手に多用しないほうが無難でしょう。

しっぽの飾り毛は大事な部分

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犬種によって飾り毛が立派に生えている場合があります。きちんと整えてあげないと見た目が随分と変わってしまいます。これはとても需要なことですので留意してください。肛門回りもカットしすぎると「お尻が丸出し」状態になります。微妙な様子を見ながら、慎重にトリミングをするようにしてください。

著者情報

UCHINOCO編集部

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