飼い主さんへの執着心が、やきもちに変わる
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飼い主さんが他の犬に優しく接しているのを見るだけで、激しい嫉心を燃やすようなタイプの犬がいます。これはどうしようもなく抑えきれない気持ちの表れなのです。飼い主さんと、楽しそうにおしゃべりをしている友人の間に、割って入るようなこともよくあることです。これは立派な、やきもちと言えるのです。
その時の犬は、必死に怒っているのです。その眉毛は少しだけ吊り上がり、飼い主さんへのアピールが止まらなくなります。それは必死の攻防をしながら、犬は飼い主さんに対して、強いやきもちを焼くものなのです。
犬が激しくやきもちを焼いているとき
犬によっては自分の気持ちをストレートに出せる場合と、出せない場合とがあります。そこを見逃さないようにしてあげてください。それがあまりにも過激になってしまうと犬の方にも強いストレスがかかってしまいます。そのやきもちの対象は、飼い主さんであることがほとんどです。それ以外にも、誰に対してもやきもちを焼くことは広く知られています。
犬の場合には、やきもちという優しい表現よりも「嫉妬」に近い感情を抱くものです。最初は1頭と飼い主さんだけで過ごしていたところに新しい犬が参入してきた場合などには、特にやきもちをやきます。
仕事にもやきもち?
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犬は飼い主さんが仕事にばかり没頭していると、その「仕事」に対してまでも、やきもちを焼くほど繊細な気持ちを持っています。時にはパソコンの上に飛び乗って見せたり、飼い主さんにまとわりつくなど、必死にアピールをして見せるのです。
その嫉妬はとどまると事を知らず、すぐにエスカレートしていくものです。飼い主さんが、自分を十分に構ってくれるようになるまでの間は、やきもちを焼き続けます。まったく困ったものです。
犬がやきもちを焼いている時に見せる様子は?
例えば次のような様子を見せるようなります。
・飼い主さんにすり寄って甘えてくる
・表情がいきなり厳しくなる
・おもちゃをしきりに飼い主さんに運ぶ
これは言葉を持たな犬らしい仕草の表れなのです。そのうち、いつもとは違う場所でふて寝を始めて、名前を呼んでもすぐには振り向かなくなります。犬としては飼い主さんへのいら立ちをそんな反抗で示しているつもりなのです。ひどくなると、おしっこをあちらこちらに撒いて、飼い主さんを困らせることもあります。
やきもちが過ぎると問題行動を引きおこす
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あまりにもやきもちを焼き過ぎると今度は犬の方が攻撃的になってしまいます。自分の思いが届かないということで、かなりイラついてしまいます。お留守の時には、物を壊すなど、飼い主さんが予想もしていない行動を起こします。そして自分足を噛むなど、いろいろと問題を起こすようになります。
あまりにも、嫉妬に狂うようなやきもちの焼き方をする場合には、飼い主さんのほうから、犬の方に優しく声をかけて、その場を収めるようにしてあげてください。
犬のやきもち対処法は?
「今やきもちを焼いている!」と犬は何らかの形でアピールをしてくるものです。そこを見逃さないようにしてください。あまりにもエスカレートし過ぎると、なかなか終息しないものです。犬はとにかく飼い主さんを独占したいと常に考えているのです。その気持ちを汲んであげることが絶対に必要です。
一度のハグだけでも、そのやきもちは収まる場合もあるのです。犬にも気持ちがあるるからです。そこをしっかりと理解しながら生活を送るようにしてあげたいものです。犬はやきもを焼きやすいタイプの生き物だと感じておいてください。そして、飼い主さんとの間柄には特に強い子だわりを持つものです。
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UCHINOCO編集部
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