犬にとって食事のしつけは大事かどうか?
https://www.shutterstock.com/ja/home
犬を家庭犬として育てるうえで、食事のしつけはとても重要です。特に室内で食事をする犬には、必ず同じ器の中にある定量の食事を丁寧に食べるようにしつけたいものです。何でも食べるという状態ではごみ箱を漁り、誤飲をして緊急搬送されるということもあるからです。
飼い主さんが「よし!」と言うまで待って、指示をもらってから食べるということを、繰り返しトレーニングをしていると、食事のマナーもとても良くなるのです。食べ物を前にして、飼い主さんの指示を聞くというのは、とても辛抱のいることですが、これにチャレンジさせるのは有意義なことなのです。そしていわゆる「犬食い」は、慌てて食べてしまい傾向が強いので、注意をしなければいけないのです。食事を前にしても、一拍置いて、ゆっくりと食事を摂れるようにすると、犬の誤飲も防げるのです。
飼い主の指示を守れないと後々困る?
何でもいつでも食べても良いという感覚を犬が持つと、ついついごみ箱を漁る場合や、拾い食いをするなど、問題行動を起こす可能性もあるのです。これは後々困ってしまう状況ですので、飼い主さんの指示を待って食事を摂るという習慣はとても重要なのです。勝手な行動をすることは食事だけに留まるものではありません。どんな場面でも、飼い主さんの指示を守ることが、当たり前になると犬のスキルもアップするのです。
ただ、食べることに執着が強い犬の場合には飼い主さんの指示を待たずに、勝手に食事を摂り始めてしまいます。ここをまずは是正するようにしてください。あまりにも食事に関して厳しくしつけてしまうと、食べることに喜びを感じづらくなります。このあたりの、さじ加減はとても重要なのです。
何でも食べても良い?これは困った習慣です
https://www.shutterstock.com/ja/home
自分の食事を飼い主さんの指示を待って、集中をして食べるという習慣を確立させることが基本です。そこまでに到達するまでには、飼い主さんの気苦労も絶えません。それでも改めて、犬に対して食事のしつけをすることがどれほど生活と密着しているのか?がわかると、少しも苦ではなくなります。「オテ」を教えるのと同じくらいに、飼い主さんが地道に教える形で、食事の前のマテを徹底すれば良いのです。
人間が食事をするときにも見境がないと、ついついねだるようになってしまいます。毎回の食事で犬を隔離するなどは、ナンセンスな話です。それよりも、食事のしつけを徹底することで家の中で過ごしていても食事をねだらなくなります。
食事の時のしつけは幼い頃から
なぜ飼い主さんが食事のたびに自分へ指示を出すのだろうか?やはりリーダーの指示は絶対的に守らないといけない、という感覚を持つことが絶対に大切なのです。これを食事の前に指示を与えるという習慣で、犬側に学ばせることがとても重要です。「マテ」という指示は最初、犬には理解できないことです。それでも幼い頃から繰り返しずっと続けることで、「指示があってから食べる」という学習をするようになります。
飼い主=リーダーであることを、認識させることが食事のしつけの基本です。当たり前に指示を守るということを、犬が学べることでスキルアップにもつながるのです。
食事のしつけを通して飼い主さんとの絆を深める
https://www.shutterstock.com/ja/home
飼い主さんに対して絶対的な忠誠心を持つことは犬の幸せにも直結します。やがて、食事の指示を待つようになりアイコンタクトもしっかりと取れるようになるのです。食事のしつけは、犬の生活の中では当たり前のことです。飼い主を群れのリーダーと認識することで、心の安定感を得ることにもなるのです。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。