飼い主さんは愛犬の頼れるリーダー
犬の祖先である狼は、群れで狩りをして生活しています。群れのリーダーが統率を図ることで、チームワークを駆使して狩りを行い群れは生活することができます。
優れたリーダーに従うことで群れは安心して生活することが可能であり、逆にリーダーが力不足だと争いが起こり、群れの関係はギクシャクしてしまいます。
狼は群れの上下関係が上手くいっていないと、命にも関わる重大な問題に発展します。そのため従うリーダーはとても重要になります。
飼い犬においてもリーダーは精神的な拠り所であり、愛犬が生きていくための指針となります。
そのため、愛犬が安心して過ごすためには飼い主さんがよき見本となって、リーダーとして認められることが大切です。
しつけを行う上でも信頼関係は大事になりますので、信頼関係を築く上で必要なポイント&してはいけないことを紹介します。
愛犬と信頼関係を築くためには?
飼い主さんが愛犬のしつけを行うことは、人間社会で共に生きていくためのルールを教える大切な役割です。
愛犬と円滑に信頼関係を築くためのポイントを紹介します。
①アイコンタクト
愛犬との信頼関係を築くためには、愛犬にまず認識してもらう必要があります。
また、なにか指示を出す際にも飼い主さんの方に意識を向ける必要があります。
愛犬と視線を合わせることがアイコンタクトになりますが、相手の目を見て話すことは人間同士のコミュニケーションをとる上でも重要です。
やり方は簡単で、まず名前を呼んでおやつなどで愛犬の意識をこちらに向けます。
最初はおやつの方ばかりに気を向けてしまいますが、短時間でも飼い主さんと視線を合わせることが出来たらおやつを与えて褒めてあげましょう。
繰り返していくうちに、視線を合わせる時間を長くすることが可能です。
だんだん視線を合わせれば褒めてもらえる、おやつがもらえると愛犬が覚えてくれます。
回数を重ねると飼い主さんが褒めてくれることが嬉しくなり、飼い主さんに視線を合わせて集中するようになりますよ。
信頼関係の第一歩としてアイコンタクトは大切になります。
②リーダーウォーク
アイコンタクトができるようになったら、次のステップです。リーダーウォークの練習を始めてみましょう。
リーダーウォークとはその名の通り、飼い主さんが散歩ルートを決めて主導で歩くことを指します。
散歩の前に愛犬の名前を呼んで、「ツケ」と指示を出して歩き始めます。
はじめは愛犬は、自分の行きたいところにグイグイ引っ張っていきそうになりますが、その時は素早くリードを自分の方に引いて、愛犬が行こうとした方向と反対の方に行きます。
この動作を繰り返して飼い主さんが主導権を握って散歩することで、愛犬は飼い主さんについて歩くようになります。
ポイントは目線を合わせることができた時やついてくる愛犬に声をかけてほめてあげましょう。
信頼関係を築く初めの段階として、アイコンタクトとリーダーウォークが重要になります。
信頼関係のためにやってはいけないこととは?
飼い主さんが愛犬にリーダーとして認められて、信頼関係を築くためには一貫した態度が必要です。
例えば、散歩の際に最初は飼い主さん主導で歩いていたのに愛犬が好きな方向に行きたがるのでそれを許してしまう、欲しいと吠えるからおやつを与えてしまう等愛犬の要求を通してしまうことは絶対にやめましょう。
飼い主さんが優柔不断な態度を取っていると、愛犬は混乱してしまい不安になり、ストレスにもつながります。
最悪、立場が逆転してしまい自分がリーダーとして振る舞い、飼い主さんに攻撃的になる危険もあります。
一貫性を持って褒める時は褒める、叱る必要があるときは叱るなどメリハリのある態度が重要です。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。