日本犬の魅力
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日本犬とはその名の通り、日本に昔からいる土着犬です。昔から日本人の生活に寄り添って共に暮らしてきた日本犬は日本の気候に適応しやすく、身体も丈夫な個体が多いのが魅力です。
日本の住環境にも馴染みやすく、比較的飼育しやすい犬種になります。多くの日本犬は猟犬や番犬として活躍してきた歴史から飼い主さんに対する忠誠心が強く、しつけもしやすくなります。
さらには運動が大好きな子が多いので、ドッグランで一緒に走ったり、キャンプなどを楽しむことがまずできますよ。
6種類の日本犬
早速、犬種ごとの性格などを紹介します。犬種ごとの特徴や毛色なども併せて紹介します。
①柴犬
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日本犬で唯一小型犬に分類される柴犬は日本での飼育数が最も多い犬種です。
日本国内だけでなく、海外での人気もあり日本犬の中でも一番人気の犬種になります。
成犬でも10キロ前後にしか成長しないので、賃貸などでも飼育しやすくクルンと巻いた巻尾が特徴です。
性格は忠実で飼い主さんやその家族には愛情深くフレンドリーに接します。
賢さと勇敢さを併せ持ち、他人に対しては警戒心が強いので、幼少期からの社会化が大切になります。
②秋田犬
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日本の秋田県原産の犬種であり、忠犬ハチ公でも知られている日本犬で唯一の大型犬になります。自治体によっては特定犬に指定されていることもあり、規定のしっかりとした飼育スペーズが必要になる場合があります。
成長すると30キロ前後に成長しますのでまた広い飼育スペースが必要になります。また、必要とする運動量も多いため最低でも毎日2回1時間以上の散歩が理想的です。
性格はマイペースで飼い主さんとその家族には友好的に接しますが、警戒心が強く縄張り意識が強いため幼いうちから他人や他の犬に慣れさせておく必要があります。
我慢強く飼い主さんの指示に従順に従うため番犬にも向いています。力が強いので、シニア世帯や小さな子供がいる家庭での飼育は慎重に考える必要革あります。
③紀州犬
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三重県から和歌山県にかけての地域原産の日本犬になり、主に猟犬として活躍していました。
成長すると15キロ前後になり、中型犬に分類されます。現在は白の毛色の個体がもっとも多く、ピンと立った三角耳が特徴です。
また、多くの日本犬が巻尾なのに対して紀州犬は差尾であることが多いです。
性格は猟犬として活躍していた歴史から日本犬の中でも勇敢で飼い主さんに一途で愛情深い個体が多いです。
警戒心も強く神経質な面があり、しつけを怠ると攻撃性が顕著に出てしまう場合があるので、飼い主さんによるしつけが必要不可欠です。
④甲斐犬
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虎毛が特徴の日本犬であり、中型犬に分類されます。
別名「虎毛犬」とも呼ばれており、山梨県が原産の日本犬になります。
性格は飼い主さんや特定の人のみに心を開く「オンリーワン気質」な個体が多く、他日本犬の中でも特に気性が荒い子が多いです。そのため、多頭飼育には向かない犬種になります。
飼い主さんの指示を忠実に聞く頭の良さと献身的な性格が魅力であり、一生の良きパートナーになってくれる犬種になります。
一代一主の犬とも言われており、単一飼育が望ましいです。
⑤四国犬
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元々は「土佐犬」と呼ばれていた日本犬であり、「土佐闘犬」と区別をするために「四国犬」の名前に変更されました。
四国山地周辺を原産とする中型の日本犬です。昔から猪狩りの猟犬として活躍している犬種であり、激しい猟に耐え得るスタミナと持久力があります。
性格は飼い主に異常なまでの忠誠心があるため、飼い主を絶対的なリーダーとして信頼する関係が築ければ、唯一無二のパートナーとして心強い存在になります。
しかし、気性が荒く他人に対する警戒心が強いため初めて犬を飼育する方には向きません。また、シニア世帯や小さな子供がいる家庭での飼育は避けた方が良いでしょう。
⑥北海道犬
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白いもふもふの北海道犬をCMで見たことがある方も多いかと思いますが、北海道原産の日本犬です。
元々はアイヌ民族が飼育していた犬であり、毛色もブラックタンやゴマなど種類も豊富です。
成長すると20キロ前後になる中型犬であり、ヒグマ猟やエゾシカ猟を手伝う猟犬として人々に重用されていました。
性格は堂々としており、物怖せず素直な個体が多い傾向にあります。日本犬特有の警戒心の強さがありますが、時間をかければ飼い主とその家族以外にも慣れるため幼少期のしつけが大切です。
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UCHINOCO編集部
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