犬にとってエリザベルカラーとは?
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素材にもよりますが、首周りに違和感があるものです。自分が首を動かそうとするとそこに、障害物があるかのような感覚がエリザベスカラーが犬に与えるストレスです。そこを強引に、エリザベスカラーを押し付けてしまうと、今度は他のストレスに負けてしまいます。まずは、プラスチック製のエリザベスカラーの代わりのものを見つけて、少しでもエリザベスカラーによるストレスを軽減してあげてください。
実質的には、エリザベスカラーは犬のためになります。術後の傷を保護するためにも、とても大切なものです。このエリザベスカラーをつけることで、術後の経過が良好になるのです。また手術以外の怪我でも、一時的につけていることで、治りが早くなるのです。顔回りに何かがあると、とても気にしやすいタイプの犬もいます。そこだけは嫌!と思っているはずです。だからこそ、無理強いはいけないのです。
エリザベスカラーがストレスになっている時には?
動物病院で使うエリザベスカラーは、治療のためには絶対に欠かせないものです。首の周りにそれがある限り、犬はストレスを感じ続けます。何とか、自分で外せないか?と必死に抵抗をします。飼い主さんは、治療と愛犬のストレスとのはざまで悩ましい気持ちになります。そんな時にできることは何か?と飼い主さんの方が今度は考え込んでしまうのです。
装着する理由はきちんとわかっているのです。それでも飼い主さんとしてはやはり、ストレスをなくして愛犬の傷を保護できれば一番の方法なのです。なかなかハードルの高いものですが、飼い主さんとして最善の対処方法を考えてあげてください。
つけたり外したりは、ストレスを増やすだけ
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ご飯の時には外して、またつけるという方法は犬のストレスを倍増させるだけです。つけると決めたときには、どんな場面でもつけたままにしていないと、エリザベスカラーの意味がないのです。当面はつけなければいけないと指示がある以上は、飼い主さんとしてもそこは断腸の思いで、つけることを続行しなければいけません。
それでもどうしてもプラスチック製のものが嫌がるというときには、まず術後服などを着せて傷口を舐めないように保護してください。そして、エリザベスカラーの素材を変えてみてください。柔らかいもので首周りを保護してあげるだけで、犬の違和感が減るのです。最近は飼い主さんが手作りをしてあげられるように作り方をUPしているサイトもあるほどです。
無理に慣れてもらわなくても飼い主が工夫をする
多くの犬がそうですが、どうしてもエリザベスカラーに馴染めない子がいます。一睡もできずに一晩中、エリザベスカラーと格闘しているようでは少しも、療養になりません。この場合には即座に首周りにソフトなタイプのエリザベスカラーに変えてあげましょう。器用にプラ製のもので、対応できる犬もいます。結果的にはなかなか、慣れない子の方が多いのです。そこは無理をさせずに、飼い主さんの方で手を変え品を変え、工夫をするべきなのです。
素材を変えるとすんなりと受け入れる場合も
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柔らかい素材のエリザベスカラーをつけると、日常生活にも大きく響きません。この調子で、エリザベスカラーを変更することが、犬にとって、一番の選択です。それがないと、今保護している部分を触ろうとしてしまうのは、当たり前です。そこを何とか防ぐのは、飼い主さんの役割です。何とかここまで頑張れたならば、犬に寄り添い、柔らかいカラーを首に巻いてもらえるように、犬を、労わりながら努力をしてあげましょう。
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UCHINOCO編集部
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