皆さんは最近ニュースで、ペットの犬猫にマイクロチップ装着が義務化されたことが報じられたことを知っていますか?見ていなかったという方は「え?何それ?そんな可哀想なことしなくても・・・」という意見を持ってしまう気持ち、わかります。
確かにそういう意見もあるのですが、メリットもあるのです。今回はそんなペットのマイクロチップについて解説致します。
ペットにマイクロチップって痛くないの?
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まず挙げられるのは、「身体に異物を入れるのって痛そう・・・」という意見かと思います。去勢・避妊手術を受けさせた飼い主さんなどは、もうペットの痛々しい姿は見たくないと思ってしまうのも無理はないでしょう。
実際のマイクロチップの大きさは直径が2mm、長さは約8~12mmの丸い筒型のカプセルです。そこに飼い主さんとその子の情報などが入った15桁の番号が記載されます。
装着は首の後ろが一般的と言われていて、麻酔や鎮静剤などは使いません。肝心の痛みについては、皮下注射で、通常の注射の針よりは少し太いようですが、痛みはチクッとする程度。いつもと変わらないそうです。少しは安心ですね。
メリット・デメリットは?
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痛みに関しては少し安心出来ましたか?それでは次にメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット
メリットとしてまず挙げられるのが、災害時などにはぐれてしまった際、また日常で迷子になってしまった際にも身元がわかるということでしょう。
そして、迷子になってしまった際に、虐待されてしまったりということもこれからは少なくなってくるかと思います。この義務化が決まったと同時に、動物虐待の罰則も強化されました。
デメリット
デメリットとして挙げられるのは、読取器がないと読み取れないということもありえるということです。国によって規格が違う場合もあります。それとやはり先程あげた痛みです。痛みに敏感な子は少々心配になるかと思います。
ただ痛みに関しては、あまり痛い場合には部分的に麻酔を使うなど獣医師さんに相談して対処できる場合もあります。
それとカプセルは安全なのか、身体の中を移動したりはしないか心配する方もいるかと思いますが、カプセルも身体に害はないものですし、移動することはほとんどないと言えます。ただし皮膚内に安定するまでは、激しい運動は控えましょう。
費用はどのくらい?
埋め込みは動物病院で行います。かかる費用は高くても5000円ほどと言われています。それと、飼い主さんとペットの情報を登録するのに、別に1000円かかります。かかりつけの病院があれば、事前に確認してみると良いでしょう。
そしてマイクロチップは読取器から発信される電波を利用してデータ発信をする仕組みの為、マイクロチップ側には電池がいらないんです。一度埋め込むと、半永久的に使えると言われていますので、そこはご安心くださいね。
ちなみに情報の登録の一般的な流れを言うと、病院で埋め込みをしてから申し込み用紙をもらい、郵送して完了通知が戻ってきて終わり、といった感じです。
愛犬・愛猫のことを考えて決めよう
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最初に聞いたときには「なんて可哀想な・・・」と思うかもしれませんが、やはり義務化されたにはされたなりの理由があるのです。
そして義務化されたとは言いましたが、今現在飼っている方については努力義務です。努力義務とは、するように努力するという意味合いですので、やらなかったからと言って罰則はありません。
しかし義務化は3年以内とは報道されています。飼い主としてメリット・デメリットについてしっかりとした理解を持ち、責任をもって装着するかの判断しましょう。
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UCHINOCO編集部
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