愛犬の問題行動に頭を抱えている…。
もしかしたら、それは寂しい気持ちをあらわしたサインなのかも知れません。
今回はそんな行為についてご紹介していきます。
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犬は寂しさに弱い生き物?!
よくウサギは寂しいと死んでしまう生き物だと言われていますが、
実は犬も寂しい環境に耐えられない動物なのです。
一匹で取り残されると犬はどうなる?
犬は一匹だけで取り残された空間で、過ごすことは大の苦手です。
これは単に飼い主さんが大好きで、一緒に居たいからという理由だけではありません。
犬の先祖オオカミはオスとメスを中心とした4〜8頭の群れを作り、団体で行動していました。これは命を守る為に必要な形態でした。
何かの獲物を取る時や他の天敵に襲われた時、繁殖など群れで動くと有利な点が多く存在しています。
この群れでリーダー争いに負けたオオカミはこの群れから外され『一匹オオカミ』になってしまいます。
一匹で生きていくという事は生命の維持が難しくなるということです。
犬も同様で一匹になると、どうしようもない不安に襲われてしまうのは、この命の危機を多少なりとも感じてしまうことに原因があるでしょう。
犬の一匹でいる寂しさや不安は、DNAに刻まれたものだったと言えるでしょう。
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寂しいサインとは?!
犬が寂しい時に見せるサインをご紹介していきます。
⒈ 悲しい表情をする
犬の悲しい時の表情はとても分かりやすいものです。
眉が下がり伏し目がちになり、下を向き口はそっと閉じています。
まるで人間のような表情だと感じた事はありませんか?
実はこの悲しい表情は、後天的に身につけられたものだと言われています。
オオカミと犬の眉の筋肉を比較した実験では、
オオカミは表情を作る眉周辺の筋肉が発達していなかったのに比べ、犬はこの筋肉が大きく発達しているとの結果が出ました。
犬は飼い主さんの表情を記憶し真似ると言われています。ということは、飼い主さんが元気がなく悲しい時にみせる表情を覚えていて、学習できているのです。
悲しい時にみせる表情は、ちゃんと悲しい気持ちだと表現しています。
それと同様に笑顔などの表情も全て飼い主さんに気持ちを伝える為に後から学習した表情なのです。
ですから悲しい顔をしていたら、愛情を思い切り与えるなどしてコミニュケーションをさらにしていきましょう。
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⒉ 問題行動をしてしまう
犬の知能指数は人でいうと、3歳程度の知能はあると言われています。
寂しい時、構って欲しい時に問題行動に出て飼い主さんにアピールするという行動をよくとる犬がいます。
・無駄吠えをする
・粗相をする
・お留守番の時に物を破壊する
・噛み付く
などといった行為は寂しさゆえによるものかも知れません。
飼い主さんが怒ると分かっていても、構われないよりはその方が良いという犬もいます。
こんな時は、愛犬へのスキンシップの方法について考えた方が良いのかも知れません。
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⒊ 自分を傷付けてしまう
寂しい時にその不安を痛みや、動作の繰り返しで落ち着かせてしまう犬もいます。
・皮膚の一部だけを繰り返し舐め続けて炎症を起こす
・毛を噛んで抜いてしまう
・尻尾をグルグル追いかけて、嚙みつこうとする
といったような寂しさからくるストレスによる強迫性障害になっている可能性があるでしょう。
これは過度にストレスを抱えた時に見られる動きです。
不安分離症とは?!
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愛犬が過度に寂しがっている様子はないですか?
例えば一匹にして外出していると、
・餌を食べない
・玄関を出た後も吠え続けている
・下痢や嘔吐している形跡がある
・粗相をしている
など見られる場合は不安分離症になっている可能性があります。
これは犬が飼い主さんに過度な依存をしていて、一匹で取り残されると寂しさからパニックを起こしてしまう病気です。
犬にべったりする傾向がある場合は、程度に自立を促しましょう。
家でも違う部屋にいて、たまに顔を見に行くなど少しづつチャレンジしていきましょう。不安分離症は精神的にとても不安定な状態になり、愛犬は苦しい思いをしてしまいます。もしその傾向にある場合は、愛犬のためと思い自立させる訓練を始めましょう。
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犬はこんなに寂しさに弱い生き物だったんですね。
どんどんスキンシップをして愛情をいっぱい与えていきましょう。
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UCHINOCO編集部
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