大型犬と散歩をするときに気をつけること

大型犬の性質をよく知ったうえで普段の生活をも守る必要があります。まずは暑さには比較的弱い大型犬が多いので特に夏の散歩時には注意が必要です。それでも、大型犬のエネルギーを程よく発散させてストレスをためないようにするためにも、散歩は注意をしながら欠かさないようにすることも重要です。 2019年07月23日作成

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大型犬の散歩について

大型犬の散歩は基本的に毎日2回というのが基本です。飼い主さんの生活スタイルにもよりますが、大型犬を飼育するということは小型犬と暮らすよりも、時間も経費も掛かる問題です。そこを事前に認識したうえできちんとしたケアをしてあげるようにしましょう。まずは1回の散歩に掛ける時間は30分から1時間程度は普通です。

大型犬を散歩させている飼い主さんは、どの方もゆったりと余裕を持って散歩をさせているという印象があります。決して走りながらの散歩などにならないように気を付けてください。特に大型犬がまだ子犬の時期には股関節に障害が加わる可能性もあるので注意が必要です。子犬時代から無理をさせず散歩時間や距離を常に考えておいてください。

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大型犬の子犬・股関節形成不全とは?

例えばラブラドールレトリーバーなどの場合を例に挙げると遺伝的に股関節形成不全になりやすい傾向があると言われています。主に生後4か月から1歳前後の子犬に多く発症するものです。あまり何も考えずに長距離の散歩を毎日させていることで、いずれ脚を痛がるような形になることもあります。生後半年を過ぎたときには、きちんと健診を受けて、股関節の状態を確かめることが肝心です。

大型犬の散歩はゆっくりと歩くこと

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暑さに弱い大型犬に注意をしながら、夏場は早朝に散歩に出かけるなど、散歩時間にも十分に配慮しましょう。時間も長過ぎず短過ぎないように、配慮をして散歩の時間を有意義に過ごせるようにしてください。日々、その時期の気温をよく確認をして、ある程度、臨機応変に散歩の時間を考えることが大型犬には必要なのです。

大型犬の元祖は狩猟犬や牧羊犬であったことを考えると、毎日の運動量が必要であることがわかります。飼い主さんも時間のやりくりが重要なのです。散歩に加えて休日にはドッグランに連れて行くなど、自由に遊び運動が出来るスペースを定期的に設けてあげることも、飼い主さんの役割です。散歩については、とにかくゆっくりと歩くことが原則です。

食後の散歩はとても危険

大型犬は胃捻転を起こしやすい犬種と言えます。特に食事の後すぐに、運動をした場合などに、胃捻転が急激に起こり最悪の場合には命を落とす場合もあるのです。この胃捻転を防ぐというのは、飼い主さんとしては細心の注意が必要です。そのためには次のようなことに気を付けてください。

〇食事を一気に食べさせない
〇水を体調に飲ませない

まずは食事時間には注意を払って大型犬の様子を見守ることも大事です。できれば食後2時間程度の時間を空けてから散歩に連れ出すようにしてください。食後、すぐの散歩は絶対に避けるという、飼い主さんと心得が必ず功を奏します。

散歩中に歩くのがいつもより遅いと感じるとき

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飼い主さんが大型犬を散歩させたときに、何となくいつもより歩き方が遅いと感じる場合があります。何らかの異常が起きているとすぐに感じてください。犬はできるだけ平静を装おうとしますが、実際にはどこかに痛みを隠している場合もあります。また老化によって散歩が少しずつ困難になっている場合もあるのです。

あまりにも歩きたがらないという時には、散歩を断念しておいてください。そして呼吸が辛そうにするなど明らかに異変がある場合にはすぐに動物病院で診察を受けてください。大型犬の場合には通院をすることも手が必要な場合も多いので、出来るだけ早く、犬が出しているサインを読み取って飼い主さんは行動を起こすようにしてください。

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UCHINOCO編集部

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