水分補給は犬にとって必要なこと
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水を飲まない犬の尿は常に濃い状態です。ブリーダーやペットショップの対応にもよるのですが、赤ちゃんの頃から上手に給水器を使って水を飲めるタイプの子は、飼い主さんとの暮らしが始まっても、水分補給には困りません。その反面、お迎えした途端に、水分補給が上手ではないことがわかったときには、どうすれば良いのでしょうか?
なかなか自分から水分補給をしようという行動を起こさないタイプの犬もいます。どうしても健康維持のためには、適切な水分補給が欠かせません。あまりにも水を飲まないという場合には、ウエットフードやスープ類を使って、補助的に水分補給が出来るように促してみてください。
常に新鮮な水が側にある環境
お水入れというものは、犬の体高に合わせて使い分けるものです。食事の後にはお水をしばらく置いておくなど、配慮が必要です。それでも、一向に水分補給を自分の方から行っていないという場合にはドッグフード自体に水分を入れて、一緒に食べてもらうほかありません。
その他にはヤギミルクなどを、専用に購入して食後に必ず飲ませるなど一つの習慣が付けば、犬は適時、自分でも水分補給ができるようになります。そこまでの習慣を身に付けることがとても重要です。
その「水飲み器」で大丈夫でしょうか?
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犬が水を飲まないというのは、犬側だけに原因があるとは限りません。何らかの原因があって水を飲みにくいという可能性も考えてみて下さい。お水の味自体が苦手と感じている場合もあります。一度試しに犬用の水などを準備して与えてみてください。そして水飲み器ですが、容器は適切でしょうか?素材はなにでしょうか?その犬の体の大きさに合わせて、飲みやすい器を数個準備して、こちらも試してあげてください。
必ずお水が口に合えば、水を飲むようになります。もしかすると普段の食事がウエット系のものである場合には、既に水分量は足りているということも考えられます。逆にドライフードしか食べていないという場合には、圧倒的に水不足ということになります。
病的な原因が潜んでいる場合も
犬は背中や首を痛めているときには下向きの姿勢を嫌がる傾向があります。水を飲みたくても、痛みがある時には、我慢をしてしまうのです。最近、何かにぶつかって首などを痛めてはいませんか?あまりにも水を飲みにくそうにしているときには、早急に動物病院で触診を受けて、痛みがある場所を特定するべきです。
痛みからの辛さが水分補給を阻んでいる場合には、すぐに対策が必要です。体の痛みが解決されると、又自分の方から水分補給を行うようになります。
犬に積極的に水分補給をさせる方法とは?
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犬も人間と同じように喉が渇くと生理的に水を飲むだろうと考えている飼い主さんがほとんどだと思います。実は、犬はその様に考えて水を飲もうとしません。ある程度気まぐれな部分も多いのが犬の習性です。まずは水分を補給することを最優先に考えて色々と試す必要があります。
〇チキンスープを常備する
鶏の胸肉などを材料にしてスープの準備をします。まずは時間をかけて煮込みます。茹で上がってできた汁を凍らせて小分けしておくと必要な分だけ解凍して、スープ代わりに与えることができます。ドッグフードにかけて食べても喜びます。
〇スポーツ飲料を希釈して与える
人間用のスポーツドリンクを5倍程度に薄めて与える方法は、素早く水分補給にも繋がりますので、おすすめです。電解質がバランスよく配合されているので、こちらも常備しておくと良いでしょう。一度でも、美味しいと感じた水分に対しては、警戒心を持たずに何度も自分の方から水分補給をするようになります。
暑いときには氷を与えてみる
熱さでバテテいるときには氷を小さく砕いてお皿に入れてあげると良いでしょう。また急速に水分補給をするためには、アイスクリームも役に立ちます。少量だけでも与えると、喉が潤います。また、水道水などを与えている人は、一度軟水に代えてみてください。犬は軟水を喜んで飲む傾向があります。いろいろと試行錯誤している間に、その子に合った水分補給方法が見つかるはずです。
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UCHINOCO編集部
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