詳しく知りたい!インコが喋るのはなぜ?理由もご紹介!

インコは喋るのは当たり前と思っていませんか?実は喋べらない種類や性別によっての違いもあるのです。
今回はその違いや喋る理由についてお話ししていきます! 2019年06月21日作成

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インコは喋ると思っていたのに、うちの子は全然おしゃべりをしてくれない…
という経験はありませんか?
実はそれには、きちんとした理由がありますので、詳しくお話しさせて頂きます。

インコが喋る仕組みは?

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インコの全部がお喋りをしてくれるというわけではありません。
言葉を喋るインコの共通点として、
・他の鳥に比べると舌に厚みがある点
・他の鳥より自由に舌を動かすことが出来る構造をしているという点
という共通点があります。
声を出す仕組みとしては、鳥は肺の上部分に鳴管(めいかん)という器官を持っており、その鳴管をふるわせて声を発しています。
言葉を喋る鳥は他の鳥に比べ、この鳴管の周りにある筋肉が多くなっているのです。
では、なぜ、この器官が発達しているのでしょうか?
これには沢山の説がありますが、一番有力なものとして、雛が親に餌をねだるとき、雛は巣からは動けませんし、他の雛も沢山いる場合が多いため、その中で自分に餌をもらうため、いろんな鳴き声を出してアピールするということがあるのです。
そのため、発声器官が発達したのではないかという説が有力視されています。

また、喋る鳥の種類としては、
・スズメ目
・オウム目
・アマツバメ目
が多く、インコもオウム目に属しています。
この3種類のグループは他の鳥に比べ鳴管のまわりの筋肉が他の鳥より発達しています。

脳にも関係あり!?

知っている方も多いかと思いますが、脳には、
・音を聞いた時に働く部分
・発声する時に働く部分
が存在します。
そして、人間同様に鳥もその部分が大脳を通じてつながっているのです。
この部分が大脳に繋がっていることで、人間や鳥は聞いた声、音を学ぶことで同じ声、音を真似し、発することが出来るのです。
逆に音を学習できないと声や音を真似ることは出来ない為、その種類は結果的に音を聞いた時に働く部分と発声する時に働く部分が繋がっていないということになるのです。

雄と雌にも違いがあるの?

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鳥は雄から雌へプロポーズをしたり、自分の存在をアピールします。
その時に大切なのが声なのです!
声だけでなく、巣を作ったり、ダンスをしてみたりと鳥の種類によりアピール方法は沢山ありますが、その中でも鳴き声でのアピールはとても重要です。
その為、雌より雄の方がおしゃべりが上手な個体は多いですが、もちろん雌でも上手におしゃべりをしてくれる個体はいます。
私が今まで飼育してきた中では、やはり雄のインコの方が言葉はよく覚えておしゃべりしてくれた方が多い印象ですが、インコの性格や飼い主とのコミュニケーションの量も関係してくるので、雄の方がおしゃべりが上手!と一概には言えないような気がします。

お喋りが得意なインコは?

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ではおしゃべりが上手なインコの種類をご紹介していきます!
まずはヨウムです。
知能が高いこともあり、声や音、時には会話の一部なども真似してくれます。
単なる言葉だけではなく、声の強弱なども真似することが出来るので、初めて聞く方は驚くかと思います。
セキセイインコやオカメインコもお喋りを良くしてくれます。
単語を覚えることが多いですが、稀に少し長い言葉を覚える個体もいるので、教えることも楽しくなってきます。

言葉を教える方も焦りは禁物

いかがでしたか?
インコが喋る理由についてお話しさせて頂きました。
喋る種類のはずなのに…と思っている飼い主さんもいるかと思いますが、インコの性格によるということもあります。
もし、言葉を教えてもなかなか覚えてくれない、喋ってくれないと焦ってしまうことがあるかもしれませんが、そんなことインコには関係ないのです。
マイペースに話しかけていくようにしましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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