犬に血液型ってあるの?!真相に迫る!!

え…犬って血液型ってあるの?!なかなか知っている人が少ないこの話題について、
実際のところどうなのかの真相に迫っていきます! 2019年06月11日作成

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人の血液型はA、B、O、ABと4つの血液型に分けられていますね。
その中でもA型は几帳面で、O型はおおらかなど血液型占いがあるほど血液型は認知されています。

なら犬はどうなんだろう…。血液型ってあるの?もし輸血などしなければいけなくなった場合はどうしよう。
そんな疑問にお答えしていきたいと思います!

犬の血液型は複雑?!

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犬の血液型は人よりもかなり複雑に分類されています。人はABO式という4つの括りで分類していますね。
では犬の場合はいくつに分類されているのでしょうか?


A.  十種類以上(国際的に認知は八種類)

犬は十種類以上の血液型に分類されます。
数の多さにびっくりしてしまいます。これではなかなか覚えるのが大変だなと感じてしまう数字です。

犬はDEA式!!

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人はAOB式で犬はDEA式で分類していきます。

DEAとはDog Erythrocyte Antigenの略で犬赤血球抗原という意味です。
聞き慣れない難しい響きです。

8つの抗原にまず分類します。(国際的認知)

・DEA1.1
・DEA1.2
・DEA3
・DEA4
・DEA5
・DEA6
・DEA7
・DEA8

まずこの8つです。ここから(+)か(ー)に分けていきます。
DEA8で(+)という一つの抗原を持っている犬がいます。


またここからがさらに複雑になっています。
人のようにA型だったら、A型だけという訳ではないのです。
その犬がDEA8(+)を持ちながら異なる他の抗原を持っていたとします。

例えばDEA1.1(ー)やDEA6(+)など。
そうなるとこの3つ全ての抗原を持っていることになるので、
この犬は、
DEA8(+)DEA1.1(ー)DEA6(+)と3つの抗原を持った血液型ということになります。
ですから犬の血液型は何種類かはまだ理解はされていないのです。
犬の血液型って複雑で難しいと思わせられますね。

犬も血液型で性格って変わるの?

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血液型占いは日本で人気な占いの一つですね。
では血液型の種類が多くある犬は、すごく細かな性格が読みとれるのではないか?
と思ってしまいますよね。

しかし、残念ながら犬の血液型で性格が分かるということは今段階ではないようです。
人のように分析した本などが、もし売られればヒットするのではないかなと思います。
血液型占いを信じるのはアジアの諸国だけと言われていますが、それでも愛犬の血液型占いは見てみたいものです。

もしもの為に血液型の検査をしておこう!

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もしもの事態に備えて、愛犬の血液型を知っておくといいでしょう。

それは、突然の事故などで輸血が必要になるような緊急事態です。
輸血をする際に、愛犬の血液にマッチした血液を輸血しないと副作用を起こして、
ショック状態になってしまいます。
犬の場合は血液型が完全一致しなければいけないという訳ではなく、
DEA1.1という 抗原が(+)か(ー)かどうかが一番大切だと言われています。

このDEA1.1の(+)と(ー)がもし一致しない血液を輸血したら、急性腎不全やDICといった副作用を起こし、そうなるとさらなる危険がまた起きてしまうのです。
これは命に関わる副作用です。
事故で時間との戦いの中、事前に血液型を知っていればその副作用は避けられ時間の短縮ができます。1秒を争うときはきっと役に立ちます。

また事故以外にも、免疫介在性貧血や骨髄性白血病といった病気にかかった時には必ず血液検査が必要になってきます。
もしもが起こらないことがベストですが、備えあれば憂いなしということでしょう。

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もしもの時に備えて血液型を知っておくと良いでしょう。
動物病院で約3,000円〜程度で検査が出来るようです。
またネットで購入出来る検査キッドも売られているので、ぜひこの機会にチャレンジしてみましょう!!

著者情報

UCHINOCO編集部

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