犬の遠吠えは自然な行動??
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いきなり大きな声で上を向いていつもとは違う声で吠え始めたときに、飼い主さんはどうすれば良いのでしょうか?まずは「あれ??」「どうしたの?」と慌ててしまいます。主に遠吠えをするときの犬の感情は「負」の感情が先立っているということをしっておいてください。あまりにも寂しいときや、何か気持ちがふさいだときに、遠吠えをするのです。決して楽しい気持ちの時には遠吠えはしないものです。稀に、嬉しい時に遠吠えをする?という場合もあるようですがほとんどが、深刻な心理状態のときなのです。
そういう意味でも、自然な行動ですが毎日遠吠えをするようになると、飼い主さんも困ってしまいます。どうすれば良いのか?と考える前に遠吠えをしている犬の気持ちに寄り添える飼い主さんでいてください。そうすると対策も見えてくるのです。
仲間を呼ぶような気持ち?
元々群れで暮らしていた犬にとって、家族はもはや群れの一つです。その家族の姿が見えなくなると遠吠えをする犬がいます。寂しさや不安を遠吠えという形で表してしまうのです。誰かを呼んでいるというときと、自分の居場所を誰かに伝えようとしているという場合があるのです。「ここにいます!」「ここに来てください」そんな切ない気持ちが込められているのです。お迎えをしたばかりの子犬の夜泣きや、遠吠えは寂しさが限界を超えた場合だと言えます。
少しずつ運動を増やして散歩にも出かけるようにしてあげてください。もしかすると空腹が原因の場合もあります。発情が原因の場合もありますのでとにかく環境を整備して、遠吠えをしないようにしてあげることが大事です。
飼い主さんに向けての遠吠えもある
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自分の要求が通らないときに遠吠えをして飼い主さんに訴えようとする犬がいます。たとえば飼い主さんの側にずっといたいと思っているのに、飼い主さんが仕事に出かけてしまうときです。大きな声で遠吠えをして、寂しいという気持ちを訴えるのです。分離不安の一歩手前の状態でもあります。
ゲージの中にいる場合には「ここから出してほしい」、散歩に行けないときには「散歩に行きたい」という要求を遠吠えで示してしまいます。飼い主さんはその心理がわからない状態では右往左往してしまうばかりです。
犬の自然な行動として理解をしながら改善する
遠吠えをするというのはどの犬もすることす。心理状態によってその頻度は変わってきます。サイレンに遠吠えをするパターンの場合には、危険を感じてそのサイレンに反応をしていると理解できます。寂しさからの遠吠えの場合には、飼い主さんとのスキンシップで、少しずつ治まるものです。まずは犬が安心をしながら過ごせる環境を今一度、見直してあげてください。
万が一、加齢によって認知機能が落ちてしまうことで遠吠えをする場合には、獣医師と相談をしながら体に負担の少ない安定剤などを常用するなどして、軽減できるように努力をしてみましょう。
遠吠えをすると飼い主さんが反応していませんか?
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遠吠えをすると、飼い主さんが「どうしたの??」と慌てて自分の近くに来てくれると勘違いしている場合もあります。つまり甘えた気持ちから遠吠えをしている場合には、すぐに治ります。飼い主さんがきちんと躾をして、犬に愛情を掛けることで、犬の方も安心感を得ることができます。ご近所迷惑になる前に、飼い主さんとしては、遠吠えを辞めさせることが常識だと思います。遠吠えには必ず理由がありますので、じっくりと考えながら犬の心を癒せるような暮らし方を考えてあげてください。
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UCHINOCO編集部
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