子犬の甘噛みと本気噛み?
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可愛い子犬が飼い主さんや家族にじゃれて、ついつい噛みついてしまうことがあります。なんでも可愛いから!と許していると、その甘噛みが、本気噛みに進化してしまうことをご存じでしょうか。成長とともに、必ず治る!という確証はどこにもありません。ここで必要なのは、飼い主さんが努力をして子犬の甘噛みを制していくことです。どんどん、子犬の噛む力も強くなります。そうすると飼い主さんが予想もしていない怪我をする場合もあるのです。
絶対に甘噛みを放置しないようにしてください。それが子犬に対して、最善の方法です。飼い主さんも、子犬の可愛さに盲目にならずに、きちんととしつける決意をすることで、子犬にも飼い主さんの声が必ず届くようになるのです。
子犬のうちにできること
子犬は何も訳がわからずに、口の周りの触れたものを噛んで確かめるという本能があります。ここを飼い主さんがきちんと受け入れることが大事なことです。そして子犬にも噛んでは良いもの、噛んではいけないものをわからせる必要もあるのです。適切な歯固め用のおもちゃを数個用意して、遊ばせるようにします。そして、一度でも飼い主さんの手を噛むようなことをすれば、遊びを中断させることが鉄則です。
噛む=遊べなくなるという法則を何度も繰り返して子犬に覚えさせるのです。この期間はとにかく飼い主さんの根気が試されます。諦めずに子犬のためを思って、少々心を鬼にしながら取り組みましょう。
噛み癖は問題行動と捉える
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子犬の噛み癖はいけないこと!とまずは飼い主さんが認識することから始めてください。子犬だから噛むのは仕方がないと考えてしまうと際限なく、子犬の噛み癖は直しづらい状態になります。まずは何をどうすればよいのか?と考える前に、飼い主としての気持ちを毅然と持って子犬に接するようにしてください。
最初に飼い主さんからのコマンドをきちんと受け入れることが出来るように頑張ってみてください。「ダメ」と言われたことはすぐに諦める子犬の素直さを引き出せるように頑張ってみましょう。子犬が噛み癖を治すためには、まずは問題行動を根こそぎ排除するという気持ちが大切です。
なぜ噛むのかを考えてあげる
子犬の歯が生え変わるときにどうしても、何か口に触れたものは噛んでみたくなるという衝動があるのです。これは子犬の成長段階で避けられない部分です。そして、遊びが興じてどうしても噛んでしまう場合もあります。また、勝気な子犬の場合には、何か思い通りにならなかったときに、怒って噛むというのは最も子犬として改善したいものです。
縄張り意識が強すぎて、ついつい噛んでしまうという場合もあります。どうしても噛んでしまうというときには理由があるのです。子犬の心理としつけを連動させることが絶対に大切なことです。
噛み癖が最も激しい時期
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歯が生え変わる時期が生後4か月程度です。この時期にどうしても噛み癖が強くなります。噛み癖がこの時期まで続いていて噛む力が強くなる状態を放置するのは大変危険です。まずは子犬の生え変わりの時期と、噛み癖の改善の時期をできるだけ早く開始して、子犬、飼い主のストレスをできるだけ減らすことが目的です。
生後3か月を過ぎてからも、噛み癖が進行しているような場合には、何を置いても早急に噛み癖に対処していきましょう。噛まずに我慢できた場合には、おやつを与えて喜びも感じられるようにするのです。そして噛むことをやめた場合にも、大げさにほめてあげるのです。子犬はその飼い主の声色で状況を感じられる能力があります。
噛み癖は絶対に治ると積極的に努力をする
噛み癖のしつけは、飼い主さんの方の心が折れて、なおざりになりがちです。もしも子犬が噛んできたときには大げさに一言だけ「痛い!」と言い放つのです。そのあと、遊びを中断して無視をします。この繰り返しをただ黙然と続けることが、噛み癖への基本姿勢です。
子犬の歯の生え変わり時期と、子犬の気性を理解したうえで、少し早い段階から噛み癖対策を講じてください。噛んだら叱る。噛まないときにはご褒美をあげる。この原始的なしつけ方法が、子犬の噛み癖対策としては一番効果的なのです。
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UCHINOCO編集部
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