初めてのお風呂体験が今後の好きキライにつながる？！子犬のお風呂デビュー♪

『最初のお風呂体験は今後のお風呂の好き嫌いに反映してきます！』

初めてお風呂に入れるのは人間の私達もドキドキしますが、
それ以上に初体験の子犬は「何これ〜？不安だワン」と感じていることでしょう。

この初体験はとても重要なので慎重に進めていきましょう。

犬は2、3、4ヶ月のタイミングでワクチン接種をします。
よく聞くのが2回目のワクチン接種の1週間後、3回完了してからさらに1週間後など様々な情報がありますが、これには科学的な根拠は実はないのです。
しかし犬の美容室でシャンプーをする際は、ワクチンを接種してないと危険な面もあるので接種後と伝えているお店もあります。
免疫の予防効果が出来上がってからが良いというのは理由の一つです。

ワクチン接種により体が消耗しているので、
最低でも3日はあけた方がいいでしょう。1、2週間あけるのが好ましいです。
このタイミングで汚れが目立つ場合は、濡れたタオルで拭いてあげるなどして清潔を保ちましょう。

初めてのお風呂で印象が悪いと、お風呂＝怖い場所になりそのトラウマを解消するのはなかなか難しいです。
ですからここは慎重かつ丁寧にスタートしましょう。

最初からシャンプーで洗うのは、犬にとって負担がかかるのでやめましょう。
洗面器や桶などにお湯を張り、両手でお湯をすくい子犬にかけお湯洗いしていきます。
すすぐようなイメージでゴシゴシしないように注意しましょう。

ここは短時間で優しくサクッと終わらせるのがポイントです。
これを生後 2ヶ月目程度まで繰り返しましょう。ワクチン接種後は避けて下さいね。

この頃になるとお風呂にも慣れてきてきますので、シャンプーを使ってみましょう。
シャンプーは刺激が強いのは避けましょう。（ノミ取りなど）
子犬の時は低刺激で匂いがあまりしないのを使うのがベターです。

この頃から浴槽を使っても大丈夫です。
またシャワーも使ってみましょう。水圧はとても弱くして最初は慣れさせましょう。
怖がりな犬なら数回に分けて、徐々に水圧をあげてください。

①全体的によく濡らして水をいきわたらせます。

②100円玉くらいのシャンプーを両手で伸ばし犬の両足を丁寧に洗っていきます。
子犬は手足が汚れていることが多いので、指間もきっちり洗いましょう。

③お尻部分を洗っていきます。デリケートな部分は特に優しく洗いましょう。

④背中、胴体、胸の広範囲を洗っていきます。洗い残しがないよう丁寧に洗いましょう。

⑤頭、顔を最後に洗っていきます。目や耳に入らないように細心の注意を払いましょう。目の周りは濡れたタオルなどで拭いてあげると怖がりにくいです。

水で洗い流すのは⑤④③②①の逆の順番から流していきます。
そうすれば綺麗に泡残しがなく流せます。
泡残しがあると、皮膚炎になりなすくなるのでここは念入りに流していきましょう。

吸収性の良いバスタオルで水分をよくとっていきます。
ドライヤーを弱設定にし、30センチ程度離して全体に温風をかけていきます。
皮膚に近い毛もちゃんと乾くよう手やクシでとかしながら乾かしていきます。
気をつけてほしいのが、指間です。ここが濡れたままになると雑菌が増え指間炎になってしまう可能性があります。要チェックです。

タオルドライ後にそのまま自然乾燥は避けましょう。子犬は体力も少なく体温が下がり体を壊してしまう恐れがあります。
また体温の温かさと湿りにより雑菌が繁殖し炎症を引き起こします。ドライは必ず必要な工程です。

頻度は10日に一回くらいがベストです。
シャンプーを使わなければ3日に一回程度でも大丈夫ですが、お風呂は体力を使うことなので適度にしましょう。

「あ〜スッキリしたワン！」という表情はとても可愛いものです。
子犬の初めてのお風呂を良い思い出にし、お風呂大好きな子になってもらいましょう。