捨て猫から家猫へ、きっかけになった出会いとは?
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庭先に子猫が捨てられていて、あまりにもかわいそうなので保護したという話はよく聞きます。それから5年、10年と時間の経過と共に飼い主さんの家族の一員となれる猫はとても幸せです。どんな事情があったとしても、野生の世界に放り出されるという恐怖の中、もしかすると母猫は新たな飼い主さんの所で幸せになるんだよ、とそこに子猫を置いたのかもしれません。
「捨て猫」という悲しい表現はいつの時代にもあります。最近は犬が捨てられるということは、日本では少なくなりましたが猫の場合にはまだまだ多いようです。
故意に捨てる場合もある
人間が故意に捨てるという場合もあるのです。そんな時は、あえて猫を既に飼っている家庭の家の付近に置くというパターンが多いようです。捨て猫は必ずその家の主にひろってもらえるという気持ちからです。そんな状況からも、猫を飼うきっかけができたという飼い主さんはその猫を我が子のように可愛がって今があると、言います。猫を飼うきっかけというのは、偶然に家の近所の捨て猫だったというパターンが意外と多いようです。
猫を保護して飼うためには
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せっかくの出会いです。捨て猫を保護して自分が新たな飼い主になろうと決める方がほとんどです。既に猫がいる場合には、特に何の準備もなく迎え入れることができるのです。それでも保護された猫を飼うためには必ず確認をするべきことがあります。そのまますすぐに家の中に連れ帰るのではなく、少しあたりを見回してください。
母猫が傍にいませんか?寂しい思いをしているのは捨てられた猫の方だけではないのです。母猫の存在が感じられないと確認をした後に、必ず動物病院で診察を受けてください。異常状態が悪い場合や体調を既に崩していることも考えられます。
猫を拾うのではなく命を預かるということ
猫を飼っている方の多くが捨て猫との出会いが猫を飼うきっかけになっていると言います。ご存じでしょうか?愛猫家の間では決して猫を拾うという表現はしません。それよりも、猫が自分を選んでくれた、猫の神様が降りてきたという気持ちで子猫と接するのです。それは必然的に自分が飼い主に選ばれたのだという責任感の芽生えでもあるのです。
猫を飼っていない人でも、捨て猫と目があった瞬間に、これまで自分が持ち合わせていなかった慈悲の心が動くと言います。子猫以外の大人の猫の場合でも、事情があって捨てられているわけです。鳴きながら自分の方に近寄ってくれた瞬間に、思い描くわけです。この猫との出会いは運命かもしれない・・それが猫を飼うきっかけだったという背景があまりも多いようです。
猫カフェや里親譲渡会がきっかけになる場合
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猫カフェという保護猫を集めて新しい飼い主さんを探す目的で営業をしている猫カフェが増えてきました。飼い主になろうと考えながら猫カフェに通っている間に、気になる猫との出会いがあったという場合には、それが猫生活の始まりです。暫く通ってどうしても気になる猫がいて、ずっと観察をしていた結果どうしても迎え入れたくなったという場合にも、立派な出会いです。
自分が猫と生活を共にできるかどうか?ということをじっくりと考えられる時間を持ちつつ、飼い主になろうという意識を高められる場所として猫カフェはとても素敵な出会いを提供してくれる場所でもあるのです。
数ある猫との出会いのきっかけ
猫との出会いを大切にして命のバトンを受け取るということは、人としてとても崇高なことです。どんなきっかけであっても、自分が猫と出会えたということは喜ばしいことです。きっかけがあって出会いがある。その出会いを大切に今を暮らす飼い主さんはそれぞれに猫ライフを送っているのです。
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UCHINOCO編集部
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