ペットとのお別れは突然訪れることがあります。
また、引っ越しなどの理由でやむをえずお別れすることがあるかもしれません。
そんな時、飼い主としてどう対処すると良いのでしょうか?
正解はないかもしれませんが、ペットの為にもしっかり見送ってあげましょう。
ペットとのお別れについて
ペットとのお別れは大きく分けて2パターンあります。
①老衰や事故でペットが亡くなってしまった場合
②引っ越しや家庭環境の変化で飼えなくなってしまった場合
です。それぞれに飼い主としてしなければならないことをお話ししていきます。
老衰や事故でペットが亡くなってしまった場合
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ペットが亡くなってしまった時、飼い主がまず動かなくてはいけないことがあります。
それは埋葬方法をどうするかということです。
一般的に、
・ペット専用の葬儀業者に依頼し、火葬してもらう
・役所で火葬してもらう
・自分の所有地に土葬する
という方法の中から選ぶことになります。
特に夏場は暑さで腐敗も進みやすくなってしまいますので、スムーズに進めていかなければいけません。
それと同時に、ペットが亡くなった時人間と同じで死後硬直が始まってしまいます。
ですので、まだ体が動くうちにリラックスした姿にしてあげて下さい。
そして、瞼を閉じてあげたり、毛並みも揃えて、段ボールや毛布の上に置いてあげましょう。
時間が経つと体液が出てくることがありますので、その下にペットシーツやビニールシートを敷いておくと安心です。
そして、市や区へ登録している場合はペットの死後30日以内にペットがなくなったことを報告しておきましょう。
引っ越しや家庭環境の変化で飼えなくなってしまった場合
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家庭環境の変化や引っ越しなどのどうしようもない理由でペットとお別れする場合、
まず先にしてあげて欲しいことは里親を探すことです。
里親の探し方としては、
・里親掲示板に書き込む
・ペットショップなどに里親募集のチラシを貼る
・動物愛護団体に相談する
・知人、友人にきいてもらう
・SNSを使用し、里親募集を拡散してもらう
というようにいろいろな手段で里親を探しことが出来ます。
愛犬と新しい飼い主の相性も見てあげてほしいので、現在の飼い主と飼いたいという飼い主候補でお見合いをすることをお勧めします。
時間がない場合が多いかと思いますので、飼えなくなってしまうと確定した時点から急いで里親を探してあげて下さい。
飼えなくなってしまい、里子に出した後も連絡が取れるようにしておくことも忘れないでください。
そして、ワクチンの有無やフードの種類、性格などもすべて伝えるようにしましょう。
また、飼い主が変わることになりますので、市や区へ犬の登録をしている場合はきちんとそちらも変更するようにして下さい。
埋葬方法の違いについて
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埋葬方法として、先に述べさせて頂きました方法の違いをお話しさせていただきますので、しっかり理解しておきましょう。
ペット専用の葬儀業者に依頼し、火葬してもらう
ペット専用の葬儀業者は意外と多くなってきています。
インターネットで検索すると、沢山の業者が出てくるので、口コミや連絡をして会社の雰囲気を知ることも大切です。
以前、問題になった悪徳のペット葬儀業者もいることから、慎重に業者は選ぶべきです。
ペット葬儀業者の扱っている埋葬方法としては、
・個別火葬
・合同葬
・一任個別葬
・自宅葬
などがあります。
こちらで準備するものは少なくて済むことや、その後に専用の墓地なども用意している業者が多いので、忙しい方や初めてのペットとのお別れで自分では分からないことが多すぎるという方には心強いかと思います。
ですが、業者によっては葬儀費用は様々になっていることや、オプションもそれぞれ違いますので、どうしてもこれがしたい!というものがあれば、数社の葬儀業者を比べてみることをお勧めします。
役所で火葬してもらう
地域にもより、異なりますが市や区で火葬場を持っている時は、ペットの火葬してもらえることがあります。
ですが、地域によっては『燃えるゴミ』として処分される場合もあるようなので、問い合わせをした時に火葬方法についても聞いておくべきです。
自分の所有地に土葬する
火葬などは抵抗があるという方もいらっしゃるかと思います。
その場合、自分の所有地に土葬することも可能ですが、地域により禁止されているところもありますので、まずは地域の役所に聞いてみることをお勧めします。
土葬する場合は、カラスなどの野生動物に掘り起こされないように深さを1m以上は掘って土葬するようにして下さい。
最後まで飼い主としてきとんと見送りましょう
いかがでしたでしょうか?
ペットとのお別れについていくつかご紹介させて頂きました。
ペットとのお別れは辛いものですが、そのままにしておくのはもっと可哀想ですよね。
人間同様に火葬や土葬をして、きちんと供養してあげて下さいね。
著者情報
UCHINOCO編集部
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