雌猫の妊娠から出産まで
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妊娠から20日くらい
雌猫が妊娠したかどうか早い段階で知りたい方は、まず乳首を見てみましょう。妊娠している雌猫は、乳首が通常よりも赤く、尖ってきます。
そして、お腹周りも今までより太くなり始めるのもこの頃です。妊娠30日目ともなると、飼い主さんが目で見て分かるくらいのお腹になっています。
初めて雌猫に子供を産ませるという事で、不安も多いかと思われます。獣医さんに診てもらうのであれば、まだ精神的に安定しているこの頃が適しているでしょう。
妊娠から40日くらい
誰が見てもはっきりとお腹が大きい事が分かるのがこの位からです。雌猫の性格にもよりますが、気性の荒い子はより攻撃的になります。
猫自身も大きいお腹がただでさえストレスとなります。飼い主さんも気になるでしょうけれど、しょっちゅうお腹を触ったりするのはNGです。
ゴロンゴロンとよく横になりますので、そんな時も黙って見守ってあげましょう。
妊娠から50~60日くらい
妊娠から50日も過ぎると、そろそろ出産の時期が近づきます。お腹はパンパンになり赤ちゃんが動く胎動も感じられるでしょう。
ストレスを与えないように注意しましょう。この頃の雌猫は出産が間近なため、早産などを誘発してしまいます。
飼い主さんは雌猫の出産場所の確保をしてあげましょう。雌猫が出産する場所として選ぶのは、人目のつかない場所です。暗くて狭い場所を好んで出産しますので、段ボールなどで囲いバスタオルなどを敷いてあげて準備しておきましょう。
出産間際は?
妊娠から60日ほど経てば、いつお産が始まっても良い状態です。しきりにお尻を舐める、ご飯を食べなくなるなどの兆候が見られたらいよいよと思ってあげてください。
飼い主は何をしたらいいの?
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雌猫の出産で、基本飼い主さんは何もする事はありません。通常のお産は、一匹ずつ生み落としたら、胎盤に繋がったへその緒を雌猫が噛み切り、体を舐めてあげます。
ですが、まれに初めての出産でへその緒が上手く噛み切ってあげられない子もいます。そんな時は様子を見ながら飼い主さんがそっと手助けしてあげても良いかと考えます。
ここで注意したいのは、きちんと雌猫の様子を見る事です。警戒心をむき出しにしている様であれば、絶対に手を出してはいけません。
雌猫が妊娠する時期は?
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雌猫が妊娠する時期としては、年に2回1∼3月の春先と8~10月の秋口になります。これはあくまで平均ですが、今は外には出ない室内飼いの猫ちゃんもたくさんいます。
外には出ずに家の中だけで暮らしている猫ちゃんは季節の感覚が失われてしまうために、発情時期が不規則になるこも多いです。
妊娠してもいい時期とは?
基本的に雌猫は最初の発情期で妊娠する事ができます。一番適している時期としては、生後8か月は過ぎている事が理想です。
発情期が早く訪れてしまう雌猫は、生後4カ月くらいでも妊娠してしまいます。生後4カ月ですと、雌猫自体の体もとても小さく出産に向かうためのリスクは非常に高まります。
思いやりを持って見守りましょう!
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雌猫にとっても妊娠から出産までは相当に体力を使うでしょう。小さい身体で一生懸命命を繋ぐわけですから、飼い主さんとしても何かしてあげたくなる気持ちはお察しします。
ですが、ここで過保護は禁物です。もしもの時には手助けしても良いですが、それまでは黙って見守る事も愛情です。
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UCHINOCO編集部
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