好奇心いっぱいの冒険家!甘えん坊の猫種「トンキニーズ」とは?

ミンクのコートのようなしなやかな被毛を持つトンキニーズは、ヨーロッパやアメリカでも人気の猫です。お茶目で好奇心いっぱい、愛情深くて一緒に暮らしていると素敵な出来事がたくさん。そんなトンキニーズについての情報を紹介します。
2020年04月18日作成

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1. トンキニーズの基本情報

出典元:https://www.shutterstock.com/

トンキニーズ(Tonkinese)は、筋肉質ボディの中型セミフォーリンタイプの猫です。
輝くような美しい短毛でシャムネコに似ていますが、もっと丸みのある体型。
アーモンド型のつり上り気味の目を持っています。
目の色は「アクア色」と呼ばれる透き通ったブルーが有名ですが、濃いブルー、エメラルドグリーン、イエローグリーンなど多様な目の色の個体に出会えます。
寿命は普通の猫よりやや長く、15歳から17歳です。

2. トンキニーズの特徴や性格について

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トンキニーズは、筋肉質であるために見た目よりも抱き上げたときに重量感があります。
また、カシミアのような被毛の手触りから「ミンクのコートを抱えたようだ」と言われています。

トンキニーズの性格は、明るく活発です。
好奇心がとても強いので、あらゆるものに興味を示し、大胆になんでも追求し続けます。
うっかり外に出かけると好奇心を満たすためにとんでもなく遠くに行ってしまうこともあるので注意してくださいね。

家族に対する愛情が深く、従順な面を持っています。
投げたボールを持ってきたり、名前を呼ぶと飛んできたりとまるで犬のような面もあります。
攻撃的なところが少なく、子どもや他の猫、そして犬とも良い関係を築き上げる理想的な家族のメンバーです。
ただちょっと寂しがり屋。相手にしないといたずらをしてしまうことも。
いつも注目して欲しいんですね。

3. トンキニーズの歴史について

1930年にアメリカ人で猫の繁殖をしていたトンプソン氏がミャンマーでチョコレート色の雌猫を見つけます。
シャムネコの血を引き継いでいるということで、その雌猫にシャムネコを交配させました。
そのとき生まれた猫をさらにもう一度チョコレート色の雌猫と交配させました。
そのとき生まれた子猫のうち、全体が濃いブラウンの猫をトンキニーズとして発達させていきます。

しかし、輝くように美しい被毛が特色だったのに、交配を続けていくとだんだんと毛の色が淡くなってしまいました。
そのため、トンキニーズは猫種としてなかなか公認されないという時期が続きます。

そこで、さらに繁殖家たちは努力を続けます。
健康体のシャムネコとバーミーズの個体を選択してトンキニーズの改良を続けていき、猫種として安定させていきます。
そして1974年にやっとカナダで認定を受けました。
その後、アメリカ合衆国、ヨーロッパでも公認されていきます。

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4. トンキニーズ・気を付けるべき病気について

トンキニーズはシャムネコやバーミーズを基礎猫にして作られた猫です。
一般的にシャムネコやバーミーズは遺伝性疾患が多いため、トンキニーズの繁殖家はできるだけ遺伝子疾患を排除するように努力してきました。
そのため、トンキニーズは、シャムネコやバーミーズに比べ、遺伝性疾患が少ない猫になったのです。

トンキニーズは寿命が他の猫より長いのですが、どの猫も10歳を過ぎるとシニアの領域に入ります。
ですから高齢猫がかかりやすい病気に気をつけて、良い老後を過ごせるようにしてあげましょう。

高齢の猫がかかりやすい病気は尿結石、腎不全、心臓病などです。
水飲み場をあちらこちらに作って頻繁に新鮮な水をたっぷり飲む環境を作りましょう。
また、あまり動きたがらなくなるなどの症状があったらすぐに獣医さんに相談して、ケアをしてあげることが大切です。

5. トンキニーズ・食べ物の注意点

トンキニーズは筋肉質で、運動量も多い猫なので、高タンパク、高カロリーの食事を与えましょう。ただし、肥満になると循環器系の病気になりやすいので、注意しながら量を加減してくださいね。

また、長生きの猫ですから歯のケアも十分にしてあげてくださいね。
歯石がたまると歯の病気になりやすいので時々獣医さんに連れていきましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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