1人暮らしを理由に、猫を飼うことを諦めている人は多いのではないでしょうか。
実は、猫はその習性から1人暮らしでも飼いやすい動物です。ただし飼い方には注意が必要になります。
猫が1人暮らしでも飼いやすい3つの理由
猫は単独行動が得意
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猫は群れを作らずに単独で行動する習性をもっているので、一匹で過ごすことに抵抗がありません。日中に飼い主さんが家にいなくても平気なのです。
そして、猫は1日に14時間以上も寝ています。夜行性なので昼間のほとんどの時間は寝て過ごしているのです。
猫はトイレのしつけがしやすい
猫は決まったところで、トイレをする習性の持ち主。自分のウンチやオシッコの臭いがしたら、そこがトイレだと理解してくれます。このような習性のおかげで、猫のトイレのしつけ方はとてもかんたん。犬のように、トイレの場所を根気強く教える必要がありません。
ただし、いくら決まったところでしかトイレをしないといっても、そこが汚れていたら話は別です。猫は、とてもキレイ好き。トイレが汚れていたら嫌がり、他の所でウンチやオシッコをしてしまう原因になります。部屋の悪臭の原因にもなるので、トイレは常に清潔に保ちましょう。
猫は散歩へ行かなくても大丈夫
1人暮らしをしている人にとって、散歩へ行く時間を作るのは負担になるでしょう。猫は犬のように散歩へ行く必要がありません。
家の中にキャットタワーやおもちゃなど、猫が運動をしたり遊んだりできる環境をつくってあげれば充分です。
1泊以上家を空けるときはどうしたらいいの?
猫を置いて家を空ける場合は、2泊3日程度の外出ならえさと水を多めに与え、トイレを複数用意するなどしておけば1匹でもお留守番ができます。
長期間置の外出になる場合はホテルに預けるか、ペットシッターに世話を依頼するようにしましょう。
1人暮らしで猫を飼うときに必要なもの
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猫の飼い方で、どんな場合でも必要なものは、猫用の食器、猫用フード、トイレ、爪とぎ器です。そして1人暮らしの時に用意した方がいいものは、1匹で遊べるおもちゃ、キャットタワー、ケージです。
1人暮らしの場合、一緒に遊べる時間が限られるので、猫は運動不足になりがち。1人で遊べるおもちゃやキャットタワーがあることで、運動不足を解消することができます。
人間にとっては安全な家の中も、猫にとっては危険なことがあります。留守中の事故を防止するために、ケージがあれば安心です。特に好奇心旺盛な子猫のときは、留守の間はケージに入れておくようにしましょう。また、病気や怪我などで動き回ってはいけないときにもケージは必要になるので、必ず用意しましょう。
1人暮らしの猫の飼い方と注意点
「留守中はケージに入れておくから大丈夫」という油断は禁物です。1人暮らしの猫の飼い方で、常に注意して欲しいのが猫にとって安全な環境を整えることです。電気のコードは要注意。猫がじゃれついて感電してしまう原因になることがあります。コード類は猫がいたずらできないように配置したり、カバーを付けたりして対策しましょう。
ヒーターやストーブ、電気カーペットなどにも注意が必要。猫が火傷してしまう可能性があるので、飛び乗らないようにガードをつける、使用していないときは電源を切るなどしましょう。
その他、窓はしっかり閉めておく、猫が飲み込んでしまいそうな細かい物は箱などに入れておく、といったことも大切です。
しっかり愛情を与えながら育てることも大切です。いくら猫は1匹が得意な動物といっても、たくさん遊んであげることも必要。猫と一緒に過ごしているときに甘えてきたり、遊びに誘ってきたりしたときは、できる限り構ってあげましょう。
正しい飼い方で猫と一緒に快適な1人暮らしを
1人暮らしで猫を飼うときの飼い方、注意点を守り、一緒に楽しい1人暮らし生活を満喫しましょう。
きちんと愛情を持って大切に育てることで、あなたにとって猫はかけがいのないパートナーになるでしょう。
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UCHINOCO編集部
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