一人ぼっちの愛猫のために新しい仲間を迎えたい
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仕事でしょっちゅう家を空ける飼い主さんは、愛猫をひとりぼっちにして外出する時は、本当に胸が痛むでしょう。すでに飼っている愛猫のために、新しい仲間を迎えてあげたいけど、組み合わせなどを考えると軽はずみに判断もできませんよね。
ご心配の通り、確かに猫の組み合わせの相性は多少なりあります。ですがこれはあくまでも参考という事でご理解ください。必ずしもこれが正しいという事ではありません。猫にもそれぞれ性格があります。最初は仲が悪い様に見えても、一週間も経てば仲良しになってしまったケースもたくさんあります。
認識しておかなければならない事
まず最初に認識しておかなければいけない事は、猫は本来単独行動を好む動物です。飼い主さんから見て可哀相だと思っても、逆にもう一匹増える事の方がストレスになってしまう子もいます。先住猫がお年寄りの場合、後からくる子猫にまとわりつかれるのはちょっと可哀相です。
それから、もう一匹増える事による飼い主さんの金銭的な負担の増加です。普通から考えれば分かることですが、今までにかかっていた費用×頭数分という事になるのは覚悟しましょう。エサ代や消耗品費だけでなく、ワクチンなどにかかる病院費などもきちんと予算として考えておかなければいけない事です。
そしてもう一つ大事な事は、猫の居場所が十分に確保できるかという事です。猫は自分の縄張りに誰かがズケズケ入ってくる事をとても嫌います。常に一人でいられないという環境だとストレスもMAXになってしまうでしょう。もちろんのことですが、トイレも頭数分用意しましょう。
組み合わせの相性は?
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良い組み合わせ
比較的相性の良い組み合わせです。
・兄弟
・親子
・成猫同士のオスとメス
・成猫同士のメスとメス
・成猫(先住猫)と子猫(新入り)
兄弟や親子関係なら、何も問題はありません。むしろ、多頭飼いなら近親関係で飼う事が一番おすすめできます。猫自身もストレスを感じるという事は少なくて済むでしょう。
成猫同士の場合は、お互いに去勢手術などが済んでいる事が大前提です。去勢手術がきちんとされていれば、縄張りにこだわる事があまりありません。争いごとも少なく済むでしょう。
新入り猫はなるべくであれば子猫がおすすめです。先住猫がオスでもメスでも、子猫に攻撃的になるという事はあまりない様です。
悪い組み合わせ
次は相性の悪い組み合わせをご紹介します。
・成猫同士のオスとオス
・高齢な猫(先住猫)と子猫(新入り)
いきなり成猫のオス同士を飼うという事は避けた方が良いでしょう。縄張りの争いは本能としてオス猫にはあります。ちょっとした喧嘩では済まない事態になる事もあるでしょう。どうしても飼わなければいけない状況だったら、お互いの去勢手術は必須です。
先住猫がとても高齢な場合、新入りの猫が子猫だと争いごとの危険性はありませんが、その他の注意が必要でしょう。まとわりつかれるのがストレスになってしまうという事も考えられますし、新入りの子猫が何かしらのウイルスを持ち込んで感染してしまうと、高齢猫にとっては命に関わる危険性も出てきます。
猫同士が慣れるまでは目を離さずに
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多頭飼いがうまくいくまでは飼い主さんも目が離せず大変です。新入り猫が子猫だったりすると、どうしてもそちらばかり気にかけてしまいがちですが、あくまでも優先するのは先住猫という事だけは頭に置いておきましょう。元々の愛猫の精神状態が安定していれば、多頭飼い成功の近道になる事は間違いありません。
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UCHINOCO編集部
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