1. カオマニーの基本情報
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カオマニーはタイ語で「白い宝石」という意味です。長年タイ王国で大切に育てられてきた、白くて美しい身体が特徴の猫です。由緒正しき猫であり最近一般公開されました。タイでは人気なのですが、数が多くなく他の猫と比べても大変高価な価格がついています。
またすらっとした体型や美しい姿など、シャム猫と関係があるのではないかと言われていましたが、遺伝子的にも全く別の種類です。しかしタイの王宮で飼われていた猫であり同じような環境で育ってることから、共通点があってもおかしくありません。
カオマニーはその美しさだけではなく、守り神のような扱いで飼われていたとも言われています。優雅で美しい姿がタイの書物に載っていることも少なくありません。
2. カオマニーの特徴や性格
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基本的には毛色は白一色です。
しかし、生まれてくる子猫は縞模様や黒に白が混ざった子や、斑点がある子もいます。
淡い斑点を持って生まれた子は成長していくうちに消える場合もあります。
被毛は短いのですが、柔らかく手触りがいいので何度も撫でたくなります。
また目の色はイエローやブルーだけではなく、中にはオッドアイの目を持つカオマニーもいます。しかし青い目をしている場合、聴覚障害があることもあるので注意が必要です。
性格は社交的であり、積極的ではないのですが飼い主さんのそばにより足などに乗ってくることがあります。また他の猫がいても嫌がるわけではなく、一緒に楽しく過ごすことができます。留守番の多い飼い主さんの場合は、孤独になってしまうよりも他にも猫がいる方が楽しく過ごすことができます。
遊びも上手で、投げたおもちゃを自分で 掴んで持ってきてくれます。頭の回転の速い猫なのです。
3. カオマニーの歴史
タイ国原産のカオマニーの祖先とされる猫は、身体が白く「カオプロート」として、昔の書物にも出てきています。何世紀も前からタイ王国で飼われていたことが記録として残っています。昔からオッドアイの白猫は幸運をもたらすとされていて、その美しい姿からタイ国王宮を中心に飼育され外に広まることがなかったとされています。
さらに個体数も少なく、貴重とされていたため、海外に渡ることがなかったのだそうです。
2000年にアメリカ人がタイからアメリカへ輸入したことをきっかけに、イギリスやフランスにも渡り、世界的に知られるようになりました。現在ではアメリカだけではなくイギリスやフランスでも繁殖され、2015年に血統書登録がされました。タイを出ても美しい姿に魅了されることには変わりなくダイヤモンドアイと呼ばれています。
4. カオマニーの飼い方
カオマニーは短毛なのでお手入れがしやすいです。週に何回かコーミングしてあげましょう。
見た目は優雅ですが、とても元気で活発です。好奇心旺盛で運動が好きなのでキャットタワーなど用意すると良いです。
また人懐っこく、寂しがり屋なので長時間のひとりぼっちのお留守番には向いていません。
しかし、とても賢く社交的な性格であるため、他の猫やペットと仲良くすることが得意とされています。
5. カオマニー 気を付けるべき病気
白い毛が大きな特徴のため、皮膚がんへとつながる可能性があります。皮膚のチェックをするようにしましょう。
また目の色の種類がいくつかあるのですが、青い目を持つ場合聴覚障害の可能性があるので動物病院に診てもらうと良いでしょう。今では簡単な手術で直したり、定期的に訓練をすることにより改善されることが多いようです。
難聴や視力障害がある場合、声かけに反応しません。
危険を察知することができないため外飼いではなく室内で飼うようにしましょう。
6. カオマニー 食べ物の注意点
猫が長生きするかどうかは、食生活が大きく関わってきます。余分な脂肪は病気へとつながるため、できるだけ良質な動物性たんぱく質を多く含んだキャットフードを選ぶようにしてください。 また穀物の摂り過ぎは体に負担があるため、グレインフリーのものを選ぶと良いでしょう。
カオマニーも注意する点は他の猫と同じです。
おやつのあげすぎには気をつけましょう。
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UCHINOCO編集部
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