毛のない見た目がとっても個性的な猫!ドンスコイについて

無毛の猫として有名になってきているドンスコイ。どんな猫なの?性格や特徴は?ドンスコイのことを「もっと知りたい!」という思いにお答えします。 2018年08月22日作成

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ドンスコイの基本情報

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ドンスコイはロシアで最初に発見された猫です。
スフィンクスと同じように毛がない猫ということが最大の特徴です。
ドンスコイはドン・スフィンクスやドン・ヘアレスと呼ばれることもあります。

ドンスコイは2.5キロ~4キロくらいの猫で、猫の中では珍しく体に汗腺があります。
(ふつうの猫は足の裏にしか汗腺がない)
無毛の猫ではありますが、冬には胸としっぽの先に毛が生えます。

ドンスコイの特徴と性格について

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ドンスコイの特徴は毛がないというところです。
ロシアのブリーダーが発見した毛がない猫がドンスコイの起源です。
スフィンクスも同じように毛がない猫なので混同されやすいですが、スフィンクスの無毛が劣性遺伝なのと対称的にドンスコイの無毛は優性遺伝です。
また、大きな耳やアーモンド形の目、水かきがある足も特徴的ですね。

ドンスコイの性格は一言でいうと穏やか。
人懐こいところがあります。
また好奇心が旺盛で活発でもあります。
人間やほかのペットと一緒に過ごすことが好きです。
子どもとも仲良くできます。
ちょっと依存心が強い部分もありますので、寂しがらせないようにたくさん遊んであげましょう。
走り回れるような広い部屋やキャットタワーも大好きです。

ドンスコイは賢いのでしつけはしやすいです。
しかし依存心が強いので構ってほしすぎて高いところから飼い主にとびかかったり、床からジャンプしてしがみついたりもします。
家の中に長時間誰もいないという環境はドンスコイにとってはものすごくストレスになるのです。
出来たら多頭飼いがいいですね!

ドンスコイの歴史について

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ドンスコイはロシアのロストフ・オン・ドンという町で発見されました。
ある女性教師が子どもたちがサッカーボールとして蹴っていた袋から悲鳴が聞こえるのに気付いたのです。
袋の中には子猫がいました。
無毛の子猫です。
この子猫は無毛のまま成長しました。
この子猫がドンスコイの起源ということになります。

成長した子猫はやがて子どもを産みます。
毛のある子猫もいましたが成長するとともに毛が抜けていく子もいました。
毛のない子は病気だと推測され、処分されそうになります。
そのことを聞いたある猫のブリーダーがこの無毛の猫を引き取ります。
そしてこのブリーダーによって無毛の猫が新しい猫種だと発見されたのです。
ドンスコイは発見された場所の近くの川(ドン川)から名前を取ったと言われています。

ドンスコイの気を付けるべき病気について

ドンスコイは基本的には健康で病気にはなりにくいです。
しかしドンスコイの特徴でもある「無毛」が引き起こす病気もあります。
皮膚疾患ですね。
子猫や老猫では免疫力がないので皮膚に真菌や最近の感染が起こりやすくなってしまいます。
皮膚の清潔を心がけて、しわの間もきれいにぬぐってあげないといけません。
また皮膚を守る毛がないので、ダイレクトに皮膚に傷を作ってしまいます。
木製家具やオモチャのささくれにも気を付けてください。
紫外線も有害なので、UVカットのガラスを利用するなどの対策が必要です。

また、病気ではないのですが被毛がないせいで冬はすごく寒がります。
服を着せたり、室温の調節が必要です。
隙間風も防ぐようにしましょう。

ドンスコイの食べ物の注意点

ドンスコイの食事は普通の猫のフードで十分です。
動物性のたんぱく質やビタミンが多く入っているフードもお勧めですよ。
またストレス緩和に効果があるとされているカモミール入りのものも最適です。
猫は腎臓病になりやすいので、泌尿器系に効果があるとされているクランベリーが含まれているものもイイでしょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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