犬の暑さ対策はどうする?室内・室外の対策を紹介

犬の暑さ対策は悩みどころですね。ここでは室内や室外での犬の暑さ対策についてご紹介しています。簡単にできることばかりですから試してみてくださいね。
2018年05月06日作成

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1.犬の暑さの感じ方は?

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犬は人とは違い汗を体全体でかけない動物です。犬が汗をかけるのは足の裏だけになります。そのため、人のように汗をかいて体温をさげることが難しくなります。このことから、犬は暑さには弱く、人にとってそんなに暑いと感じない温度でも暑いと感じていることがあります。犬種にもよりますが、犬にとって快適な温度は18~22℃、湿度は60%以下です。これを超える温度、湿度になった場合には犬の暑さ対策を行うほうがいいでしょう。

例えば、犬がこんな行動をとるようになったら暑いと感じているといえます。「ハアハアと息づかいが荒くなる」、「フローリングなど冷たい床に寝そべる」、「水をたくさん飲むようになる」。とくにハアハアと息づかいが荒くなったり、冷たい床にお腹をつけて寝そべっているようなら、暑いと感じている可能性が高いです。このような行動を見つけたら、暑さ対策をしてあげるようにしましょう。

2.犬の暑さ対策、室内編

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室内での暑さ対策としては、主にこの3つを行います。「エアコンや扇風機などで部屋の空気を冷やしたり循環を良くする」こと、「犬が自分で体を冷やせるようにケージやよく過ごす場所にアルミマットや大理石マットなどの冷感のあるものを置いてあげる」こと、「飲み水をたっぷりと用意してあげる」ことです。

なかでも犬の暑さ対策で最も簡単に体を冷やせるのが、エアコンになります。エアコンは部屋全体を快適な温度、湿度にしてくれますから犬にとっても人にとっても過ごしやすい環境を作り出すのに役立ちます。エアコンがあれば、まずはエアコンをつけてみてくださいね。設定温度は人の場合には28℃が推奨されていますが、犬にとっては少し暑く感じるかもしれません。犬にとってのおすすめは27℃になります。ただ、冷えすぎも体調を崩す原因となりますから、扇風機などを使って冷気が特定の場所にとどまらないように注意しましょう。冷たい空気は下にたまりやすいですから、犬のいる床近くは意外と冷えすぎてしまうこともあります。

エアコンをずっとつけるのが心配だったり、エアコンがないお宅の場合には、アルミマットや大理石マットのように冷感のあるものに加えて、犬の側に水を入れた凍らせたペットボトルにタオルを巻いたものを置いてあげると過ごしやすくなります。また、エアコンを使わない場合には犬の体を冷やせるようにするだけではなく、空気が動き換気できる環境にしてあげることも大切です。部屋を閉め切ってしまうとどうしても気温が上がりすぎてしまいます。熱中症を引き起こすことにもなりますから、必ず、少し窓を開けておいて扇風機やサーキュレーターで空気が動き換気できるようにしておきましょう。

3.犬の暑さ対策、室外編

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犬を外飼いしている場合には、小屋に直射日光が当たらないように影を作れるものを設置したり、コンクリートの上に小屋を設置している場合にはすのこやウッドパネルなどを敷いてあげると温度の急上昇を防いで過ごしやすくなります。

また、飲み水もたっぷり多めに用意しておきましょう。ぬるくなりやすいですから氷を入れてあげたりすると喜びます。また、室内での対策でもご紹介しましたが、アルミマットや大理石マットのような冷感のあるものを置いてあげたり、凍らせたペットボトルを入れてあげるのもおすすめです。

外でスペースがあるようなら、水浴びも体を冷やすのには効果的です。水浴びで毛が濡れると気化熱が生じて涼しくすごせます。

4.犬の暑さ対策、やめたほうがいいものは?

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犬の暑さ対策で人がいいと思ってやっていても、犬にとっては有難迷惑というものもあります。どんな対策がこれにあたるのかというと、サマーカットです。サマーカットは人から見ると見た目が涼し気で、意外とかわいく見えますね。暑い季節になると、犬のためを思ってサマーカットに変える人も多いのではないでしょうか。ところが、サマーカットは犬にとってはかえって暑さを感じさせる原因となるものだったのです。

なぜなら、犬の毛には暑さから身を守るという役割もあるためです。例えば、散歩などで外出する場合、暑い季節には地面からの照り返しがきつかったりします。このとき、犬の毛が十分にあれば毛が断熱剤としての役割を発揮して体へ熱が伝わるのを遮断してくれます。サマーカットだと毛を短く刈り込んでいますから熱が直接体に伝わることになり、かえって暑く感じるようになります。

人は汗をかきますから、風が通るほうが涼しく感じられます。しかし、犬は体に汗をかきませんからサマーカットで通気性が良くなったとしても思うほど涼しくは感じられないのです。サマーカットにすると、見た目が新鮮でかわいく見えたりもしますが、そのままの毛の方が犬にとっては涼しいかもしれません。

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UCHINOCO編集部

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