猫は、室内を走り回るより、上下の運動が出来る部屋を好みます。
スペースさえ確保してあげると、自宅の中でも運動不足は解消できます。
健康のためにも愛猫にあった部屋作りのポイントをご紹介していきます。
室内飼いは運動不足になりやすい?
出典元:https://www.shutterstock.com/
いつも寝ているイメージの猫。
猫のなわばりは、もともと広くありません。
外猫や野良猫の場合は、日課のパトロールが欠かせないので運動量が多めです。
虫や敵に遭遇する確率もあがるため常に危険もいっぱい。
精神的・肉体的にも運動不足になりにくいのが外猫の特徴でしょう。
しかし、室内飼いの猫は比較的安全なので、つねに寝ていることが多くなります。
寝ている状態が多くなると、肥満や便秘に原因にも。
知らない人が来ない限り、神経をとがらせる必要なしの飼い猫の運動不足問題。
実は、家の中でも十分に運動不足は解消できるんですよ。
猫の運動不足解決には上下の運動が必要
猫は木に登るのが大好き。
先祖の猫が森や林の木で生活をしていたことから、高い所から眺めたりジャンプしたりが好きなのです。
このため、走り回ることよりも、上下に運動したほうが運動不足解消や精神的ストレスも少なくなります。
猫を飼っている部屋には、上下運動が出来るスペースを確保すると良いでしょう。
簡単に設置ができるのは「キャットタワー」です。
ペットショップやホームセンター通販で気軽に購入できます。
床に置くシンプルなタイプから、突っ張り棒で天井に固定するタイプまで様々です。
爪が研げる物や、空間があって猫が入れる工夫がされている物など、
素材も猫に優しい作りの物が多いので、子猫から成猫まで使えます。
1つあれば重宝するアイテムですよ。
性格や性別で判断する方法も
毛の短い短毛種は、比較的に運動量が多い活発で動き回りまわるので、運動スペースを多めに確保すると良いでしょう。
階段があるお宅は、階段をつかって運動させるものおすすめです。
毛の長い長毛種は、おっとりしているので運動不足になりやすいです。
激しい運動を嫌い、ゆっくりとした動作を好むので、出窓などをつかって、外を眺められる工夫をしても良いかもしれません。
オス猫はやんちゃなため、運動量も多いですが、メス猫は成猫になるにつれて大人しくなります。
成猫になると、おもちゃに興味を示さなくなる猫も多いです。
できるだけ高い場所に登らせて、運動不足の解消を図りましょう。
猫の運動量をふやすための工夫
出典元:https://www.shutterstock.com/
市販のキャットタワー以外にできる運動不足解消の部屋作りをご紹介します。
・家具を階段状に配置してみる
・猫がジャンプできるように障害物を置く
・部屋のドアをあけて走れるスペースも確保する
・外が眺められるような工夫も大切
猫の五感を刺激することも大切です。
飼い猫の場合は、敵も少なく安全に暮らしているので、野良猫のように五感を使う必要がありません。
猫の五感とは…嗅覚・視覚・味覚・聴覚・触角とあります。
刺激の無い毎日は猫だって退屈です。
飼い主が定期的に遊ぶことはもちろんですが、おもちゃの変更など、何かを変える新鮮さが無いと猫も飽きます。
中には部屋の模様替えすら動じない猫もいるくらいです。
DVDなどで鳥や小動物の動画で、興味を持たせてあげるのもおすすめです。
ただし!子猫の動画などを見せると嫉妬するので控えた方が良いですよ。
猫の場合。五感で大切なのが触角のヒゲ。
根もとに多くの神経がある感触器です。
顔だけでなく全身に生えているのが特徴で、猫のしなやかな動きや平行感覚もヒゲによって動いています。間違っても切ってはいけませんので注意しましょう。
手作りにもチャレンジしてみよう
出典元:https://www.shutterstock.com/
市販で売られているキャットタワー。
実はぐらつきがあるものが置く安定感がないのが特徴です。
デザインが部屋とマッチしないなどデメリットもあります。
そこで、全体のバランスや、部屋にあった物を置きたいのであれば手作りキャットタワーにチャレンジしましょう。
費用も既製品より安いのでチャレンジしてみてはいかがですか?。
天板の枚数など自由にカスタマイズできることや、L字金具と天板で、飾り棚を壁に取りつけるなど方法も沢山。
壁に穴を開けたくない人には、ラックを買ってきてカゴを設置するだけでも猫は満足します。
椅子や、ハシゴなどを置いておくとよいでしょう。
登ったり降りたりできる場所をたくさん作って猫の運動量を増やして上げましょう。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。